劇場公開日 2018年2月1日

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スリー・ビルボードのレビュー・感想・評価

3.9492
35%
52%
10%
2%
1%
採点

全492件中、1~20件目を表示

4.53つの看板広告で、ここまで広げられる発想力が凄い! 一方で2年経っても解けない謎も…

2020年4月5日
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鑑賞方法:DVD/BD
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細野真宏

4.52018年の公開作で最重要と言っても過言ではない

2018年12月31日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

18年の最重要作と言っても過言ではない。これは片田舎で起こった小さな物語ながら、おそらくこの舞台には世界中のあらゆる人々の生き様が集約されているのだろう。だから我々はこの数少ない主人公たち(ビルボードの数と同じく3人)がいかに無茶苦茶をやって、己の行為について後から悔いたりしたところで、単純に糾弾したり同情することなどできやしない。

3看板によって突きつけられる言葉は「汝は天に顔向けできる人間か?」というあらゆる人間に発せられた問いかけでもある。誰もが全うな人間でありたいと願いながら、そうであることは難しい。全うに生きているつもりでも、気付かぬ内に道を踏み外していることもある。だが人は俯瞰したり意識することで変われる。正反対の人と繋がることだってできる。そんな普遍的なテーマへいざなうにあたり、これほど複雑怪奇なストーリーテラーぶりで我々をとことん翻弄したマクドナー監督に心から脱帽である。

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牛津厚信

4.0「悪い冗談」のような傑作

2018年2月27日
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鑑賞方法:映画館

知的

良い意味で言うのだが、悪い冗談のような作品だ。登場人物のやることなすこと、ほとんどすべてが上手くいかず、想定外の帰結を呼ぶ。結末もあさっての方向に着地していると言って良い。そんなことをしてなんになるのだというような感じだ。

にもかかわらず、救いを感じさせてしまう。確かに人間はそういうものだ、という深い納得がある。

フランシス・マクドーマンドが主演だからというのもあるが、コーエン兄弟の『ファーゴ』を思い出した。狂言誘拐で少し身代金を取ってやろうと思いきや、やることなすこと裏目に出て、とんでもない殺人事件に発展していく。

アメリカの田舎の閉塞的な人間関係の描写を本質と観てもよいが、それだけではない凄みがある。主人公が見かけたシカはなんだったのか、自殺する警察署長の傍らで悠然としている2頭の馬など、異様に人知を超えた何かを感じさせる。人の努力とは別のところで運命は決定づけられているような、そんな奇妙な白日夢を観た気分だ。

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杉本穂高

5.0マーティン・マクドナーが試みた西部劇の再構築。

2018年1月30日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

カールした髪を少しだけ後ろで束ねて、そこにバンダナを締め、ツナギで武装した怒り心頭の母親、ミルドレッドが、ギターの爪弾きに乗って、レイプされ、焼き殺された娘の敵を討ちに行く。さながら、現代のミズーリにカウボーイがワープしてきたかのようではないか!?ジョン・フォードと同じくアイルランドに故郷を持つ監督&脚本のマーティン・マクドナーは、偉大な先人に敬意を表し、西部劇の再構築を果敢に試みている。しかし当然、ここでは善対悪の構図はかつてのように単純ではなく、悪人に見えた人間には情状酌量の余地が大いにあり、さも善人面して登場する人物が巨大悪の手先だったりする。そんな時代に、ひたすらいがみ合い、傷つけ合うことなど無意味なのだ。互いに思いやりを持ち、理解する努力を怠らないことこそ、人としての知恵ではないのか?想定外に次ぐ想定外で観客をとことん混乱させる物語は、最後に心和む着地点を用意して、そこはかとない余韻を残して幕を閉じる。その余韻はしばらく消えることはない。オスカー云々に関係なく、今年まず観るべき1作だ。

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清藤秀人

5.0評判にたがわぬ大傑作

2018年1月29日
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鑑賞方法:試写会

笑える

悲しい

知的

伏線らしき情報をちりばめて、こうなるんだろうなと飛びつくとあっさり予想を外される、緻密に練られた脚本がまず見事。これはジャンルの定石に収まらない、オリジナルな展開に満ちたストーリーだ。

フランシス・マクドーマンドにとって『ファーゴ』に並ぶ代表作だ。ウッディ・ハレルソン、サム・ロックウェルも実にいい。とりわけロックウェルがずっと嫌われ警官かと思いきや、まさかの“成長”を見せて驚かせる。

レイプされ殺された娘、町で孤立する母親、ガンで余命わずかの警察署長。悲劇的な要素に満ちているが、どこか人間を信じているような温かみ、確かな力が映画に光をもたらす。体験してよかったと心から思える傑作だ。

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高森 郁哉

3.5魂が震える

2022年11月14日
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23

2.5良かった

2022年10月29日
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良い映画でした

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aaaaaaaa

5.03つの誇大広告で終わらない!

2022年9月26日
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mash

5.0心に残る名作!

2022年9月24日
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とにかく素晴らしい作品で、アカデミー賞作品賞間違いなしと思っていたら、「シェイプ・オブ・ウォーター」に負けた。(翌年も「ROMA/ローマ」に間違いなしと思っていたら「グリーンブック」に負けた)(もちろん「シェイプ・オブ・ウォーター」も「グリーンブック」も素晴らしい作品です)
それまでアカデミー賞というのを単純にすごいもの(映画界での絶対的な権威)と認識していたが、(たくさん映画を見るようになって)、数ある映画祭の1つに過ぎず、選考も本当にその年最高の作品を選んでいるとは限らない、と私に認識させた作品。
「赦し」という意味で、深く心に残る。

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M

4.0まるでれんのパイロットを見るような

2022年8月16日
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鑑賞方法:映画館

ここから話が繋がって展開していく連続ドラマのパイロット・エピソードを見ているような感じでした。「ブレイキングバッド」「ファーゴ」なんかが好きな人はハマるんじゃないでしょうか。

というのも、登場人物の一人一人が丁寧に描いてあり、ストーリーの中でちょっとずつ成長、変化していくからです。

そのきっかけが、3枚の看板であり、次が警察署長の手紙。で、とどめが、酔って居眠りしている時に隣のテーブルから聞こえる自慢話。

ディクソンがストーリーの中で変わっていくのが全部誰かからのメッセージなのが面白い。

あえて、焼き殺されながらレイプされる残忍な犯行の様子とか、犯人像の謎解きのようなドラマにしなかったのも、家族を破壊され再生していく母親にフォーカスすることで、感情の動きが盛り上がっていく様子が分かり、引き込まれます。なかなか面白いドラマでした。

2018.2.6

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うそつきカモメ

4.5さすが‼️

2022年6月5日
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鑑賞方法:DVD/BD、試写会、映画館

泣ける

笑える

楽しい

喜劇と悲劇の間をふわふわ行き来する浮遊感がたまらない👍
フランシス・マクドーマンド、サム・ロックウェルの素晴らしさを改めて実感👍📽

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ヒックス伍長

2.5マクドーマンドはかっこいい

2022年3月31日
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鑑賞方法:VOD

女性の復讐劇は面白くないな
同じ母としてあたしなら悲しみの表現方法は全く違うし
そもそも娘がレイプされるなんていう環境が疑問…事故とは言え
その割に息子は素直に育ってる
ああ、こんな私情盛らずに
エンタメとしての映画の見方をしなきゃ
『ノマドランド』『フレンチディスパッチ』どちらのマクドーマンドもかっこよくて好きだけど
これは…ひでぇ女だな(口悪)

登場人物が面白い
クソポリスの変化が一番面白い
というかこの映画の肝なんだな
自殺した署長、優しい小人、元夫と19歳の天真爛漫な飼育係の彼女
あのふらりと店に現れたサイコパスな男は犯人じゃないのか??

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mamagamasako

2.560点

2022年1月26日
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鑑賞方法:VOD

単純

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コウセイ

4.0優れた脚本の妙とUnited States

2021年12月11日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

怖い

アメリカ南部の分かりやすい田舎町。
差別主義の根深さがメキシカンだけでなく、人種、体型、職業などそこらかしこに噴出している。

人は見たいものを、見る。
娘を殺した犯人はいるはずだ。
小人は所詮小人。
黒は黒、白は白。
でも正義のようにハッキリとした
分かれ目がないものがある。

間違っていると分かっていながら止められない母親を、唯一止められそうな腐った男が、爽やかな余韻をもたらす、という不思議な印象で終わっていった。
素晴らしく風刺的で、恐ろしく繊細な脚本だと思う。

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モル

3.0序盤は退屈だったが、

2021年11月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

中盤から引き込まれた。

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くそさいと

3.5あなたの街のお話

2021年11月8日
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この街の歪さと優しさの矛盾。

本当のことはわかってても互いの日常が壊れることは言わないし、しない。昨日と同じ今日を守ることが大切。それが狭い人間関係の、もしくは全ての人間の掟。

それを壊す人間を初めは嫌うが、理由がわかるから住人も苦悩して矛盾だらけの行動をする。

とても人間らしい映画でした。

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大粒 まろん

3.0これほど重要なタイトルがあっただろうか

2021年7月16日
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ジョニーデブ

4.0不思議な味わい

2021年7月10日
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シリアスな話でユーモアもありませんが、変にブラックで、突っ込みどころ満載で、話が破綻しそうでしない、妙な味わいがあります。主演のせいか?演出のせいか? その原因は不明です。
好きな人には後を引きますが、受け付けない人も多いでしょう。

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越後屋

5.0エンディングが良かった

2021年5月15日
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鑑賞方法:VOD

知的

難しい

ノマドランド、ファーゴと異なり、この映画の舞台はアメリカ合衆国でも緑があり郊外には美しい湖がある町だ。砂漠も雪原もない。季節はイースターの頃、春来たるの陽射しで花も咲き庭でブランコに揺られることもできる。音楽も昔のアメリカの歌で穏やかで懐かしい気持ちになる。そんな季節と音楽を背景にストーリーはこちらのほっぺたをひっぱたくような内容だった。

みんながみんなを知っている小さな町で、顔を上げて堂々と行動するミルドレッド(マクドーマンド)が周りに石をぶん投げる。当然彼女にも色んなものが降りかかる。嫌がらせ、応援と共感、資金援助、仕事仲間が逮捕される、署長の死と手紙、火事には火事を。ミルドレッドは何をされてもその都度毅然と対抗する。一方でディクソンの成長物語があり、署長からの手紙と病室でのオレンジジュースが彼にきっかけを与えた。

常に強くて逞しく見えるマクドーマンドは警察と他人と自分への怒りにまみれている。その怒りは映画を超えて、白人警官による黒人虐待や妻へのDVや聖職者による男の子への性的虐待が示唆されることでより燃え上がる。同じ立場・職業のあなたが見て見ぬ振りをしたらあなたも同罪だと映画が突きつけてくる。

最後がああいう終わり方であることが私には非常に良かった。犯人逮捕で終わって大団円だったら観客はカタルシスを得てしまう。いい映画見たね、じゃ、どこに食事に行こうか?になってしまう。カタルシスを与えたらだめな作品というのがあると思う。捕物帳とか勧善懲悪でまとめるんじゃなくて、人間の世界は悪いばかりではないけれど単純ではない、それに裏に何があるかわかったもんじゃないよ、がこの映画のメッセージの一つだと思うから。そのためにも、舞台が広いアメリカ合衆国でどこへ行くにも車が必要で目的地まで延々と車を運転しなきゃならない場所が必要なんだと思った。ハンドル握りながら助手席に座りながら広い広い同じ風景を見ながら考えることができるから。どうしょうか?まだ決めなくていいね、ちょっと考えてみようか、などと話したり考えたり黙ったりできる。沈黙もコミュニケーション。目的地にすぐ到着してしまうような狭い土地や渋滞ばかりの場所ではダメだ。短絡的になってすぐ頭に血がのぼってしまう。

広大な大陸を運転する姿がマクドーマンドほど似合う女優は居ないと思った。

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talisman

5.0感動的な遺書を読むその後ろに火炎瓶ボンボン投げ込むシーンが、映画を...

2021年5月12日
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