雪の華

退屈なストーリーと、表面的で魅力の無いキャラクターで、しんどいです。歌をモチーフに映画を作れという、お仕事映画の域を出ないと思います。「雪の華」は日本的な泣かせるメロディーの曲ですが、フィンランドフィンランド煩く、製作者が気取って浮ついている気がしました。具合が悪いなら遥々北欧まで行けますかね、搭乗中の場面も全カットで、舐めているねかなという印象です。

あんないい女があんなふうにしたら普通の男は理性は保てないよねぇぇ

今年は「雪の華」を見て中条あやみさんの相手役が三代目の人だと知って驚きました。
一見、怖そうで、ぶっきらぼうで、でも優しい　劇中の台詞にあった通りの男性を見事に演じていて、女の子は、みんな好きだよって共感できました。
母親に言われる台詞なのですが「小さいころから、好きなタイプだったよね」って
それだけで好きになる理由にちゃんとなってるって思いました。
最後は昔から見たがっていた「オーロラ」より、好きな人に会いたい気持ちが勝るものです。
ラストは海外でなくても、よかった気がします。あの状況で彼女の所にたどり着けた事や、渡航費用が、よくあったなとか、かえって不自然に感じました。
エンディング曲が流れる中、彼女を抱えて外に出るシーンは、とっても好きです。「私、長生きしそうな気がする」はよかったですネ。
欲を言えば、彼女を思って雪の中を走っている時、回想シーン中に「助けてって言えば誰か助けてくれるの？」ってとこをいれてほしかった。
「助けて」と叫んでもどうにもならない事ってあるよな…ってズシっときました。

映画になり、よかったなと思います。思いは通じるそんな内容の作品でした