未来を乗り換えた男
劇場公開日:2019年1月12日
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解説
「東ベルリンから来た女」で知られるドイツの名匠クリスティアン・ペッツォルト監督が、ファシズムの風が吹き荒れたナチスによる史実と現代の難民問題を重ね合わせ、祖国を追われた人々が希望を求めてさまよう姿をサスペンスフルに描いたドラマ。原作は、1930~40年代にかけて、ナチス政権下のドイツから亡命した小説家アンナ・セーガースによる「トランジット」。ドイツで吹き荒れるファシズムから逃れてフランスにやってきた青年ゲオルクは、パリからマルセイユへと流れ着く。偶然の成り行きから、パリのホテルで自殺した亡命作家ヴァイデルに成りすますことになったゲオルクは、そのまま船に乗ってメキシコへ行こうと思い立つ。そんな時、必死に人捜しをしている黒いコート姿の女性マリーと出会ったゲオルクは、ミステリアスな雰囲気を漂わせる彼女に心を奪われる。夫を捜しているというマリーだったが、その夫こそゲオルクが成りすましているヴァイデルのことだった。2018年・第68回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品作品。
2018年製作/102分/G/ドイツ・フランス合作
原題または英題:Transit
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:2019年1月12日
スタッフ・キャスト
- 監督
- クリスティアン・ペッツォルト
- 製作
- フロリアン・コールナー・フォン・グストルフ
- ミヒャエル・ベバー
- 原作
- アンナ・ゼーガース
- 脚本
- クリスティアン・ペッツォルト
- 撮影
- ハンス・フロム
- 編集
- ベッティナ・ベーラー
- 音楽
- シュテファン・ビル
受賞歴
第68回 ベルリン国際映画祭(2018年)
出品
コンペティション部門 出品作品 | クリスティアン・ペッツォルト |
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