007 ノー・タイム・トゥ・ダイのレビュー・感想・評価
全762件中、41~60件目を表示
さよならダニエル・クレイグのボンド!!
6代目ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグの見納めです。
「007 カジノロワイヤル」2006年
「007 慰めの報酬」2008年
「007 スカイフォール」2012年
「007 スペクター」2012年
そして本作
「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」2021年。
監督はキャリー・ジョージ・フクナガ。
驚くべきことは、5作品が繋がりをもつストーリーなのです。
最も印象的なのは、スペクター(クリストフ・ヴァルツ)と、マドレーヌ(レア・セドゥ)の存在だ。
今作で明かされるマドレーヌとスペクターの血縁関係。
ボンドの愛を受けるマドレーヌ役のレア・セドゥ。
なんとも役不足の感が強い。
色気なし。ナイスバディの見せ場なし。
(怪しさや妖艶さ酷薄なエヴァ・グリーンが死んでるのが悔やまれる)
恋多きクレイグ・ボンドの「最後の女」には、極上のファム・ファタールがほしかった。
ボンドのカーチェイスをが見られるのはイタリアの世界遺産マテーラの細い石畳の道。
追手から逃走するボンド御用達のアスティンマーティンDB5のヘッドライトが、
マシンガンに早変わりして、車をグルグル回転させながらの銃弾連射。
敵を蹴散らす。
すかさずスモークを炊いて煙に撒いて逃走するなど、古典的手法も楽しい。
そんな、お約束のアクションシーンも満載です。
今作の悪役はサフィン(ラミ・マリック)
そして舞台はサフィンの要塞に移ります。
極東の孤島へ。
ポイズン栽培基地は、極東の孤島にあった。
(ロケ地はフェロー諸島の火山島)
要塞でのポンドとサフィンの死力を尽くす闘い。
ラミ・マレックも細身でそんなに強そうな男には見えない。
相変わらず、要塞基地のデザインはモダンにして複雑怪奇。
入り組んだ要塞を縦横無尽に走り抜けマシンガンを連射して、
スタイリッシュに戦うダニエル・クレイグ。
彼ももうお歳だ!息切れもする!脚ももつれる。
そんな人間的匂いを残した007に、
最強兵器の被弾の時間が迫る。
「ノー・タイム・トゥ・ダイ」
“007は、ただの数字よ!!“
さて次の007は「WHO?」
過去鑑賞
James bond will return ? 007は続く
Amazonプライムに入っているので まさかのiPhoneで見ました しかしながらこの作品は超エンターテイメント作品なので劇場で見るべきです 冒頭の女の子のシーンから釘付けです このシリーズは最初にワンアクションあってからお約束の主題歌へという流れなんですが
この作品はさらにもうワンアクションあって だいぶ引っ張ってから忘れた頃に主題歌が流れます この引っ張り感は良かった アクションの演出も高度で良くできています 前の日にたまたま「ネバーセイネバーアゲイン」を見たんですが アクションは比べるまでもないという感じw 注(ネバーセイネバーアゲインは素晴らしい作品です)ラストはびっくりしましたし この落ちは想像できないでしよう ただJames bond will returnということですから 007は続きますがこれは役職名みたいなものなので理解できるんですが ジェームスボンドは?? この名前も引き継ぐんでしょうか? それとも過去のジェームスボンドを描くんでしょうか? その辺がちょっとよくわからないですね まあシリーズはまだまだ続くわけです 5点満点でいいでしょう
ジェームズも感染?
安定の面白さだけど話が長い。
何度かウトウトしてしまった。
ボンドガールのアナ・デ・アルマスが美人過ぎる。プロフィールをチェックしたら、ノックノックに出演していた危険な美少女の一人でした。
タイトルなし(ネタバレ)
前作『スペクター』で、悪の首領ブロフェルドを捕らえ、運命の女マドレーヌとの幸せを手に入れたボンド。
ダニエル・クレイグ主演の007はこれで終えてもよかったが、もう1作品制作することになったらしい。そこで、「簡単には幸せにしない」と、スペクターに替わる新たな悪が二人の仲を引き裂く。
クレイグ最後の007
冒頭のアクション楽しめます。
ボンドが引退してる間に新007となった女が、私が007だから!ってこだわるところや、コンピュータギーク(?)のQ
が腕時計を見るたびに腕を上にサッと上げるところ、最初にボンドガールかと思ったセクシーCIAが新神田少ししか訓練を受けていないなど、ウププと笑えるところがちょいちょい散らばっていて楽しいです。
愛に生きる戦士ジェームズボンドが今回も大活躍です。
残念だったのが、悪役のイメージ作りに何かと日本が関わっていたことです。能面、日本庭園、着物風の服装など。
映画の中では日本政府は敵より味方に近い扱いでしたが。
いまだに日本のイメージは、英国にとっては得体の知れない遠い国だと思っていると言うことがなんだか再確認できてとても悲しい。
ド派手に散るか
ダニエル・クレイグの007最終作という触れ込みで、予告編の映像も、ラミ・マレックの不気味な存在感も最高潮に盛り上がり、「これは見に行かなければ」という期待が最高潮に達したときにコロナ禍で延期に次ぐ延期。いつの間にか劇場公開も終わっていて、ようやくWOWOWで見ることが出来ました。
俳優たちの抑制された演技と、迫力たっぷりのアクション。らしさ全開で、出来ばえとしては満足なのですが、これで最後なのだと思うと、もう少しなんとかできなかったのかと思わずにはいられません。
スパイが引退して、プライベートを満喫できるはずもない。
容赦なく襲いかかる敵に毅然とした優雅さで対抗してきたダニエル版007。最後にふさわしい、世界規模の危機が、どちらかというと私怨にとらわれた目的の悪役に苦しめられ、自分の命と引き換えに愛する人を守り抜くという、さんざん語りつくされてきた感のあるストーリーは、果たして007としての物語にふさわしいと言えるのでしょうか。
時期的には、ロシアのウクライナ侵攻や、パンデミックなど、現実の災厄がひどすぎて、ひとりの諜報員が活躍する余地など、今の世界には無いのかもしれないとさえ思います。
それでも真偽の定かでない情報がニュースに流れるたびに、MI6とかCIAとかの名前が出るので、どこかで暗躍するスパイの存在を意識させられます。それとは別世界の、冒険ヒーロー活劇として、ダニエル版007は、私を楽しませてくれました。
2022.7.26
ハリウッドの「日本っぽさ」
オリエンタル(東洋の。東洋らしい。)という意味でくくっている感じがして、ラスボスの部屋の畳がどうしても腑に落ちない。畳敷いた部屋=日本らしさを感じられる、キル・ビルやらマトリックスにも出てくるもはやおなじみの小道具。ただ、あんなに追いつめられた家族を目の前で殺されたラスボスが、心を落ち着かせるために畳の部屋にいる…というのは理解できるが、視覚的にも必要な要素だとはわかるし、鑑賞者が思う日本っぽさに合わせる必要性もわかりますが、ダニエル・クレイグの007は、硬派で骨太なイメージがあり、ポップでカジュアルな印象がないので、ステレオタイプの感じがある大きい畳の部屋は、違和感がありました。
勧善懲悪のスカッとした爽快な感覚はなく、小説を読んだ読後感がある気がする。硬派で骨太なら、鑑賞者に合わせることはせず、オリジナルな007を貫いた方が、ダニエル・クレイグたる意味がある気がする。最後のシーンは、美しい自然に建てられた人工的な施設と人間の対比で、人の小ささと愚かさを、ミサイルが壊していく。(結局、人間が壊していくし、作ってもいける)というメッセージなのかなと思いました。007は、人類を守っていたし、破壊もしていた。…というのは深読みで、単純に(景色を見せたかったのかな?)とも思いました。
前作・スペクター見ていないとわかりにくいです。
やや説明に走るところがあったが、人間らしいクレイグボンドの最後を飾...
そろそろネタが尽きたか
第1作目から全てのDVDかBlu-rayを持ってるほど007マニアです。60年ほど続いて全25作ともなればそりゃ世の中も変わるし、どんな脚本にすれば良いかも悩むでしょう。昔の作品は東西冷戦の真っ最中で、大体ソ連が絡んで来たけど、今年のウクライナ侵攻前じゃそんなストーリーにも出来ないし大変だったと思います。時代も変わったのでプレイボーイの007を続けてれば批判も出るでしょうし、時代に合わせた内容かと思います。歴代ボンドでは、やっぱりショーンコネリーは抜けないかな??でもダニエルボンドは第2位には入りますね。なんか007の集大成みたいに過去の作品のオマージュシーンが多くて、エッこれで007終わり?って感じもしました。次回作はパロマがボンドガールになるのは間違いない印象でした。007世界を救うのは一旦は一休みって感じですね。
優しいジェームス・ボンド…
賛否あると思うが、前作に引き続く今作のボンドはより人間らしい、愛に生きる男を演じる。顔の皺や、ボディラインが年齢を感じさせることから、くるのかも知れない。いや、マドレーヌや、マチルドを見る目が優しすぎて、それはもはや人殺しの目ではない。甘さが一切なく、無骨でよりリアルなアクションをこなす初期の頃のダニエル・クレイグ007が私は好きだった。今作はダニエル作品の集大成という意味ではありなのかも知れないが、007でなくとも良かったと思うし、どうせならハッピーエンドが良かった。敵役ラミ・マレックも顔が怖いが出番も少なく、いまいち恐怖感がない、不気味という感じ。そもそも彼はマドレーヌを生かしておいて、また苦しませながら殺そうとする意図が分からなかった。もう一人のボンドガール、アナ・デ・アルマスはコメディエンヌのような立ち回りで新風を巻き込んだ。今作のマドレーヌの立ち位置から出番が少ないのは残念。
ダニエル・クレイム
『トップガン』が30億ドル突破?だから嫌だって言ったんだよ。俺の降板ネタをストーリーに織り込んだって客が呼べるわけねえだろって、バーバラ(ブロッコリ)には何度も言ってあったんだぜ。大体レア(セドゥ)と俺の歳がいくつ離れてっか知ってか?どう考えたって、デリヘルの若い姉ちゃん寿司屋に連れ込んで喜んでいるすけべ爺いにしか見えねんだよ、ったく。大体コロナで3回も撮影中止になった時点でどうかと思ったんだよ。え?『トップガン』も同じ条件だって、やなこと言うねぇ兄ちゃん。映画の興行収入だけじゃ1億ドルの赤字ってか情けない。イヤイヤだからとは言っても出演したからにゃギャラはちゃんといただきますよ、ハイ、ボランティアじゃないんだから。あの日系人監督(キャリー・ジョージ・フクナガ)もなかなか頑張っちゃあいたが、基本のコンセプトが今までの007のパロディだろ、うまくいくわけねんだよ、新鮮味もないしね。逆に10分くらいしか映画に出ていないパロマ役のアナ・デ・アルマスのエロ・アクションが結構好評だったらしいじゃんか。ばっくり胸元が空いたドレスに腰骨あたりまで入ったスリット。往年のボンド・ガールそのまんまだよな。何だかんだ言っても観客っちゅうのはまだまだ保守的なんだよ。『トップガン』が当たったのも、36年前の若きマーヴェリックそのままのキャラクターをトム・クルーズがバカ正直に再現したからじゃねぇのかな。俺はまっぴらごめんだけどね。日系人のフクナガは、NTTDを日本が舞台の『007は2度死ぬ』にちょっと寄せすぎちゃったかなぁ。日本人観客には受けても他の国ではどうなのって感じだったよ、実際。今村昌平?『赤い殺意』へのオマージュ?知らねえな。シネフィルでもなきゃそんな古い日本映画のことなんか誰にもわかんねえよ。次の007が誰になるかって?そんなことこちとら知ったこっちゃねえな。でもあの黒人姉ちゃんはまずあり得ないけどな。いくらフェミニズムばやりだって、黒人の姉ちゃんに007やらせるほど世間は寛容にはなっていないぜ。プーチンへの経済制裁見りゃわかるだろ。え?007ヴィラン役のオファーが俺に来てるって?そりゃ面白いぜひ前向きに検討させてもらうよ。
サフィンという優しすぎるヴィラン
オープニングのシークエンスはマドレーヌにとってはもちろん悲劇だが、サフィンにとっては「少女に慈悲を示すことで復讐心が洗われる」という完全に『主人公的なエピソード』である。
観客である我々は「善のボンドと悪のサフィン」は自明としてあり、演出ももちろんそこに沿うよう展開するが、冷静に考え「世界情勢を良い方向に動かした」のは明らかにサフィンのほうであり、結果的に何度も世界を混乱に落としている作中のMI6は申し訳ないが平和への貢献度として遥かに劣る(笑)
サフィン自身も明らかに「善意に基づいて行動して」おり、そこは自身の正義を信念に行動するボンドとなんら変わらない。
あらゆる意味でサフィンとボンドは双生児なのである。
両者とも「力を持ちすぎた善はすでに世界の脅威でしかない」存在である。
ならばボンドのラストはもっと自殺に近い要素を入れても良かったと思う。あれでは手詰まりの末の無念のゲームオーバーと見えなくもない。
スペクターを倒した敵があれでいいわけ?
ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドはシリーズで一番好き。
見た目がマックイーンに似ててなんか子供の頃を思い出すし、激しいアクションが
良かったから。
しかし今回のノータイムトゥダイはアクションは結構控えめ。
オープニングでのアクションが良かったので期待はたかまったし、
マドレーヌとの別れ方は後の展開を期待させるものがあった。
スペクターは007シリーズでも敵役として何度も登場する悪の組織。
今シリーズでは全編を通して敵対してきたにも関わらず、
何処の馬の骨とも分からない輩にあっという間に全滅など、
むしろ今までMI6は何をやっていたのかと責任を問われるべきではないか?
と思うほど弱小な組織と描かれていた。
それを倒したサフィンとやらも過去スペクターに親を殺されたとか言う程度の描き方で
結局なんの組織か非常に曖昧だった。
今作がダニエル・クレイグのシリーズが最後なのにこんな描かれ方でいいのであろうかと
思うばかりだ。
ジェームズ・ボンドは最終的に家族を守るため死んだ的に終わっていくのだが、
もう少しギリギリの状態を描けなかったのかなと思う。
なんか古い007がこんな温い展開だったなと思い出された。悪い意味で🙄
ともあれ次のジェームズ・ボンドがどんな人なのか非常に気になるところではあるが
今回出てきた新任の女性007は似合わないと思う。あくまでも個人的な感想ですが。
多様性とかいわれそう。。
弛まない身体と弛む映画
全762件中、41~60件目を表示