レディ・バードのレビュー・感想・評価
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思春期の思い出
アマゾンプライムで見ました。
思春期ならではの恋愛、進学、友情、家族関係、酸いも甘いもが目一杯詰まった作品でした。(酸いの方が多かったような気がしないでもないが)
この作品を見て、母は偉大だなとしみじみ。
思春期でこんな体験をしたレディバードには自分の本当の「幸せ」をいつか手にしてほしいなと切に願います。
自身の当時を思い出し、重ね合わせることのできるいい作品でした。
走れ、JK in America(笑)
外部環境に翻弄されながらも、真実の愛を知る青春の旅立ちの物語。アメリカの高校生を代表してる感。格差が凄いもんね、日本よりずっと。それでも逞しく生きる。
未来はその手の中にある。諦めずにやりたい事をやり抜け!ってゆう、オジサンが独りで見る映画ではなかったような気がしないでもない。なんてねー。
小気味良く宝石のような時代を描く
個人評価:3.9
人生で一度しか訪れない、瑞々しい青春の時間を切り抜いた物語。
純粋である事、正直である事がダサく、疎ましく感じる時代。そんな誰もが振り返る事が出来る恥ずかしく、そして秘密の宝箱にそっとしまっているそれぞれの記憶。そんな誰もが感じる事が出来る普遍的な青春物語。
シアーシャ・ローナンの輝く表情と演技が、この映画に太陽のように温かい作品に仕上げている。
子供から少し大人に羽ばたいたレディ・バードをとても丁寧に描いた良作。
監督はグレタ・ガーウィグ
サクラメントに住む女子高生が主人公(シアーシャ・ローナン)、感受性が豊かで好奇心の塊みたいな女の子。
母親と性格が似ていて、うまく関係が築けない。
果たして西海岸から抜け出せるのかな。
監督のグレタ・ガーウィグの自伝的な要素が大きいらしいが、納得。
痛々しくも微笑ましい見事な青春グラフィティー
ニューヨークの大学に憧れるレディバードことクリスチャンの母との衝突、心優しい少年ダニーとミステリアスな少年カイルの間で揺れ動く姿を描いた、痛々しくも微笑ましい見事な青春グラフィティー。
アメリカン青春グラフィティーにありがちな早く田舎住まいの親元を離れ、都会の街でイケてる系女子になりたいだとか早く処女を捨てて大人の仲間入りを果たしたいなどの背伸びし切ったティーンネージャー達が暴走する系の作品でつまりは自分の好みの作品でした笑。
主人公のレディバード演じるシアーシャローナンがもっとミステリアスな女性かと思ったけど喜怒哀楽のハッキリした元気な演技で笑顔にさせてくれた。
また、そのお相手役の1人を演じるカイルことティモシーシャラメが同年に公開された「君の名前で僕を呼んで」のエリオとはうって変わったミステリアスで余裕たっぷりのミュージシャン役で出演していて演技の幅の広さに感心した。
印象としては少し大人寄りになった「スウィート17モンスター」みたいな感じ。
母と子の反発し合いながらもお互いを思い合う描写がとても良かった。
ラストのNYの街を散歩しながら父に電話するシーンが好きだなぁ。
わからなかった
なんとなくよかった
うまく言葉にできないところが良かった
多分あまり響いてこなかったのは、自分の青春時代が特に起伏もなく平らかに終わってしまったからなのだろう。
物質的に満ち足りて、東京にも近く、普遍への憧れも抱くことはなく飽和した日々だったとも言える。
What if this is the best version? ティーンエイジャーあるある
今月は「二人の女王 メアリーとエリザベス」公開があるので、シアーシャ・ローナンの出演作を色々と観ていきたいと思います。名付けて一人で勝手に「シアーシャ・ローナン強化月間」!第一回は劇場公開の時に近くでやってなくって見逃してた「レディ・バード」です。
いやー、なんと言うかお国が違っても10代後半の子の考える事ってそんなに変わんないんだなぁっと思えた本作。何度「わっかる~」っと思った事か。そんなに大きな事件が起こるわけでもないのに、不思議とメッチャ面白い。他人にストーリー説明の難しさ満点ですが、これは色々と感じる作品ですね。
これぐらいのお年頃って自分は特別だと思いたいってのがあると思うんですよね。でも、その反面特別じゃないかもしれないっていう不安もあって。やっと彼氏が出来たと思ったら、その彼氏はゲイで他に好きな人がいるってなったら、そりゃショックでしょう。田舎を抜け出したいって思ってても、都会の大学に行けるかどうかわからない不安。親との確執というか自分のやる事に反対ばかりで本当は嫌われてるんじゃないかって思ってしまったり。親は親で子供に幸せになってほしいから毎日頑張ってるんですけど、子供目線だと親の言動や仕事ってよくわかんなかったりするんですよね。なんで毎回毎回反対するの!って感じで。もうどっちの気持ちもわかりすぎてジンジン響いてきました。
そんな繊細なティーンエイジャーをシアーシャ・ローナンがナチュラルに演じています。熱演っというより、ホントにこんな子なんじゃないかと思えるぐらい自然でした。やっぱ上手いんだろうなぁ。
自分の環境がメッチャ不満で、自分に「レディ・バード」って名前を付けてても、大学で親の元を離れる事によって受け入れられるようになった「クリスティン」という名前。ラストの母親への電話がクリスティンの成長を表してて、観た後にいい気分になれる、そんな作品でした。
魅力的なキャラ大集結
NBAのサクラメント・キングスで名前に馴染みはあったが、どうやら田舎とは言えないまでも若者には刺激が足りない町サクラメントに住む平凡な家庭の女の子の話。
赤毛だし母から貰った本名を受け入れず自らをレディ・バードと名乗っちゃうようなパンチの効いたビッチかと思いきや、実は都会の大学に進学したいし母親に愛されたいとても真面目な女の子。
かつて自分もこんな感じのギャップある子が好きだったなーとか青春をフラッシュバックしながら見たのですが、レディ・バードを始め娘と似ててとにかく強がっちゃってぶつかる母親、そんな母親が好きでめちゃ優しい父親、処女とセックスするのに童貞と嘘ついちゃう男友達など出てくるキャラがとにかく魅力的。あーいるいるこういう奴って人達が細かく描写されてて楽しかったです。
レディ・バードがどんどん可愛く見えた笑
若さの鼓動が高鳴り感じる孤高のエキス
10代の頃はホンマにソレを我慢出来なかった気もする。40代も後半になる私はソレわ思いの人しか無理になっている。当たり前といえば当たり前なのだが、この作品を見ることで懐かしい感覚がよみがえる。それでも
いつの時代も性行為や性のありざま生き様の映画化は間違いなくいるし見 いるだろう。
どこかで共感できる作品
誰にでもそういう時期はあるし、誰にでもどこかしらの場面で共感することができるような映画。
個人的な理由から最もグッときたのは、やはり母と娘のやすれ違いや愛情の部分だった。
「ママは私のことを嫌い」とは言うけれど、「ママのことが嫌い」とは言わないレディバード。
その彼女の「今の私が最高だったら?」という言葉で表現された承認欲求や、母に無視されることに恐怖心を抱き泣きながら呼びかけるシーンは母親への愛情が前面に表れていてとても切なく苦しいけれど暖かいなと思った。
母親と、次に父親と、最後に一人で車に乗るレディバードの表情が映画の最初と最後ではまるで別人のようだった。
女子高生の青春あるある
田舎暮らしの冴えない少女が、華のある世界に憧れ、もがき、そうして、自分というものを見つめ直すといった、とても普遍性に富んだ作品でした。
文化的な違いはあれど、世の女子高生、思春期まっただ中の女の子たちからはとても共感が得られるのかもしれませんが、自分にはいまひとつ伝わってきませんでした。主演の子が以前に演じた「ブルックリン」を、別の時代で描いただけのような印象でした。
普遍性がテーマなのかもしれませんが、それにしても芸がないように感じられて、自分には合いませんでした。
ただ、
終盤の、ヒットソングがどうの、といった会話のくだりは、この作品自体を皮肉っているようで、くすりときました。
青春
"フランシス・ハ"が良かったので、あの彼女が監督した自伝的映画という事で絶対に観たかった作品。
・クリスティンと親友の喧嘩、仲直りのプロム
・不器用な母娘の愛、別れの空港のシーン
etc. で泣く。
青春映画だけど、大人にこそ解る映画。
ゲイの彼氏と別れ、お金持ちのふりをして、人気者の女子と仲良くなったりイケテる男子とも付き合ったけど、ぽっちゃりの親友と仲直りしたり、こじらせてる感がかわいい。
"ゴーストワールド"が忘れられない大人には100%刺さる映画だと思う。
このテンポ半端なくて快感
アカデミー賞で5部門にノミネートされた「レディ・バード」。94分という短い作品なのだが、そのテンポの良さが半端なくてスゴい。カット数で言えば120分の「万引き家族」の5倍はあるだろうか……元の脚本が350頁で普通に撮れば6時間というのだから映画の不思議を改めて思う。そして別れの空港での母の運転シーンが一転して長回しで泣ける。とにかく青春映画なのだよ。母と娘の映画なのだよ。親と子の関係を金銭でカウントしたいという気持ちもすごく良くわかる。
半分ティモシー目当て
ティモシー・シャラメが出てるから見たくなった作品です。
序盤あんま出てこないなぁと思ったら、
バンドメンバーとして出てきてしかもベース
かっこいいぃ!と思った笑
複雑な女の子の心境がレディ・バードを通して
よく伝わってきた。
ヤンチャな子だけどとてもいい子だな。
それに1番なのは本当の友情だってしみじみ感じた。
雨降ってこそ地固まる。
明らかに今の自分を好いてくれず「ベストなあなたになって」と望んでくる母親と、「今が自分のベストなのに!?」と悩む女子高生のリアルな悩みと日常。自分の高校時代は全然こんなんじゃなかったし、そもそも映画の舞台はカトリックスクールだからあんまり似通った印象も持たない。けれども、ああこんな風に悩んだな、とかこんな風に友達とぶつかるもんだよなぁ…とかクリスティンが成長し羽ばたいてゆくシークエンスの1つ1つが痛いほどに心に刺さる。大して相手を好きでもないのに恋愛に脳みそを傾けては傷付き、見せかけだけの大人の階段を登ろうと奮闘するクリスティンがイタ可愛い。
シアーシャ・ローナンとお母さんの演技に引き込まれて、後半からラストシーンには思わずうるっときてしまった。ガチで全く口聞いてくれない母の姿、重なる〜!!
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