メリー・ポピンズ リターンズ

劇場公開日:

メリー・ポピンズ リターンズ

解説

アカデミー賞5部門に輝いた1964年公開の名作ディズニー映画「メリー・ポピンズ」の20年後を描いた続編。大恐慌時代のロンドン。バンクス家の長男マイケルは今では家庭を持つ父親となり、かつて父や祖父が働いていたロンドンのフィデリティ銀行で臨時の仕事に就いていた。しかし現在のバンクス家に金銭的な余裕はなく、さらにマイケルは妻を亡くしたばかりで家の中も荒れ放題。そこへ追い打ちをかけるように、融資の返済期限切れで家まで失う大ピンチに陥ってしまう。そんな彼らの前に、あの「ほぼ完璧な魔法使い」メリー・ポピンズが風に乗って舞い降りてくる。主人公メリー・ポピンズを「プラダを着た悪魔」のエミリー・ブラントが演じるほか、共演にも「キングスマン」のコリン・ファース、「マンマ・ミーア!」のメリル・ストリープ、「007 スペクター」のベン・ウィショーら豪華キャストが集結。前作でメリーの親友バートを演じたディック・バン・ダイクも出演する。監督は「シカゴ」「パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉」といった大ヒット映画のほか、舞台演出家・振付師としても活躍するロブ・マーシャル。

2018年製作/131分/G/アメリカ
原題または英題:Mary Poppins Returns
配給:ディズニー
劇場公開日:2019年2月1日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第91回 アカデミー賞(2019年)

ノミネート

美術賞  
衣装デザイン賞 サンディ・パウエル
作曲賞 マーク・シェイマン
主題歌賞

第76回 ゴールデングローブ賞(2019年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) リン=マニュエル・ミランダ
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) エミリー・ブラント
最優秀作曲賞 マーク・シェイマン
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映画レビュー

3.5ベンとエミリーの可愛らしさは異常事態。

2019年3月28日
PCから投稿

楽しい

幸せ

ミュージカル舞台に主演していたローラ・ミシェル・ケリーが素晴らしかったので、新ポピンズは彼女がいいんじゃないかと思っていたのだが、エミリー・ブラントのポピンズも素晴らしくて、彼女のオールマイティっぷりに舌を巻いた。

オリジナルの世界観やスタイルを踏襲していて、この時代に実写と古い手描き風のアニメの共演が見られたりするのも微笑ましいし、大人パートを担うはずのベン・ウィショーとエミリー・モーティマーのあの可愛らしさは何なのか。もはや人類の限界を突破したのではないか。

残念なところがあったとすれば、基本的に新曲で勝負しようとした製作陣の意気込みは買うが、正直、記憶に残る曲がなかったこと。とはいえ音楽の良し悪しこそ人の好みに左右されるので、あくまでも個人的な残念ポイントだと思いますが。

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村山章

5.0咲いてる桜は山桜ダネッ♥️

2024年11月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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共感した! 3件)
マサシ

2.0まいった。ひとつも面白くない

2024年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

きっとこの映画は私のような擦れた大人には刺さらない作品なのだろう。近ごろエミリー・ブラントの活躍が凄すぎて、興味津々だったのだが、『メリーポピンズ』自体は未見のまま作品世界をよく理解しないまま見にいったのが凶と出たようだ。

例えば外国人には藤子・F・不二雄の世界観は理解できないかもしれない。妙なモンスターが少年と同居して、日常が過ぎていくお話しなんて。
私のお友達にもミュージカルが理解できない人がいるが、突然歌い踊り出すことに理由なんてない。楽しければそれでいいのだ。

メリーはよく解らない存在。ナニーと言って、欧米の上流階級には、子供のしつけ教育係が住込みでいたようで、シッターとも、ヘルパーとも違う。で、親は安心して仕事や社交界のお付き合いにうつつを抜かすという運びだ。スカーレット・ヨハンソン主演の『私がクマにキレた理由』の原題は『The Nanny Diaries』だった。
確かに、スカジョが突然傘をさして空から降りてくるシーンがあったり、よく理解できない展開があったが、あれは『メリーポピンズ』の引用だったのね。大学を卒業したものの就職が決まらず、現実逃避の手段としてセレブの子供の世話係という職を選んだ彼女の悲哀を綴る物語だった。つまり、現実に向き合って生きていれば『メリーポピンズ』のような生き方は絶対にできない。でも、子供たちの心をわしづかみにして去っていくのがお約束。相変わらず、よく分からない存在としてこの映画でも不思議な能力を披露している。

映画自体を見ていなくても、様々なシーンで刷り込まれている。聞いたことのある音楽だったり、見たことのあるシチュエーションは全部この映画の影響だったのだ。次々と新しいキャラクターが生まれているディズニーの映画も、『ダンボ』や『ピノキオ』といった捨てがたいキャラクターがいて、うまく現代によみがえらせて、次の50年を創っていきたい精神が見て取れる。『メリーポピンズ』は、次の50年を生きてはいけなかったようだ。

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うそつきかもめ

1.0古き良き、は今面白いと同意ではない

2024年2月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

そもそも64年のオリジナル「メリー・ポピンズ」を観たのも、本作の監督がロブ・マーシャルだったからだ。
「シカゴ」や「SAYURI」のような、情感と外連味にあふれる舞台的な演出を観たいと思ったからだ。

さすがに振り付け師だけあって、点灯人たちのダンスシーンは、彼らしくゴージャスでアクロバティックだった。でも致命的に脚本がつまらないんだよねー。

なにかと比べられるけど、エミリー・ブラントのメリーも可愛いと思うし、歌だって上手い。
ロイヤル・ドルトン・ミュージック・ホールでのダンスも良かったよ。あれも思えば「シカゴ」っぽい振り付けだったな。
でも本当に話がつまらないんだよねー。

細かいところは文句のつけようがないくらいにこだわってるし、ダンス全般素晴らしいんだけど。
前作をリスペクトし過ぎてるのか、現代社会にそぐわない話を繰り返してるのが、本当に観てて辛かった。

子どもが観て大丈夫な内容に、ロブ・マーシャルの持っている魅力が乗せきれてない感じ。
ドロドロした大人の感情の方が、彼の演出と相性が良いんだと思う。

近代家族の幻想が変革期を迎える現代において、その「近代家族」を再生させようとする物語が古臭いのは仕方ないことなのかもしれない。
劇中アニメと実写を融合させた前作へのリスペクトが、わかっちゃいるけど「今更感」なのと同じだ。

ロブ・マーシャル自身は続編に意欲を示してるみたいだけど、彼にはもっとダークなミュージカルとか、サスペンス・ミュージカルとか、違ったジャンルや新しいジャンルのミュージカル映画を撮ってもらいたいなぁ。

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つとみ

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