リビング・デッド サバイバー

解説・あらすじ

ゾンビが蔓延する世界に取り残された男女の戦いを描いたフランス製サバイバルスリラー。元恋人から私物を取り戻すため彼女のパーティに仕方なく参加したサム。人が苦手な彼は、奥の部屋に逃げ込みいつの間にか眠り込んでしまう。翌朝、サムが目覚めると周囲は血だらけで、彼以外の人間は全員ゾンビ化してしまっていた。建物に立てこもり、いつ来るかわからないゾンビの襲撃や食糧不足に悩まされながら、他の生存者を探す孤独な日々。やがて、ついに生存者のサラと巡り合うが……。出演は「パーソナル・ショッパー」のアンデルシュ・ダニエルセン・リー、「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」のゴルシフテ・ファラハニ、「ポンヌフの恋人」のドニ・ラバン。

2018年製作/93分/フランス
原題または英題:The Night Eats the World

スタッフ・キャスト

監督
ドミニク・ロッシャー
製作
キャロル・スコッタ
原作
ピット・アガーメン
脚本
ギョーム・ルマン
ドミニク・ロッシャー
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映画レビュー

3.0ライアン・ゴズリング似の主人公。しかし、髭を剃った後は全然似てなかった。

2025年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

斬新

 元カノの部屋に預けてあったのはカセットテープ。音楽だけではなく、家族の会話など人の声をコレクションしたものだった。そんな宝物を見つけた至福の時も束の間、目覚めるとゾンビだらけの世界に変貌を遂げていた。マンションの一室を根城として閉じ込めた一人のゾンビ・アルフレッドとともに孤独の時間を過ごす。かき集めた缶詰などの非常食は十分だったが、孤独に耐え切れず、静寂を破りドラムを叩いたりして音を作り出すサム。しかし、大きな音にゾンビはマンションの外に集まってくる・・・

 ゾンビ作品の中にあって特徴的なのは、全く移動しないこと。ゾンビの大群を恐れて外には出られないのだ。猫は感染してないものの、サムには近寄って来ない。数週間が過ぎて、突如現れた女性サラ。しかし、誤って散弾銃を放ってしまうサム。瀕死のサラを救い、マンションの屋根伝いで一人旅している話を聞くが、移動しないことを選ぶサムだった。

 孤独との戦いといったテーマで抒情的に描かれている、一風変わったゾンビ映画。危険な旅をする価値はあるのか?と、サラの行動に心打たれたサムの心情が面白い。人は一人では生きていけないものだから・・・

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kossy

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