海の底からモナムール

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海の底からモナムール

解説

エリック・ロメール監督作などの映画音楽を手がけたことで知られるフランスのロナン・ジル監督の長編第2作で、日本を舞台にオール日本人キャスト&全編日本語で撮りあげた純愛ホラー。瀬戸内海のとある島。10年前、イジメに遭って崖から飛び降りた女子高生ミユキは、当時思いを寄せていたタクマに「ただ愛されたい」という一心で、17歳の姿のまま海底を漂っている。ある日、タクマが友人や恋人たちと共に、卒業後初めて島に帰って来る。島では去年、ミユキやタクマの同級生だったリカが溺死していた。タクマたちは周囲の忠告も聞かず、浜でキャンプを始めるが……。「曇天に笑う」の桐山漣がタクマ、「青の帰り道」の清水くるみがミユキをそれぞれ演じる。

2017年製作/84分/日本・フランス合作
配給:アルミード
劇場公開日:2020年12月4日

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(C)Besoin d'Amour Film Partners

映画レビュー

3.5【”愛されたいの・・、と10年前と同じ制服姿でミユキはあの島の海岸で、僕に言った・・” 幻想優美な、愛する人を忘れられない若き女性の幽霊譚。真綿で首をゆっくり絞められるような映画です。】

2021年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

■感想<Caution‼ 内容に思いっきり、触れています。>  ・物語の構成はシンプルである。  高校生時代、地味だった女子高生ミユキ(清水くるみ)が想いを寄せていたタクマ(桐山蓮)に想いを告げるも、想いは伝わらず、同級生達に揶揄われ、島の崖から身を投げる。  10年後の夏、タクマと同級生だったマツ(前野朋哉)は二人の彼女、カオリ(三津谷葉子)とトモヨ(杉野希妃:又、映画作ってくれませんか?)を連れ、島に戻り、”あの海岸”でキャンプをするが・・。  ・ミユキを且つて苛めた同級生のリカは、”あの海で"溺死し、タクマの恋人、カオリも夜な夜なミユキに生き血を吸われ、弱って行く・・。 ー ストローで鼻から血を吸われるのは、嫌だなあ・・。ー  ・且つて、ミユキを苛めていた事をタクマに告白するマツも・・。  ◆今作は、アメリカの多くのホラー映画のような、スプラッター映画ではない。   ミユキの姿は、10年前の高校生の制服姿のままであるのだが、じわりじわりと恐怖が忍び寄って来る・・。  フランス人のロラン・ジル監督は、小泉八雲の「怪談」をイメージしていたのではないか・・。 <幻想優美な、哀しき女子高生の、愛する人を忘れられない幽霊譚。> <2021年3月28日 刈谷日劇にて鑑賞>

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NOBU

4.0美少女幽霊のダーティプレイ。

2021年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

劇場で見終わったあと、ほとんどのお客さんが『ふざけんなよ、こんなの』っていう風に立ち去っていったのを覚えている。 けど、意外とこの映画いいとこあって、そもそもフランス人監督が作って撮っている以上、これ『フランス映画』なんですよ。 なので、フランス映画として観る分にはまったく問題なし。 確かに『理不尽過ぎる展開』『拗らせ女子の逆襲』とか色々言いたくもなるけど、『恋愛』という観点からすれば、現実でもフィクションでも同じ、なんでもアリ。この世界で『理不尽恋愛強奪劇』はなんの悪いことをしていない。 そういう視点で観れば、多少突きたくなるような設定や演出も終わったあとは爽やか、むしろ気持ちいいくらい。 もっと色んな人に観て貰うべし、こうなったらなんでもあり! さすが恋愛大国フランス、愛の為ならダーティプレイも厭わず!! 面白かったです。 少し遅れての高評価でした。

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kz

2.0鼻血は莓の代用品になりますか?

2020年12月5日
Androidアプリから投稿

悲しい

怖い

幸せ

海の底で「愛されたい」と彷徨っている、瀬戸内海のとある離島で崖から身を投げ自殺した女子校生の霊と、そこを訪れた島出身の同級生2人とその彼女達の話。 バカンスでやって来た島には10年前に実装した少女を捜す貼り紙多数。最近同級生の女性が溺死したり、近付くなと島民が警告する中、その浜で4人がキャンプを始めて巻き起こっていくストーリー。 ホラーといってもおどろおどろしい感じはなく、少女の霊はありきで、10年前に何があったのかを小出しに語っていく展開で、サスペンス的要素もあってストーリーに入り込みやすい。 その中で、少しずつ追い詰められて行く4人という流れはなかなか良い感じだったけど、マツが出会ってからのそれぞれのリアクションが???4人中3人もがみているのに、話が噛み合わないし彼女は急に駄々捏ねて残りたがるし、主人公も幽霊を信じているのかいないのかブレ捲り。 ミユキにしても、えっ!?浜から出れちゃうしそんなこと出来ちゃうの!? どうみても愛されたいだけでもないしね。 悲しく寂しく切なくて、同情や共感を呼ぶ部分もあるストーリー自体は面白かったし、そこに拘るところじゃないかも知れないけれど、色々都合良いというか辻褄が合わないというか。 もう少し練ってくれたらという感じ。 それにしても、スプーンストローへの執着が凄いね。

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Bacchus

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