ボヘミアン・ラプソディのレビュー・感想・評価
全1503件中、201~220件目を表示
【ボラプ】公開されてから1年経ったけれど我が家では色褪せることなく...
【ボラプ】公開されてから1年経ったけれど我が家では色褪せることなくQueen色に変わりました。
映画館では20回ほど。
DVDも何度も見返すがやっぱり映画館で観る事が一番。
【文句のない傑作。中学生時代からのQueenファンとしては感慨無量という言葉に尽きる作品でもある。】
ー 劇場では2回鑑賞 ラストシーンは2度とも落涙す。多くは語れず。ロックンロール好きならば。必見である作品だと思う。ー
<2018年11月 9日 劇場にて鑑賞>
<2018年12月27日 劇場にて(重低音・振動)再鑑賞>
<2021年5月8日 別媒体にて再観賞>
音楽の力
話の筋も分かっていて、ラストどうなるかも知っている。だのに、ライブエイドのモノマネ映像に涙してしまう。ライブ直前にフレディの告白からの「ボヘミアンラプソディー」は、その心情と歌詞が相まって涙が止まらない。
「オーケストラ!」という作品でも同感覚の涙が出た。それはプロットでもなく演者でもなく、「音楽の力」だと言わざるを得ない。
出っ歯が完全にコントにしか見えないし、フレディは自業自得なんだけど、これからもずっと語り継がれていくQUEENとフレディは、この作品でその未来を決定づけられたのは間違いない。
素晴らしい再現性とオリジナリティ
正直、この作品は観ないでおこうと思っていた。
何故ならクイーンが純粋に好きだからである。
故にビジネス色が濃厚そうな、
辛辣に言えばクイーンで一儲けしようと考えている背景を勝手に想像していたので避けていた。
しかし、信頼する人からの推奨で渋々観に行ったが、そんなチープな偏見を打ち砕くほどのクオリティとオリジナリティだった。
役者たちが全身全霊で演じているのを感じるし、
ただ事実の羅列するではなく、作品としての絶妙な工夫を感じる。
何度も観て、追憶と斬新を深めていきたい作品だった。
QUEENは好きだけど映画としては微妙
期待外れでした…!
大ファンではないけれど、ほぼ全曲知っている&Live Aidも何度か見ている、人間関係や恋人、エイズなど基本的な知識がある状態で観ました。
まるでバイオグラフィーをなぞる様に淡々と進む、受動的なストーリーテリング。
フレディの苦悩や葛藤、曲が完成するまでの過程、それに付随する物語が深く掘り下げられず軽すぎる。特になんの苦労もなく、モーツァルトのように曲がぽんぽんと浮かんでしまう見せ方は残念…。
ただ、ラストのLive Aidはテンションが上がる!QUEENの音楽はやっぱりかっこいい!!
が、しかし、ここに至るまでのストーリーが陳腐だったので、あれ、なんで違う人が演じてるバージョンのLive Aidを観てるんだ?となってしまった。むしろライブシーン長いよ、とすら思ってしまった…。
これはエンディングシーンで評価が高い映画なのではないかなぁと思っている。
あのLive AidのシーンはQUEENの音楽の効果であって、映画として印象に残る表現方法やストーリー展開などを感じなかったので残念。
爽快感溢れる!内容がわかりやすい!(感情移入できます)
とにかく見た後の爽快感が凄かったです。
丁寧に説明してるけどテンポ感がとても良いし、シリアスなところもサラッと進むので、理解と展開がスッ!と頭に入ってきました。
おかげで前知識ない人も置いてかれないし、知ってる人もストレスにならないかなと思います。
また多くの人が絶賛していますが、最後のライブ・エイドのシーンは本当に興奮しました。(泣きました)
これは、劇中で
出会い→工夫→成功への階段→挫折・苦悩・仲違い→それを乗り越えた成功と絆→クライマックス
という一連の流れがあり、事前情報があったが故のことだと思います。クライマックスではまるで「泣いていいんだぞ!」と言われているようでした。
Queen好きならもちろん、Queenを知らない方なら知るきっかけにしてほしい映画です。
素晴らしい音楽
時間の関係で久しぶりにまた観てみた。私はクイーンの大ファンではなく、数曲知っている程度の知識だけれど、映画を観てフレディーの人生に対する興味がわき、素晴らしいバンドだったことがよく理解きた。彼らの曲が、各シーンの雰囲気にピッタリ合っていた。始め、ラミ・マレック演じる若い頃のフレディーが出てきた時はちょっと違和感があったけれど、演技は口ぱくではなく、本当に歌っているように見えて素晴らしかった。本物さんの方がちょっとかっこいい。他のメンバーもすごく似ていて驚く。
ライヴ・エイドの感動
単に曲がヒットし成功することだけを夢見る野心と熱気に満ちた無邪気な若者たちが、一縷のチャンスを掴み王道を歩み始めた時、メンバーの一人・フレディ・マーキュリーの強烈な個性が、伝説のバンド“クイーン”を生み天界へと羽搏かせました。
ただフレディの我儘で自分勝手で気紛れで傲慢で独善的で傍若無人の言動に、周囲が翻弄され振り回されます。
しかしその着眼の天才性、その敏捷な行動力、その鬼気迫る感情表現には、クイーンのメンバーや関係者も脱帽し敬服せざるを得ません。唯我独尊に只管に孤高の道を突き進むフレディのその姿は、凛々しく神々しくもありつつ、どこか哀感と寂寥感、そして悲壮感が漂ってきます。
彼の言動に耐えられず、気の置けない者が一人ずつ去っていき周りに誰もいなくなっていく孤独、疎外感に苛まれながら、それでも己の信念を貫く壮烈で凄惨な生き様。その性向は徐々に心身を蝕んでいきます。華やかな栄光に包まれながら、半面での鬱々たる苦悩の日々。其処に生じた心の大きな空白に愕然とした時、激しい葛藤と相克を経て彼が最後に求め頼ったものこそ、極めて人間臭い、人との「絆」=Familyでした。
既に残された時間が僅かになったことを自覚しながらも、漸く心の安らぎを得た彼が、鬱積したエネルギーを最後に爆発させた場こそ、1985年7月13日に催された20世紀最大のチャリティーコンサート「ライヴ・エイド」。本作のクライマックスである、そのシーンこそ不世出の英傑・フレディ・マーキュリーの一世一代の晴れ舞台でした。
ライヴ・エイドのロングカットでは、観ていても焦熱と風圧がスクリーンから押し寄せ、しかも徐々に高まり強まっていくのを実感し、「We are the champion」では鳥肌が立ち思わず戦慄き身を乗り出し心が波打ち震えました。顫動しました。
それまでのフレディの長い長い紆余曲折の道程があったればこそ、この滔々と湧きあがる感動を齎したのだと思います。
その性格、その性志向、その嗜好、率直に言って得心できる処の皆無な人物ゆえに感情移入など全く出来ず、共感できたとは到底言えませんが、一人の偉大な狂気の天才の生き様には、素朴な感動と凄烈な人物像の記憶を強烈に刷り込ませました。
また彼の暗鬱な生の終末を一切捨象し、栄光の絶頂であったライヴ・エイドで終わらせる鮮やかな編集手法ゆえに、どちらかというと陰鬱で悲惨なストーリーにも関わらず、観終えた後に清澄で爽快な印象が残ります。
心に響く、名曲の数々!
最初から最後まで、
クイーンの歌に包まれていた!
成功の裏には孤独と苦悩があり、
それが歌詞からも痛いほど伝わってくる!
後半は、涙が止まらなかった!
LIVE AIDのコンサートは、感動の嵐!
これは絶対、映画館で見るべし!
この臨場感は他では味わえないよ!
フレディの声はやっぱりスゴイ。
ストーリーを楽しむのではなく、フレディの声を深く感じるための拡張デバイス的な作品。お陰でしっかりとライブエイド シーンにて泣かせていただきました。
すべては伝説的なパフォーマー、フレディマーキュリーの声、そして彼が乗り移ったかのようなラミマレックの演技に尽きる。
マイアミが音量を上げるトコ、ちゃんと入っててサイコー。ブライアンメイ似過ぎ(笑)
見終わったら必ずQUEENのCD引っ張り出したくなる。
全てがラストのライブシーンのための伏線
素晴らしい作品だと思う。
曲自体が持つチカラが凄まじいので、曲だけでも存分に楽しめると思うけど、それがフレディの人生と重ねる事でエグいぐらいの感動が生まれる。
全てがラストのライブシーンのための伏線、と言っても過言ではないくらいに、ラストに持っていかれる。
マイケルしかり。その時代の長者になってからの怪しい取り巻き達のせいで没落人生への道を進む事になるあたりが、「フレディもだったのか!?」という感じでとてもスペクタクル。
あと、時代も悪く、同性愛者に対する世間の偏見が刺さる。
伝言ゲームミス
クイーン「懐かしい!!」、ライブエイド「スゴイ!!」が伝言ゲーム的に
⇒「この映画、最高!!感動!!」に変わってしまったとしか思えない。
結局、賢く・偉いのはこのメンバー二人とパートナーのメアリーの存在でしかない。
しかし、このメンバー二人は映画制作に関わっているから「忖度」で良い人と描かれているのか?!と勘ぐってしまった。
改めて色々稼げたと思うので、結局1番賢いのは間違いない。
歯が出過ぎて口元までおかしいし、フレディはもっとぽっちゃり大柄なのにイメージが全然違う。小石田純一やリトル清原みたいに見える。
クイーンのライブ映像観れば良かった。
久し振りに見る駄作
少し遅れて見たが、こんなにつまらない映画はないというレベルであった。
私自身Queen好きだが、いくら映画だからといってもフレディの描写が偏り過ぎている。
ライブシーンも役者は頑張っているが、音源が繋ぎ合わせだから、「音楽」としては40点。当たり前だが、音楽はアーティスト(Queen)の体から湧き出るもの。俳優では表現できない。
Queenの伝記的に見るにしても20点だし、音楽的に見ても40点。周りの評価があまりにも良いので見てみたが、何を伝えたい映画なのかさっぱり分からなかった。
むしろ不快感すら感じてしまった映画は久し振りであり、世間のこの映画への評価に疑問を感じてしまった。
善き思い、善き言葉、善き行ない、を心がけろ
映画「ボヘミアン・ラプソディ」(ブライアン・シンガー監督)から。
世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルの伝記なのだが、
私は当時、フォークソング(かぐや姫など)に夢中で、
あまりロックを聴かなかったからかもしれないが、
この作品を絶賛し、何度も映画館に足を運んだ、という人たちとは
ちょっと違った視点で、鑑賞したかもしれない。
映画として考えた時、こういった伝記ものは、
苦労して、世に認められて、自惚れて、我儘となり、
独立するが、最後は孤立したり、アルコールや薬物に依存したり、
という、ややもすれば「自業自得」的な結末を迎えるが、
それをストーリーに仕立てて、映画にすると、
知らなくてもよかった、知らなければよかった部分も見え隠れ、
なんだか、ヒーローがヒーローで無くなる気がしてならない。
冒頭、厳格な父親が、フレディ・マーキュリーにこう諭す。
「善き思い、善き言葉、善き行ない、を心がけろ」
このフレーズは、何回か登場するので、キーワードに違いないけれど、
まだ若かった彼は「それを守っていいことあった?」と言い返す。
なぜかこの親子の会話がとても印象に残っている。
ロックだから、破茶滅茶に生き方や考え方をしてもいい、ではなく、
「善き思い、善き言葉、善き行ない」をどこか心の片隅にあったら、
もっともっと長生きして、素晴らしい曲を作り出したかもしれないな。
(すみません、素人が勝手なことを書いてます・・)
ライブエイドへのプレリュード
事実を元にしたフィクションであって、
色々と映画的に改変されているところは良かった。
とても見やすくテンポ良くなっている。
ところどころでクイーンの楽曲のレコーディングシーンやライブシーンで曲がかかり、ミュージカルのような展開をしていく。
ラストのライブエイドはもはやパブリックビューイング状態。
だがそれが良い!
終始楽しい映画。音楽の力って凄い。
こんなのズルい。
正直に言って登場人物の気持ちというか、行動原理に「?」が多かった。
そんで、ある程度の浮き沈みはあれど、抑圧された展開からの最終盤のLIVE AID。
あのカタルシスというか、絶対に感動させる構成はズルい。
全ての人を肯定するというか、生きることを賛えるような演奏。
もう本編がどうだったかとかじゃなく、
最後のコンサートの素晴らしさに全ての印象を持っていかれた感じ。
伝説的なバンドの、後世に残る伝記映画だと思う。
全1503件中、201~220件目を表示