翔んで埼玉

ALLTIME BEST

劇場公開日:

翔んで埼玉

解説

「パタリロ!」で知られる漫画家の魔夜峰央が1982年、当時自らも居を構えていた埼玉県を自虐的に描いたギャグ漫画として発表し、30年以上を経た2015年に復刊されるとSNSなどで反響を呼んだ「翔んで埼玉」を、二階堂ふみとGACKTの主演で実写映画化。かつて東京都民からひどい迫害を受けた埼玉県民は、身を潜めてひっそりと暮らしていた。東京都知事の息子で、東京のトップ高校である白鵬堂学院の生徒会長を務める壇ノ浦百美は、ある日、アメリカ帰りで容姿端麗な謎の転校生・麻実麗と出会う。百美は麻実に淡い恋心を抱き、互いに惹かれあっていく。しかし、麻実が埼玉県出身であったという衝撃の事実を百美が知ってしまい、2人は東京と埼玉の県境で引き裂かれることとなってしまうが……。二階堂が男性である百美役をGACKTが麻実役をそれぞれ演じる。監督は「のだめカンタービレ」シリーズ、「テルマエ・ロマエ」シリーズの武内英樹。

2019年製作/107分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2019年2月22日

スタッフ・キャスト

監督
原作
魔夜峰央
脚本
徳永友一
製作
石原隆
村松秀信
遠藤圭介
プロデューサー
若松央樹
古郡真也
撮影
谷川創平
照明
李家俊理
録音
加藤大和
美術
あべ木陽次
美術プロデューサー
三竹寛典
古川重人
美術進行
森田誠之
装飾
竹原丈二
人物デザイン監修
柘植伊佐夫
衣装デザイン
柘植伊佐夫
衣装
田中まゆみ
ヘアメイク
塚原ひろの
千葉友子
タナベコウタ
VFXプロデューサー
赤羽智史
編集
河村信二
音楽
Face 2 fAKE
主題歌
はなわ
ミュージックエディター
小西善行
サウンドエディター
伊東晃
フォーリーアーティスト
伊東晃
記録
渡辺美恵
監督補
森脇智延
助監督
楢木野礼
制作担当
碓井祐介
アソシエイトプロデューサー
片山令子
高木由佳
ラインプロデューサー
関口周平
全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第43回 日本アカデミー賞(2020年)

受賞

最優秀監督賞 武内英樹
最優秀脚本賞 徳永友一

ノミネート

最優秀作品賞  
最優秀主演男優賞 GACKT
最優秀主演女優賞 二階堂ふみ
最優秀助演男優賞 伊勢谷友介
詳細情報を表示

インタビュー

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15
  • 画像16
  • 画像17
  • 画像18
  • 画像19
  • 画像20
  • 画像21
  • 画像22

(C)2019 映画「翔んで埼玉」製作委員会

映画レビュー

3.5埼玉県民は面白いですね。

2020年4月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

埼玉県ってそんな駄目なとこだろうか。なんでそんなに自尊心が低いのかよくわからない。自分は神奈川県民なのであまり埼玉県に行かないのでよくわからないな、と思っていたのだが、本作を見てなるほどと思った。行かないのは要するに行っても見るものがないということだと。無個性であることが自尊心の低さになっているのだが、本作はそんな無個性を揶揄することで逆に埼玉に強烈な個性を与えることに成功していると言えるかもしれない。この映画を観れば、「埼玉県民おもしれーなー」とやっぱり思うわけだし。クライマックスに提示される「全国総埼玉化計画」は現代社会に対して皮肉が効いている。どこに行っても同じお店が並び、同じような風景ばかりになってしまった。確かに日本は埼玉化しているのかもしれないと思った。
GACKTと二階堂ふみのハマり具合は素晴らしかった。GACKTは画面にいるだけでそこが異空間のようになる。この映画に欠かせない存在だった。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
杉本穂高

3.5GACKTという稀有な生き物。

2019年3月29日
PCから投稿

笑える

楽しい

魔夜峰央の荒唐無稽なギャグマンガがまさかのリバイバルヒットなり、まさかの実写映画化。正直、ここまでちゃんとやってくれるとは思っていなかった。なんとも失礼な話だが。

観終わって何かを残す映画もあるが、全力でバカげたことをやり切っていて、深みみたいなものを一切感じさせないのがいい。それも出演している役者陣が求められていることをきっちりとこなしているからで、終始、職人芸を愛でるような気持ちで鑑賞していた。

中でも得難い人材だと感心したのがGACKT。よくもまあマンガでしか成立しないような生き物をかくも完璧に演じることができるものだと感動すら覚えた。ただしその感動も後を引くようなものでなく、サラサラと脳から滑り落ちていく。その気楽な塩梅も、普通に力の入った熱演では醸し出せるものではない。GACKTが提示する非現実な佇まいが最良の形で活かされた稀有な企画だったのではないか。いや、GACKTについて詳しくないので、実はこんなことは朝飯前なのかも知れませんが。

コメントする (0件)
共感した! 39件)
村山章

4.0可愛い百美(二階堂ふみ)と格好良い麗(GACKT)

2024年10月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

寝られる

都市伝説と言われる百美(二階堂ふみ)や麗(GACKT)の物語も面白いが、それを車の中のラジオで聞いたり夫婦げんかしたりする菅原家(Bro.TOM、麻生久美子、島崎遥香)の現代パートがなかなか面白い。

序盤から笑える。
途中、百美がサイタマラリヤにかかって東京に向かうあたりで、個人的に睡魔に襲われ、ちょっとウトウトしてしまった。目覚めたら百美が回復していた。
クライマックス、GACKTさんと伊勢谷友介さんがそれぞれ扮するキャラクターでの、さいたま VS 千葉の出身地対決が、体育祭のようなノリで楽しい。
エンディングに流れる主題歌「埼玉県のうた」(はなわ)も笑える。

とても氣に入った。
ボーイズラブというていであるが、演じている役者が二階堂ふみとGACKTのカップルだからなのか全然受け入れられる。
自分が住んでる場所を棚に上げて、東京って田舎に囲まれているんだなあと、あらためて思った。

大画面で迫力を楽しむタイプの作品ではないけれど、繰り返しの視聴に耐えられる凝った装飾やビジュアルが魅力的で、百美がほどよく可愛いく、麗がほどよく格好良い。
続編が楽しみ。

コメントする 1件)
共感した! 26件)
Don-chan

「翔んで埼玉」シリーズ関連作品