パンク侍、斬られて候のレビュー・感想・評価
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ぶっとんでる〜
クドカンのハズレ作。前半はテンポよくどうなるんだろーとかドキドキしながら見れたが、中盤からちょっとぶっ飛びすぎ。ろん=殺された民の娘 であることは予想できたが、どっから作戦だったの?茶に仕えるとこから?ちゃんと教えて欲しいなー。主要メンバーの中に渋川清彦、村上淳がいたのはなんか嬉しかった。トヨエツのあの感じ、いいなぁ。ナレーター、猿が誰なのかずっと観察してたけど、最後までわからなかった。永瀬正敏だったとは!!
いつの間にか
現代語や横文字のセリフや原作のト書きをそのままナレーションに使うなど、最初の方では「あー失敗した」と思うんだけど、後半に行くほどスピード感やカオス度が増して気がつけば物語の中に引っ張り込まれている。
クドカンのポップさに石井岳龍のアナーキーでパンクな作風が深みと色をつけていて、訳がわからないのに目が離せないカルト的な展開に。
面白いかと聞かれれば正直微妙だけど、今のご時世にこれだけの“奇作”を発表したのはスゴイと思う。
ぶっとんだ時代劇
ぶっ飛んだ時代劇、現代を織り交ぜた言葉やノリになっている。
ナレーションでもちょいちょい笑わせに来る。
笑いは木更津キャッツアイや銀魂のような(一緒にされたくない方ごめんなさい)ウェ〜〜イ的なものである。ノリとしてはとても好き。衣装やセットにも凄くこだわりを感じる。役者含め、豪華だなあと思う。
しかし、途中途中きもちわるいシーンがある。なんだそれ…ええ…とちょっと引いてしまう。カップルでは見ないほうが良いかも。凄く微妙な空気になると思う。
話もぶっ飛んではいるものの、オチが予想出来てしまう。ああ、うん、そうでしょうね。うん。だと思った。と一人でうなずいてしまった。
このままのノリで、正統派なストーリーだと良かったかなと思う。
町田康
原作の独特な世界観にどう斬り込むんだろうとドキドキしながら観た映画。でもキャラ個性もでてて社会風刺もしっかり効いて壮大さもそこそこ。なかなかちゃんとつくってあるなぁと感じました。綾野剛頑張った感あり。
舞台でやった方が良い
パンクがどうした…ごちゃごちゃのネタ振ったキャストからすでにどうでも良くなってしまう。
金は掛かってはいるものの、雰囲気とけれん味がメインのコメディ作品。
ナレーションで笑いを誘うやり方もどうかと思う。
キャストは豪華だが、それがどうしたと言いたくなる内容。
猿がしゃべり、アホな超能力者がアホな信者と猿を殺しまくる。
勢いはあるものの、別段飛び抜けて印象に残る事もない。
自分で考えず、流行りに飛び付き、はらふりしているアホ信者説明の件は少しだけ腹に落ちた。
内容はともかく、演技が芝居っぽかったので、尺を短くして舞台でやった方が正当な評価を得たと思う。
派手なエフェクトは出来なくても、面白くできるのでは?
劇場公開時はエンドロール最後まで観なかった人も多そう。
カオス
こんな展開誰も読めねぇってw
予想の斜め上どころじゃないww
綾野剛の演技やアクションは本当に凄いし、染谷翔太と浅野忠信の狂気染みた演技は見事としか言えない。だけど、しゃべる猿が出てきたあたりからの展開がぶっ飛び過ぎててついていけませんでした。
面白いかつまらないかは置いといて、カオスでお馬鹿な映画です。
自分は苦手
You!! 無いならでっち上げちゃいなよ!?
狂信的集団、腹ふり党が黒和藩に災いを今後もたらすと言うことで腹ふり党専門家兼浪人:掛十之進が黒和藩に仕官する事から始まる物語。
時代劇を現代的におふざけモードにして、馬鹿馬鹿しい話にした活劇である。
綾野剛、染谷将太、豊川悦司、浅野忠信、東出昌大、北川景子、國村隼など豪華俳優陣がクスクス笑いの為、真面目顔にてふざけ演じている。これを観る側が受け入れられるか否かで評価はかなり分かれます。
脚本もクドカンらしい内容。脚本的には質が高い。話も二転三転。途中ジャニー喜多川がいたら、「無いなら作っちゃいなよ!」と言うであろう展開。嘘も方便。
私個人的にも脚本は嫌いでは無いです。
ですが、何事にも説明ナレーションが多すぎて面白さ半減。後半になればなるほどウザい。
また、映画全体のイメージが分かっていて、クスクス笑いの為にキチンと演じている派(綾野、染谷、豊川、浅野)とは対象的に、役割が分かっていない派(國村、北川、永瀬)の演技がかなりつまらない。ふざけ切れていない。
皆同じベクトルで笑いを取ろうとする意識であれば別映画「翔んで埼玉」の方がかなり上だ。
あと、テンポも悪い。
惜しいなぁ。これだけ金掛けて。
言えるのはそれだけ。
パンク時代劇、ハチャメチャで候
誇り高き侍道『MIFUNE』を先に見てしまったせいか、そのハチャメチャな時代劇に唖然呆然。
でも、元々リアリティーなんて求めてないし、そういう作品だと分かってたので、それはそれで別にいい。
ハッタリ&インチキ大合戦とブッ飛んだ登場人物が入り乱れ、一応は退屈せずに見れた。
とある小藩にふらりとやって来た自称“超人的剣客”の浪人・掛は、新興宗教団体“腹ふり党”の脅威を訴え、藩に取り入ろうとするが、家老・内藤にその魂胆を見破られる。
しかし内藤はそれを利用してライバル家老を失脚させるが、腹ふり党がとうの昔に壊滅していた事が判明。
今更、いい加減な浪人の嘘っぱちだなんて言えやしない。
そこで、腹ふり党の残党を探し出し、党復活をでっち上げる…!
見る前は話もいまいちよく分からなかったが、見てみるとそう訳の分からんもんでもない。
要は、嘘を付いたら、嘘がバレ、己の保身の為にその嘘を本当にしようとする。
一応は計画は上手くいったのだが、思わぬ事態に。
でっち上げで復活した腹ふり党はあっという間に信者と勢力を拡大。
藩に侵攻し、藩の大ピンチに!
藩が討伐の為に手を組んだのは、人の言葉を話す大猿・大臼(でうす)率いる猿軍団…!?
はい、もう、ハチャメチャを通り越して、何でもありです…。
とにかく、ブッ飛んだ強烈キャラのオンパレード。
事の発端の嘘の張本人で、剣の腕も嘘っぱちかと思いきや、確かに剣の腕は立つ主人公・掛を筆頭に、
腹黒家老、ミイラ取りがミイラになるすぐ気絶する腰抜け侍、自惚れで純情な隠密、信じられないほどのアホだが実は超能力者、顔を見て吹き出しちゃNGな元腹ふり党幹部、仕える謎の美女…。
もはや、キテレツさん、いらっしゃ~い!状態。
中でも特筆すべきはやはり、ナレーション兼の大猿・大臼。
登場するや否やシュールになるが、実は登場キャラの中で最も論理的で正論。
猿の方が人間よりまともという実に皮肉めいた設定。
綾野剛、北川景子、東出昌大、染谷将太、浅野忠信、國村準、豊川悦司、永瀬正敏ら豪華な面々が怪演。
石井岳龍監督と宮藤官九郎脚本の下、ハイテンションとシュールな笑いと荒唐無稽な展開で話は突き進む。
アクション、CG、特殊メイクも駆使し、クライマックスは思ってた以上の大合戦。
綾野と北川のロマンスは蛇足的に感じたが、実は冒頭の伏線でラストにオチが…と言っても、すぐ分かったが。
バカと嘘と猿の大合戦だが、結構皮肉もピリリと効いている。
私利私欲の企みや、藩への不満から怪しい団体の教えに熱狂する民たち…。
酷評目立ち、大して期待しないで見たので、思いの外面白く見れたのだが、それも中盤過ぎ、ラストまで。
このハチャメチャ荒唐無稽が面白味なのだが、何だか支離滅裂、収拾つかずといった感じに。
どんどん意味不明、オチもまるで別ジャンルに。
途中まではそれなりに面白かったのに、着地に失敗、結局何をやりたかったんだ…?
何だか凄く、惜しいと言うか、残念と言うか、
タイトルに掛けて言うなら、
パンク時代劇、酷評されて候。
人間の面白さ
町田康の原作イメージが強すぎて、破天荒すぎるから、映画化どうなるんだろうと思ってたけど、原作に忠実で再現度高かった。
映像化、大成功とは言えない気もするけど原作が原作だからな。。
綾野剛以外の役者がめちゃくちゃよくてキャラの説得力と味の濃さがとにかく凄く、印象的だった。
東出のアホボン感、國村準の渋みの妙、近藤公園の固さ、染谷の軽さ、トヨエツの腹黒さと間抜けさ、そして浅野忠信のキレっぷり。
若葉の無邪気さも怖かったなぁ。
それらと比べると猿(永瀬)のまあ尊いこと。
ちっちゃい人間だらけの破天荒な争い、楽しませていただきました。
くだらない大賞確定
くだらないであろうことは重々分かっていても、我々8mm映画自主制作とパンクロックの全盛期に青春期を過ごした世代としては、町田康の原作を宮藤官九郎の脚本で石井岳龍(聰亙)が撮ったとなれば観ないという選択が許されない。ので「ハン・ソロ」を振ってこっちを観たのだが、まあ圧倒的にハンパなく吹っ切れたくだらなさにおそれいりました。どの役者も全てとんでもない演技で勝負してきていて圧倒される。綾野剛と染谷将太は予想はしていたが、豊悦と浅野忠信の演技にはどうしちゃったの?という感じ。まあ脚本家も役者も皆んながラリっていることは間違いない。そんだけ石井聰亙という監督がレジェンドであったのだなぁ・・としみじみさえしてしまう。
なんなんだこのクソ映画は!w(いい意味で)
映画館で笑ったwwww 東出くんは昔の人の役は似合う! 染谷将太と若葉竜也と渋川さん、浅野さんが面白すぎたwww 付き人の二人マジで好き過ぎる。 永瀬さんの猿も印象的。まぁ、最後は......w 笑いと興奮だらけの2時間でしたw
観る前からわかっていたことさ
舞台は江戸時代。
超人的剣客、掛十之進が旅の道中で遭遇した黒和藩の政治的闘争を端に勃発した新興宗教「腹ふり党」との戦いを描いた超絶カオスアクションムービー。
「脚本:宮藤官九郎」と「豪華キャスト」の二文字に踊らされ鑑賞した今作。
かの迷作「真夜中の弥次さん喜多さん」クラスのトラウマカオスムービーが爆誕。
とりあえず意味不明だが、ちらっと調べたところ原作もそもそもカオスな作品のようである意味忠実な再現なのかもしれない笑。
ストーリーとかアクションとか捻り出せないほどに訳の分からない展開が多かった作品のため多くは語れないが、奇声や謎の言動を繰り返す茶山半郎を演じた浅野忠信の奇人っぷりが発揮された演技や猿にしてはめちゃくちゃ低くて良い声を出す永瀬正敏の声のみの出演なとが良かったと思う。
とりあえず疲れてる時に観るのは絶対に控えた方がいいと思う作品笑。
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