ナチュラルウーマン

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ナチュラルウーマン
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解説

「グロリアの青春」のセバスティアン・レリオ監督が、自分らしさを守るため差別や偏見に闘いを挑んだトランスジェンダーの女性を描き、第90回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した作品。ウェイトレスをしながらナイトクラブのシンガーとして歌うトランスジェンダーのマリーナは、歳の離れた恋人オルランドと暮らしていた。しかし、オランドは自身の誕生日の夜、自宅のベッドで意識が薄れたまま亡くなってしまう。最愛のオルランドの死により思いがけないトラブルに巻き込まれ、容赦ない差別や偏見を受けるマリーナは、女性として生きていく権利を胸に前を向いて歩くことを決意する。主人公のマリーナ役を自身もトランスジェンダーの歌手であるダニエラ・ベガが演じる。

2017年製作/104分/G/チリ・アメリカ・ドイツ・スペイン合作
原題:Una Mujer Fantastica
配給:アルバトロス・フィルム

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第90回 アカデミー賞(2018年)

受賞

外国語映画賞  

第75回 ゴールデングローブ賞(2018年)

ノミネート

最優秀外国語映画賞  
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(C)2017 ASESORIAS Y PRODUCCIONES FABULA LIMITADA; PARTICIPANT PANAMERICA, LCC; KOMPLIZEN FILM GMBH; SETEMBRO CINE, SLU; AND LELIO Y MAZA LIMITADA

映画レビュー

4.5「私は人間」人の尊厳を描いた作品

2018年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

トランスジェンダーの役をトランスジェンダーであるダニエラ・ヴェガが演じているという点でも重要な意味を持つ作品だが、内容的にも社会の中でトランスジェンダーがどのように扱われているのか、人間関係の点でも制度的な点でも重要なポイントと突いた作品だ。

恋人の死に際しても彼女は、葬式に立ち会うことができない。同性婚の制度がなければ、法的にもその権利はないだろう。死んだ恋人の元家族に拒まれ、葬式に出ることすら叶わない。その他、多くの偏見に主人公は向き合わなくなてならない。

一方で、トランスジェンダーに限らず、自分は何者であるのか、自問を促す作品として本作は優秀だ。「お前はどっちなんだ」と聞かれ、主人公は常に「私は人間」と答えるのが印象的だ。男であるか、女であるか、トランスジェンダーであるかの前に人間であるという感性を忘れないこと。当たり前のことをスルーしないことが人間関係に大切なことだ。この問いがあるから、本作は女についての映画ではなく、トランスジェンダーについての映画でもなく、人間の尊厳についての映画になり得ている。

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杉本穂高

4.5愛の脆さ、愛の奥深さ

2021年10月21日
PCから投稿

泣ける

萌える

愛する人が死んだ。
だが、公表できる関係ではなかった。
愛する人の世間体を想い、これから起こるであろうわずらわしさから逃げるために、その場から黙って立ち去ろうとした。
後は、愛する人の思い出ー物・匂いに囲まれて、愛する人が愛したペットとともに、愛する人を悼みながら、静かに慟哭して暮らしてゆくはずだった…。

けれど、”愛人”という立場では、それは許されなかった。
何もかも取り上げられて…。
住んでいる場所も、想いを分かち合うペットも。
それどころか、愛する人との聖なる場所に、無神経に踏み込んでくる。
そして、愛する人との最期の別れすら…。

 そりゃ、オルランドの家族からしてみれば、マリーナは父を奪った極悪人だが。
 だから、奪われたものを奪い返しに来ただけなんだろうが。

どんなに愛し合っていても、お互いを唯一無二と大切に思いやっていても、”法”的根拠がなければ、愛する人に対して何の権限もない。
愛する人との思い出の場を守ることどころか、
どのような最期にするのかーどこで葬式をして、誰を呼んで、どこで眠るか…。
この映画では、あっさりと逝ってしまったが、もし意識の戻らぬまま延命治療となった場合、看病できるのか。”脳死”となることが多い昨今、誰が、その”死”を決めるのか。

どんなに愛を捧げても、”法”の裏付けがない立場は、なんともろいことよ。

そんなもどかしい思いに胸を引き裂かれながら、映画を観ていた。

でも、まてよ。
『元妻』を強調している。ということは、離婚しているのか。離婚しているのなら、オルランドとマリーナはなぜ結婚していない?
マリーナが、まだ、戸籍を女性にしていないから。同性婚はまだ認められていないからなんだろう。

もし、婚姻が成立していれば、喪主はマリーナだ。
皆から、愛する人を亡くした立場を尊重され、ともに悲しみに暮れることができたはずだ。
オルランドの元妻や息子・娘が、参列するかどうかは、かれらが決めることだ。
病院から立ち去らなくてもよい。
警察から事情聴取は受けるだろうが、死因ははっきりしている。怪我の状況もちゃんと聞いてもらえ、事件にはなりえない。
息子が不法侵入しても、ペットを勝手に連れ去っても、警察に通報すればいいだけのことだ。

”法”的に結婚しているか、していないかだけで、こんなに差が出るなんて。
愛する人を亡くした悲しさは変わらないのに。
ただ静かに悼みたいだけなのに。

 (ドラマ『きのう何食べた?』でも、このテーマを扱った回があったっけ)

加えて、浴びせられる、ここには書きたくないような言葉の数々。
向けられる視線。

その度に、マリーナは自分を鏡に映し自分を確かめる。

そして、オルランドの幻影が現れる。

誰がなんと言おうと、確かにあったオルランドとの日々。
オルランドがマリーナに向けるまなざし。

火葬の場面で、マリーナが飛び込むんじゃないかとハラハラしてしまった。
それほどの絶望と…。

でも…。

これだけの展開の後で聞く、
ラストの歌声が、天から降ってくる、もしくは天に昇っていくようで圧巻。
いつまでも浸っていたかった。

☆  ☆  ☆
原題『ファンタスティックな女性』(非常に素晴らしい女性)
邦題『ナチュラルウーマン』
 どっちも、味わい深い。

粗筋は説明してしまえば、一行で終わるかもしれない。
だが、マリーナがどうなっていくのか(これほどひどい事をされて堕ちていくのか)、
ディアブラはどうなるのか、
見知らぬ鍵。
先が読めない展開。からの、ラストの開放感。
見事な脚本。

そして、主役のベガさんが圧巻。彼女なしではありえない映画。
その時その時の表情に引き付けられる。
 魂の底からの叫びが噴出さんばかりの眼。
 少し卑屈になっている立ち振る舞い。
 かと思うと、誰よりもパワフルで、己のなすべきことを成す姿。
 何にも屈しず、何も傷をつけることさえできなさそうなプライド。
 オルランドといるときの、くつろいだ表情。
 繊細さ。
目が離せなくなる。

映像も見事。
 元妻、元妻の知り合い、マリーナが乗るエレベーター。そんな何気ないシーンも印象深い。

加えて、チリと日本の違い。
 救急車は呼ばないのか。呼んでいたら、怪我はしなくて、余計な疑いかけられなかったのに。
 チリの火葬はあのようにするのか…。

☆ ☆ ☆
マリーナの生き方がヒリヒリと痛い。ただ、マリーナ自身をそのまま受け入れ愛してくれた人と生きたいだけなのに。
 その分、オルランドのまなざしが心地よい。

(足立レインボー映画祭にて鑑賞)

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とみいじょん

4.5忘れられない一作

2021年5月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

これまでトランスジェンダーの作品はいくつか観てきたが、これが本物だと感じた。
役者本人がトランスジェンダーというのをこの作品で初めて観たけれど、ここまで感じ方が違うとは思わなかった。
興味があるなら、何も考えずに、まず観てほしい作品。

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とんぬら

3.5強風のシーンが印象的

みなさん
2020年5月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

トランスジェンダーのヒロインの人生奮闘記。所々に光る色彩や記号の置き方のセンスが印象に残った。こんなに罵詈雑言を浴びせられるなんていつの時代の話…?現代なの?終盤の重要な展開で少しファンタジーに見えてしまったのは自分としては残念だったが、総じて良き映画。

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みな
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