アナと雪の女王2のレビュー・感想・評価
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感想が難しい。
純粋に感想としては、エルサがまた1人抱えて、重く強く生きていくことに、寂しさを感じた。でも一方でエルサにパートナーが急に発生しても嫌だっただろうな。
民族的な話も、おそらくアメリカと原住民族の関係性を表すような流れに感じるが、最終的にはアナ側たちの非を認めているが、都合よく持っていっている結末に違和感があった。また、その責任を祖父とダムに全て押しつけている流れにも引っかかりがあった。一方でどういった結末だった納得がいったのかと言われても、難しい。
2の方が好き
1よりも考察したくなる展開が多くて個人的には2の方が好き。何度も見返したくなる。
特に面白いなと思ったのは最初のシーンで子供のアナとエルサが雪でやっていたごっこ遊びが後の展開とリンクしていること。
「いなくなった妖精が叫ぶ」
これは亡くなった母親(もしくはアートハランに隠された母親の記憶)が謎の声でエルサを呼び寄せた事と繋がる。
「妖精の女王が目覚め魔法を打ち破ってみんなを救うのよ」とユニコーンに乗った妖精を作る。
これがエルサが自分が精霊である事を自覚し水の精霊(馬)に乗ってアレンデールを押し寄せる波から守った姿とそっくり。
「それでみんな結婚する」とアナが言って抱きしめた雪人形から王子様だけがポロっと落ちてしまったのはハンスはアナの運命の人ではなかったことを暗示している。
そして最後はクリストフがアナにプロポーズ。マティアス中尉もアレンデールに住む女性と記念写真を撮った事から結婚したと思われる。
最後、姉妹が別々になってエルサは精霊としてノーサルドラの民の暮らしを支え、アナがアレンデールの女王になって国を守る結末は納得できた。
両親の船で防水の筒を探すシーンでは戸棚や引き出しを開けるエルサに対して、アナは柱や壁を調べて簡単に見つけてしまう。両親はアナが女王になると思って教え育てていたのだろうと頷ける。
姉妹が一生一緒に暮らすのはあまり現実的ではないし、エルサは週1で帰ってくるのも変わらず繋がっていく未来が浮かんでほっこり。
ただこれで本当に終わりかと思うと寂しい。
メッセージが強すぎて、エンタメ感が薄れている。
アナ雪は社会現象とも言える作品になったが、こちらの2は、あまり話題にならなかった印象がある。
何故、ならなかったのか。
個人的な見終わった感想は「お、おう……」と言った感じで、確かに1のようなカタルシスは無かった。
では何故そうだったのか。
個人的に感じた疑問を箇条書きにしてみた。
・2人の主人公の物語が並行で進む割りに、混じり合うのが最後の最後なので、視点のブレが酷い。特に3人目扱いのクリストフは、物語の蚊帳の外で、彼のパートは進行の妨げになっている。
・エルサは1で気づいた真実の愛を蔑ろにしがち。声が聞こえても周りには黙っているし、一般人に危ない事はさせられないとアナとオラフを突き落とす。クリストフに至っては話もせずに置いて行く。3年の月日は、彼女から魔法の力への偏見を取り除いても、コミュニケーションの向上は出来なかったようだ。
・エルサの魔法の秘密は、明かされるようで明かされない。魔法の森⇄王国の架け橋として生を受け、だから第5の精霊に選ばれたってのは……。BDで両親がエルサの事を語るシーンがあるらしいが、そこを削ってしまった事で、エルサの魔法への深度が浅くなってしまっているように感じた。あと、魔法の森の住民であるノーサルドラの人々は、精霊の力と共に生きてきただけで、精霊の力を自由に使える人種ではない。だからこそ、アートハランでの描き方を丁寧に行う必要があるはずなのだが……。
・同じ境遇のアナは、エルサの対比のポジションの為に、一般人の代表になっているように感じる。
・クリストフは、物語の進行において、ただただ邪魔。コメディパート担当なのは分かるが、格好良い女性キャラの対比に貶められている。
色々書いたが、この作品の根幹は、やはり、
・歴史修正と民族間融和の意義
・自分らしく生きられる場所を探す事の素晴らしさ
の2点とも言える。
そのメッセージ自体は、やはり大切な問題であり、蔑ろにする事は出来ない。
ただ、大事なメッセージを二つともエルサに担わせているので、アナ居る?ってなってしまう。
音楽は前回と同じ作曲の為、世界観を崩す事はない。特に後半の曲も良い。特に「みせて、あなたを」は、「イントゥジアンノウン」よりも、よほど名曲だ。物語の根幹の曲の為、マーケティングで使えないのが悔やまれただろう。
盛り込むべき強いメッセージのせいで、物語がぼやけてしまう。
近年のディズニーはエンタメを蔑ろにしがちにも感じ、社会性へのアプローチに踊らされているようだ。
結局、つまらなくもないし、メッセージも大切だが、普通程度の作品と言った印象を受けてしまった。
子供ならもう少し違う捉え方をするかも知れないけど、作品全体がダークな印象なのと、視点がブレるせいで、キャラ物程度の印象しか与えられないのかなぁとも感じてしまった。
p.s.
セクハラを容認する訳ではないが、ラセターが抜けてから、ぼやけた物語が増えたように感じる。ラセターが抜けたのか、それとも多様性時代に配慮しなければいけないものが増えたからなのか。
しっかり変化のある二作目
インクレディブルにアナのごとくババッとなんでも凍らせるフロゾンというヒーローが出てくる。ボードを履いてて目前を凍らせながら滑走する。その凍結の使途は解るのだが、凍らせなきゃ進まないゆえに、眼にも止まらぬ速さで凍結路をつくり──滑ってゆく。それが妙に笑えて、鷹揚な黒人キャラクターもいい感じだった。どうでもいいことだが、アナがババッと凍らせるたび、フロゾンを思い出してしまうのであった。
ところで、初作は日本で爆発的ヒットした。バカうけと言ってよかった。今回もそうだが、商標のタイアップをあちこちで見かけた──厖大な販権をも差し置けることが明白だった。歌へも需要が集約し、民間ではスコアと歌詞が乱舞した。ボロ儲け状態だったと思う。
多言語をつなげた歌動画がバイラルになったとき、なぜか日本はもっともいいポジションにいた。フォルテシモの母音だらけのパートで、多く外国人にもari no mama no sugata miseru-noyoの強い聞こえが好かれた。他の部位では形無しだったと思う。動画にはコンペティションの狙いもあり、世界中で日本語がステキだと褒められた。が、他愛ない話であって、そんな瑣末なことで言語がステキかステキではないか速断されても困る──と思った。
うがち過ぎかも知れないが日本市場への意識が感じられる映画である。キャラクターに鼻梁がない。アングロサクソンには見えず、眼には日本のマンガを経由したと感じられる造形がある。
キャラクター成形が円や球に占められ、なよやか。
幼児がいる屋内が角を養生していることがあるがディズニーの低年齢層向けアニメにも、その「感じ」がある。
ただし先端恐怖症というほどではないがオラフの人参は気になった。
映画中唯一の鋭角で、この種のことは気になると止まない。こっちを向かないでほしいと願った。
今年の冬も日本中の親たちがオラフをつくらなきゃならない──かもしれない。重要なのはいわゆる普通の人参=五寸人参を選ばないこと──ではなかろうか。完成サイズが大きいと身も心も凍りつく。迷わずミニキャロットにしとくべきだと思う。
命なき物に魂を与える映像美。
ディズニーアニメーションの原点にして究極のマジックを心ゆくまで堪能することができた。
CGアニメーションとして更にリアリティを増した映像は実写と区別がつかない。
特に海の水飛沫や風、逆光で透ける葉や髪などの表現で、前作から更に目まぐるしい進化を感じた。
それらリアルな映像が生き生きと動き出す。水飛沫は馬となり、岩は巨人に、風は精霊に、氷は美しい彫像になる。
映像が現実と見まごう程リアルであるからこそ、アニメーションになった時のマジックが映える。
ディズニーアニメの集大成とも言えるような見事な映像表現だった。
ストーリーも前作と変わらずテンポよく、特に前半はコミカルな表現も小気味よく入っていて没入させられた。
中盤からのシリアスな展開も、人種問題など現代に通底したテーマをうまく取り入れていた。
ただ惜しむらくは、終盤の展開が駆け足でご都合主義に見えてしまう点だろう。
ディズニーアニメには野暮なツッコミかもしれないが、現実の人種問題が泥沼化しているだけに終盤の解決法は「そんな上手くいくはずがない」と思えてしまった。
それくらいナイーブやテーマなので、尺を伸ばしてでも深掘りして欲しかったところ。
もちろんフィクションなので、このへんの捉え方は人によって分かれるだろう。
ミュージカルの要素が強くなった本作。
前作にも負けないくらいエルサが歌う主題歌が素晴らしかった。
CMで散々聴いていたにも関わらず、サビの演出では自然に鳥肌が立っていた。
総評。
前作の高いハードルに負けず劣らずの名作。
安易な続編にせず、前作の謎を補完したストーリー展開も見事だった。
ディズニー恐るべし。
アナの物語
公開時、評価が分かれていたのであまり期待せずに観たけど、個人的には前作よりも好きだった。
もちろん前作で描かれた女性(マイノリティー)の解放を踏まえての続編だけど、本作はマジョリティー側であるアナの成長を描いていて、2本合わせて一つの作品という感じ。
あえて言うなら、橋から落ちそうになったアナに一番先に手を差し伸べるのはクリストフで良くね?とは思ったかな。
あのヒット作が時空を超えたアドベンチャーに‼︎
前作よりもよりアドベンチャー的に進化。
面白かったけど小さな子供も楽しめる前作よりやや話が難しくなっている気がした。
映像の美しさはさすが!個人的には海の上を駆け抜けるシーンが好きです。
曲は前作のほうがキャッチーで良かったかな!?
ヒット作の続編がオリジナルを上回ることは本当にマレフィセント2。最...
ヒット作の続編がオリジナルを上回ることは本当にマレフィセント2。最近だけでも、インクレディブルファミリー、シュガーラッシュ・オンライン、アントマン&ワスプ、デッドプール2などほぼ全滅状態(唯一の例外はパディントン2)。北の台地の精霊由来の大雑把な話には誰も期待してないからいいとして、序盤中盤は「アナ雪、お前も自粛か」レベルのもたつきで不安的中。国民に周知してから旅立つとか、ファンタジーなのにコンプライアンス守りすぎ。唐突な歌い出しはお母さんといっしょファミリーコンサート級だし、クリストフの恋や回想タイミングはまじKY。。。でもそこはしぶといディズニー。終盤のエルサ→アナパートは、練りに練ったさすがの展開と迫力で、評価はV字回復。川下りも海越えも新アトラクション用の商売根性?いいえ、本作は全世界5億人のアラサー女性のためのなりきりミュージカルだからこれで正解。あなたはエルサ?アナ?それともかずえ?"Do the Next Right Thing"、今回は魔法を持たないアナで決まり。結果、ⅡはⅠを下回らなかった数少ない続編に認定されました。ついでに松たか子のしぶとさも本物でした。
アナ雪に対するディズニーの本気度を感じる!
2作目は面白くない、という、
私の中のジンクスがふっ飛んでいったわ!
前作のインパクトが強すぎて、
最初は、前の方が良いのでは?と思ったが、
話が進むうちに、
ストーリーの奥深さや映像の美しさに
引き込まれていく。
アナとエルサの姉妹愛や
2人がそれぞれのやり方で
国を守ろうとする様、
水、風、火、大地の精霊と
それをつなぐ5つ目の精霊の話…
とても良くストーリーができています!
歌は、Let it goの方が好きかな。
ここから、メインの曲が始まったか〜
という唐突感があったもの。
さぁ、今度は、日本語版で
松たか子の歌唱力を見てみよう!
Do the next right thing. 映像美に感動‼️
大ヒットしたアナ雪の続編が配信になったので観賞しました。
とにかく映像が綺麗!ホントおっそろしいぐらい綺麗なんです。最近netflixで「攻殻機動隊」という3Dアニメを観たのですが、内容は面白いにしても正直3Dアニメって違和感あって苦手だなぁって思ってました。でも、本作は全く違和感を感じない。違和感を感じていない事に途中まで気が付かないぐらいに感じない。むしろ綺麗と思ってしまいます。特に最後のダム崩壊のシーンはゾワゾワするぐらいに綺麗でした。同じ3Dアニメというフォーマットのはずなのに何なんでしょう、この違いは。本当に不思議です。
アナ雪と言えば歌なんでしょうけど、それに関してはやっぱり1に軍配が上がりますね。ちょっとキャッチーさに欠けるというか。でも、主題歌の「Into the unknown」を歌っていたのがPanic! at the disco‼️2018年に「High Hopes」がヒットしたからでしょうね(因みにホンダのアコードのCMソング)。ずっと好きだったバンドが再び脚光を浴びるのは嬉しい限りです。
本作はエルサが自分の居場所を見付ける為の物語ですよね。アートハランへ渡るシーンはカッコいいの一言。アナが失意の中から自分にできることを考え、一歩一歩立ち上がっていく姿も好きでした。
でも個人的にはクリストフなんですよね。指輪がなかなか渡せず、アナと話せば違う意味にとらえられ・・・上手くいかずに可哀想!でも、岩の巨人からアナを助け出した時には理由も聞かずアナに協力して、男っぷりが上がったなと思いました。80年代PV風の歌は秀逸です。子供づれの親狙いかな?
個人的にディズニーアニメはあまり観ていないのですが、素人が観てもちゃんと楽しめる作品を作ってるってのは相当レベルの高い事だと思いました。そして映像のレベルは本当に半端ない。何だかんだでディズニーってスゴいですね!
1作目よりも面白かった。
エルサの仕草や表情がすんごい可愛くなってきた。
1作目よりはヒットしてないと思いますが、私は1作目よりも好きです。3回映画館でみてしまいました!笑
特にエルサが「見せて、あなたを」を歌っているシーンとっても感動します。歌も1作目より好きかなぁ〜
そしてオラフがいい役をしていました。
アナもエルサのことが大好きなんだー!って伝わる映画でした。笑笑
フィフス・エレメント
エルサとアナは小さい頃お父さんから聴いた魔法の森のお話を思い出し、それから突然ある歌声が聴こえる様になったエルサ。
その歌声にはエルサ出生の秘密が隠されていた。
今回は出番エルサ7、アナ3の様な活躍配分の物語で、両親の秘密やある争いの秘密が明らかになる等、かなりアドベンチャー要素があるお話になっております。
映像美はさらに進化。
前作の「ありのままで」よりインパクトある歌は無いものの、しっかりその物語の場所のイメージさは前作よりはあったと思う。
退屈になりそうな時間帯はオラフが楽しませてくれるのはさすが。
マイナスとすれば、エルサ、アナ、オラフまでは許すが、クリストフ&トナカイまでの歌は要らないかな。
少しミュージカル・パートは減らして頂きたかった。
私とすれば物語インパクト無しの前作よりかはかなり良かったと思います。
キャラクターの成長
大ヒット作品の続編。そもそも何故エルサに力が与えられたのか?両親の死に潜む謎とは?
アナとクリストフの恋物語もあり、盛りだくさんな内容です。誰もがちょっとは気になる、おとぎ話の「続き」。いつまでもいつまでも幸せに暮らしましたとさ、では終わらせなかった、なかなか斬新な作りだなぁと感心いたしました。
アナとクリストフのエピソードがちょっとわざとらしすぎてイマイチかなと思ったのと、エルサの意固地さも際立っていて、途中若干、「みんなキャラ変したな」と思っちゃいましたが、観終わった後には、ああ、成長したのだと実感。
お互いを理解するところで終わった前作から、個々の成長と旅立ちへ。トイストーリー4と通じるものを感じました。
ちょっと寂しいような気もするけれど、祝福したい!
ディズニーも夢の続きを見せてくれますねぇ〜。
前作よりすき
2のほうが好きなのは、1を映画館で見ていないのもあると思います。
あとはディズニーの中では圧倒的にノートルダムの鐘が好きで、いわゆるディズニーらしいのが苦手なことは大きいです。
1の最終的にみんな一緒でめでたしの感じよりも、離れて暮らす家族の形もあるよね、という現実的な終わりが柔軟で個人的には好きでした。一生会えない距離じゃないですし。適材適所で過ごすほうが、エルサがずっと気にしていた、自分らしさは貫いてる感じがします。アナもあんなにみんなでいることにこだわっていたけれど、その選択を受け入れることはそれこそ家族愛だなとも感じました。
音楽も迫力がありました。
シリアスな内容になった分、クリストフとオラフのおちゃめ感が丁度よかったです。
難しいかと思いましたが、2歳の娘も夢中で見ていました。
まあ
女王の座を妹に引き継がせて,
あとお願いって
んーって思ったけど、
それは,しょうがないか。
最後は別れて暮らすのねって。
最近よくある設定。
1のままだと,2人揃って幸せでよかったのにと思ってしまう。
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