マスカレード・ホテルのレビュー・感想・評価
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細部はよくできていま
映画『マスカレード・ホテル』を見てきました。無論、東野圭吾の原作は、
随分前によんだ記憶があって、そこそこ面白かった印象が残っています。
ただ、映画はといえば、本筋の殺人事件のほうは、そこまで複雑にして犯行におよぶ必要性がないように思えて、原作とは変わってないようですが、少し残念です。
一方、いわゆるグランド・ホテル形式というのでしょうか、ホテルに出入りする人々の様々な人間模様を描いた細部は良くできています。例えば、新田刑事
(木村拓哉)の高校時代の教育実習生(生瀬勝久)の話し良くできています。
また、ホテルウーマンの山岸(長澤まさみ)がなぜホテルにはいったのかという逸話は原作ではもっと感激的に描かれていたように思います。でも、背筋をピンと伸ばした立ち姿は本当にホテルウーマンに見えました。
文句がない訳じゃない…
さすがは東野圭吾作品。お話はよくできてるという印象です。
役者さんも豪華。
ストーリーについては、「え?そんなことしない方が犯人にとって嫌疑がかからないのでは?」という事もありましたが、おそらく書籍の中ではちゃんと説明されているのでしょう。劇場版には時間など制限も多いです。ケチをつけるのは野暮。
そんなことより、あの「犯人」です。
私が個人的に「その俳優」が大好きなので、犯人として姿を現した時、「待ってました!」と応援しましたよ。それだけでも個人的には満足。
ただ、顧客とホテルマンとの「心温まるやり取り」が、この作品内でも結果的に「絶対的いい話」として取り上げられているのは、現実の会社員として正直なところなかなか複雑な部分もありました。
完全に「見返り」目当てやクレームそのものが目的のクレーム客も一定数存在し、そういう(本来、法的に明るい方が法の下で対応すべき)人達のために一般職員が悩み、心を傷めているのが現実です。
…ま、それは私の個人的環境に由来する感想ですし、それが物語上大きなトリックへの「仕掛け」のひとつでもあるので全てを否定するつもりもないのですが、このために心を傷付けられている企業人がいることを考えると、サービスのあるべき姿は少なくとも今の日本においてコレではない、という気がしてなりません。
映画の本筋とは多少ズレるのかも知れませんが、題名含めサービスのあり方をテーマに描いたミステリーとして一言書いておきたくなりました。
完成度の高いテレビドラマ的映画
テレビドラマが背伸びしたような映画で、それは監督が誰か知れば納得。無駄にカメラがグルグルまわり、気持ち悪い。どこを見ればいいのかわらなくして、観客を混乱させたいのだろうけど、非常に安い表現。それでも、木村拓哉、長澤まさみを中心にした豪華俳優陣、特に主演2人の名演あって、初めてみる映画ながらキャラクターやストーリーをすっと飲み込め、映画に入り込めたのは本当によかった。いいか悪いかは別にして、フジテレビ中心にテレビの力で1つの映画を完成させたことは評価すべき。続きが見たいと思える作品だった。
展開がわかりやすいような気がしました。
予告と本編と少し内容が異なるような気がしました。
予告編では全員容疑者という感じでしたが、
本編では、
きっとこの人が狙われてるんだろうなって感じでした。
本編を見てから
予告編を見ると犯人がわかる感じです。
というより、
予告編をしっかり見てれば、
勘が鋭い人は犯人がわかってしまうと思いました。
良かったです
キムタクは特にファンでもないし嫌いでもないですが、世間で叩かれるようなことは、あまり芸能界に詳しくない私としては特に感じることもなくて、役がハマっていたと思うしかっこよかったです。怪しい容疑者として俳優が豪華なのも楽しめました。
ただ犯人の動機がいまいち分かりにくく綺麗に仕上がっていたので、そこだけが残念でした。松たか子さんがラストでもっと猟奇的だと違ったかも…
予想以上に良かった。いや、それ以上か。
「原作を読んでいるから」「そんなに変わらないんじゃない?」
と思っている読書好きの皆さん。
大きな間違いを犯すことになりますよ。
私も原作を読んでいるから、読んでいるからこそ、あまりこの作品には並程度の期待しかしていませんでした。
なぜかというと、原作の本では物語は淡々と進み、思い描いていた派手さがなかったからです。どちらかといえば地味な印象だったかな。
ただそんな印象は鈴木雅之、木村拓哉、サウンドトラックの3つで吹き飛ばされます。
何よりも良かったと思うのは、鈴木監督の遊び心満載な所です。
松たか子の登場には劇場がざわついていました。(笑)
私も驚きましたし、「告白」の松たか子を彷彿とさせるようなホラー感があってとても良かったです。
あとおまけ程度の小話として、、前田敦子と勝地涼の共演は少しニヤッとしてしまいましたね。
夫婦の2人が顔を合わせて、嫁が旦那に悲鳴をあげていると思うと笑ってしまいました。
全体を通して、華やかさがあった気がします。セットの作り、木村拓哉の演技、サウンドトラックの絶妙なバランス。文句のつけようがなかった。
ぜひ見てください。
お客様は仮面を被っている
原作未読。ストーリーが面白そうだったので鑑賞。実はキムタクさんの映画はまともに見るのが初めてだったのでどうだろうとドキドキしていました。
キムタクさんは刑事、長澤まさみさんはホテルマンという「客を疑う」「客を信じる」正反対の職業につく二人は、衝動ばかりですが徐々にバディになっていく姿はとても良かったです。
ホテルには、真面目な客だけではなく時には超めんどくさいクレーマーもいます。
部屋に、隠し持っていた煙草でにおいをつけて客室のグレードアップを狙う客や、オッサンを追い返してほしいという女性客、何かとキムタクさんにいちゃもんをつけてくる客など様々。
登場する客は、みな仮面を被っていて誰もが怪しかったです。実は警察側に犯人がいるのでは?と推理しながら見ていましたが、見事に裏切られました。
犯人役の方は、ぽわんとした穏やかなイメージが強かったので豹変した時は驚きました。人殺しは決して許されないですが、動機は理解できます。
ミステリーと言えば、モヤモヤしがちですがこの作品はスッキリとした終わり方だったので観賞後はいい気分になれます。
p.s どうやら、明石家さんまさんが出ているようで「見つけにくい‼」という声が多かったですが、「大竹様」というヒントをいれていたお陰で、見つけやすかったです。
すこし残念
大好きな東野圭吾作品の実写化でかなり期待していたのですが、なんか微妙でした。
まずキャスティングはミスだったのではないかと。。。
木村拓哉さんは、「検察側の罪人」を観てかなり良かったので今回も適役かとおもってたんですが、外れてました。
少しだけ原作を読んでから映画を観てしまったというものもあったかもしれませんが…
長澤まさみさんも違いました。私にはホテルマン役に長澤まさみさんは少し下手だと感じてしまいました。
他のキャストはとっても豪華で出てくるたびに声が出てしまいそうだったのですが、主演の2人だけは違うと感じてしまいました(T-T)
ストーリーも省いた感があって、退屈でした。
引き込まれる感じもなくて…
東野圭吾作品特有のあのドキドキする展開が無くて面白くなかったです。
キムタクはまり役!
面白かった!
昔やってた、王様のレストラン?と踊る大捜査線を一度に観れた、て感じかな^_^
今回はキムタクが新田浩介そのもの、で、敬語で喋るキムタクはかっこよく見えました^_^
松たか子さん出るって知らなかったから、最後まで変装してたの全然気づかなかった!
すべて良かった!
大満足の映画でした^_^
キムタクしかできない演技
これはキムタクしかできない照れ隠し的演技でHEROにも通じるけど、なかなかカッコいいなと。内容も少しこんがらがったが、まあ面白い部類に入れて良いかと。エンタメです。脚本も演出も出演者もほどほどに良い。ホテルはホームであるというテーマ―性もあり。よい作品ではないかと思った。
あの空気感にはまりました。
内容は、松たか子の行動の理由が理解できなく、最終あたりから筋についていけなかったのですが、それまではとても面白く全体的にも満足できました。
パンフレットを購入しました。
また観たいと思う映画パンフレットは購入すると決めていて。
何が良かったか?
面白かった。
キムタクの、やや野性的刑事→スッとしたホテルマンへの変身が面白かった。
キムタクと長澤まさみが言い合うシーンが面白い。
いろいろありますが、一番は華麗で重厚なシティホテルの雰囲気を映画を通じて浴びられた楽しさにつきます。
キムタク、長澤まさみがキャストだったことも大きいと思います、好演で素敵でした。
マスカレード=仮面舞踏会
犯人探し…
わかりませんでした。
くやしい。
シンメトリーが物語の構成を支える
あたり、
なんとなく理系の香りが。
ホテル構造
ロゴ
男女二人の主役配置
要所にでてくる
伏線がなにに使われるか
考えるのが楽しい。
・やけに、文鎮さわる。
・クレーム客に複数部屋の用意する
シーンが多いな。
・やたらマスカレード(変装)を
意識させる。
これは、何かを示してるなと
わかります、
最後になるほどと。
ストーリー構成としては、
仮面をかぶったように、
素顔がわかりづらいお客様の
エピソードがこぎみよく
インサートされてあきないです。
犯人探しのプロファイルと
新田と山岸の仕事への矜恃
がいいですね。
好みによりますが、
本作は、
エンターテイメントを楽しむ作品なので
これでいいかもですが
東野圭吾作品なら
祈りの幕~や
秘密 や
容疑者Xの~
のような
犯人のやるせない心情が
描かれるのを
少し期待してました。
最近図太くなってるのか
悲壮さが犯人の独りよがりに思えて
犯行にいたる動機に深みが
ないように思ってしまいました。
だから、
前述のような作品に触れたときに
感じた、胸をえぐるような
驚きや悲しみあるいは、
やるせなさが
こみ上げてこなかったので、
淡々と見てしまいました。
そういう、
人間くさいのが、なく
モヤモヤしたりはないので
後味はいいですね。
あと、
ストーリーが論理的なので
小説のように
ヒントを探すのが楽しいかな。
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