デッドプール2のレビュー・感想・評価
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ただ単純に痛快な映画
ただ、ジョークの中にはアメリカの文化や政治に根ざしたものも多く、個人的にも、こちらの観客的にも爆笑だったジョークは日本公開時にはスベりまくりそうで心配です。
例えばユキオ(忽那汐里)がネガソニック・ティーn(略)の彼女として初登場した際、
ネガソニック:「レズビアンだからってなんか文句あんのか」
デッドプール:「落ち着けよ、『フォックスアンドフレンズ』じゃないんだから(トランプ大統領お気に入りのワイドショー)」
というやり取りが大ウケでしたが、日本でこういったジョークが通じるとは思えないです。アメリカ社会における人種差別・公民権運動・性別差別などについての冗談もあちこちで飛びますが、これもなかなか訳すのは難しいと思われます。
デッドプールの面白さはなりふり構わないジョークの数々にあるのですが、ジョークの背景がわからないとただ騒いでるだけのバカ映画で終わりかねないと感じました。
どうでもいい話ですが、DP1/2ともにウルヴァリン: X-MEN ZEROとの整合性についてちょっと気になってましたが、今作のポストクレジットでしっかり辻褄が合わされてました。タイムマシンを手に入れたDPが2009年のウェポンXI登場シーンに戻って、ウルヴァリンに謝りながら旧DPを射殺。
「ちょっと時系列を浄化しにきましたー」とのこと(笑)その後グリーンランタンのオファーを受諾した直後のライアンレノルズも無事「浄化」完了。
俳優本人も、ライバル・DCコミックスも、デリケートな社会問題も平気で茶化すなりふり構わないところにこの映画の面白さがあります。
前作と同様に大傑作
cinemarkという映画館だけでやっているダブルフィーチャーという映画の形態で見てきました。それっていうのは前半の2時間は前作のDEADPOOL1が上映されて、休憩を経てDEADPOOL2が始まりました。4時間近くシアターにこもっていましたが、全く飽きることがない時間でした。コミックを読んでいない人がほとんどだと思うので、あまり内容に関する情報はここでは避けます。前作としっかり繋がっている部分もありますし、XMENが大好きな人たちには爆笑できるポイントがたくさんあります。ダブルフィチャーは結構良かったですね。
新キャラクターもいくつか登場します。その一人のケーブルがかっこいいですね。なんかバリアできるし、かっちょいい銃使うし、愛があるし、最高です。ってか、ジョッシュブローリンの筋肉がめちゃめちゃすごい。やっぱ、MCUでもサノスをやるだけの筋肉と迫力がありますね。個人的に筋トレのモチベーションにさせてもらってますって感じです。
やっぱり、新キャラクター達のキャラ付けがDEADPOOLのジョークに乗せてしっかり行われていて、日本人女優が演じているユキオっていう名前のキャラもすげーちょっとした脇役だけど出てますし。映画秘宝さんとかでkill billの再来とか言ってましたけど、ここの女性の部分と初めの中国絡みのシーンですね。正直それ以外に近いものは感じませんでした…
個人的にはすごいデッドプールに共感できるですよね。前作でずっと本当に絶望的な人生を送っている中見つけた唯一の救いの彼女にさえ、見放されてしまうのではないかと思いずっと、マスクをかぶりただただ復讐して、そんな自分をなんとか正常に保つためにいつでもジョークを言っているんです。だからこそ、さいごにちゃんと感動するし、楽しいという最高のエンターテイメントですね。DEADPOOL2でもしっかりとそれは受け継がれていて、アクションも楽しいし、めちゃめちゃ面白いし、でも泣けてしまいます。
ここでネタバレ込みで色々と書いてます
https://herorookie.com/
前作で恋人ヴァネッサとよりを戻して幸せな日々を送っていたデッドプー...
前作で恋人ヴァネッサとよりを戻して幸せな日々を送っていたデッドプールに突如襲いかかる悲劇、強力なパイロキネシスを発揮する孤児のミュータント、ラッセルと彼の命を狙う未来からやってきた謎の男ケーブル。ラッセルを守るためLinkedInで仲間を募るが・・・。
『グレムリン2 新種誕生』レベルで徹底的にフザケ倒したデタラメな映画で、アラフィフ以外は正直ピンとこないマニアックなネタが特盛。物語の鍵を握るラッセルのイメージはあからさまに『デビルスピーク』と『炎の少女チャーリー』、ケーブルはまんま『ターミネーター』とどこまでも80' s讃歌。盛大に血しぶきを上げて手足も首も乱れ飛ぶグロテスクな大殺戮をあくまでギャグとして『ジョン・ウィック』シリーズの監督デイヴィッド・リーチがとことん冷たいシリアスなグレー基調のトーンで描写。サントラの選曲もカメオ出演も豪華で、特に一瞬だけ誰もが知っているアノ人の登場には場内大爆笑。常軌を逸していた最後のオチには愕然とします。今回初登場の新ヒロイン、ドミノさんの特殊能力も要注目。ご都合主義ここに極まれり、アラフィフ縛りの傑作です。
あちら以上のクロスオーバー
マーベルの本家筋、アベンジャーズ以上の何でもアリ、満漢全席路線ですよ、これは。
サノスことケーブルはサノスよりカッコいいし、XフォースはXメン以上のぶっ飛びぶりだし、ラグナロク(バトルロイヤル)の監督の出世作に出てたあの子がニクたらしさ全開だし。
そして最後にまさかのアレを手にしてしまった主役がやったことと言ったら!アレだけでなくあっちのアレまで!
ただし、「第四の壁」破りは前作の方が派手でした。また、もう少し短くても良かった。それにしてもここまでやったら続編は作りにくいと思う。
日本国外での鑑賞です。
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