劇場公開日 2018年2月1日

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スリー・ビルボードのレビュー・感想・評価

全497件中、41~60件目を表示

4.0スリービルボード

2020年10月18日
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3枚の広告…物語が凄すぎた
最悪の奴が最後めっちゃ良い奴になって。
見所満載だった

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mami

3.0チェス盤の四方向から4人が勝負すると、どうなる? こうなる。

2020年7月19日
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鑑賞方法:映画館

「戦いに関してはアマチュア」だが「怒りに関してはプロ中のプロ」である主人公が、惨殺された娘のために、戦いを挑み始めるお話です。

ただ、そもそも敵は誰で、どこに潜んでいるのか、皆目わからない。

とりあえず目の前の敵とおぼしき相手に片端から戦いを挑み始めるので、周囲のほとんど全員が彼女の敵になり、それぞれが思いがけない動きを見せ、なんだかチェスか将棋なのに4人で盤を囲んで四方八方から順番無関係に手が伸びて駒が意表を突いて動きまわる……みたいな、ストーリーの意外性を楽しむ映画なのかなと思いました。

くだくだしい説明を一切省略して、メインテーマに、いきなり観客を引きずり込む手腕はなかなかのもの。

絶対的権力を握るものが、批判されない立場にあると、どうなるか?
その絶望的な閉塞した気持ちは理解できるのですが、心を動かされるためには、ちょっとストーリーの作り込みが浅いかなと感じたのも事実です。

一例ですが、結末部分で、テーマの一番大切な部分を描かずに(描けずに)エンドロールに逃げ込んでしまったシナリオの腕。
かなり落胆しました。

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お水汲み当番

2.0スッキリはしない

2020年7月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

難しい

アメリカっぽい終わり方。過激な暴力もあり、何か観ていて嫌気が差す。唯一の救いは、やる気のない元警官が、署長の遺書で行動が変わる所かな。

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ケイト

4.0暴れん坊母ちゃん

2020年5月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

娘が殺された事件を解決できない警察を八つ当たりして広告看板に警察署長批判メッセージを掲げるヘイト母ちゃんと女性蔑視の粗暴な警察官の物語。
警察署長は実はかなり熱心に捜査をしている立派な人物なのに、そんなことも知らず母ちゃんは暴走モード。警察署長は自殺して粗暴な警察官は母ちゃんが警察署に火をつけ瀕死の重症を負う散々な展開。しかしその後にハートウォーミングな展開になるよくできた作品です。脚本も演出もキャストの演技もいい。
この物語の舞台は高度経済成長から置いていかれたミズリー州ということも大きく関係している。最初はとんでもばばあと思ったけどかなりの良作だぞ!

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トシくん

4.0もがき苦しんだその先に・・・

2020年4月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

この映画について事前に知っていたのは、母親ミルドレッドが、レイプされて殺された娘の事件の捜査が進まないことに業を煮やし、町はずれの道路に3枚の看板広告を立てる、という事だけです。娘の為に精力的に行動する母の愛、というシンプルなテーマかと思っていたら少し違いました。

アメリカ南部の寂れた、一見のどかに見える町には色々問題があり、人種差別、偏見、偽善者の事なかれ主義、人々は問題から目を逸らしていた。
「ここの警察は黒人だけを殴るんじゃないのか」というようなセリフがあります。また、神父に母親が「少年がどんなに犯されてもあなたは見ないふり」と言うセリフ。娘が犯されたのに敢えて少年、と言ったのは、「スポットライト世紀のスクープ」という映画で観た、実際にあった聖職者による子供への性的虐待事件を想起させ、この映画はアメリカが抱える様々の問題を描いていると思います。

一方、ミルドレッドにも問題があり、娘に最後にひどい言葉を投げかけた事に苦しんでいた。(しかし、あの道、夜は真っ暗で、徒歩なんて考えられない。私が娘なら友達に迎えに来てもらうか、出かけるのを止めますが)母親の警察への怒りは、そのまま自分への怒りでもありました。警察署長を始め一部の人間は心を寄せてくれるものの、町の人達や娘の父親である元夫にさえ中々理解してもらえず、母親は孤立していき、互いに傷つけ合う・・・その対極の無垢な存在が、馬や、寄せ植えの花や、若い雌鹿でしょうか。

予想したより複雑で、重い部分もありましたが、ミルドレッドの過激な行動は(犯罪だけど)痛快で、観て良かったなと思えます。
人生は過ちと後悔の繰り返し、でも悪いことばかりでもないです。

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ゆり。

3.5悪いやつはいない

2020年4月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

難しい

正直、評価が難しい作品だと思います。
人によって賛否両論があるんじゃないでしょうか。
犯人を挙げられておらず、そのために広告を掲げたことから始まり、街の中でいろんないさかいが前半繰り広げられます。
後半に入るといろんな人のやさしさや気遣いが、見られるようになり、エンディングへと向かいます。
最後は、見たすぐは釈然としませんでしたが、しばらく時間が立ってみるとあれはあれでOKかなと感じました。
小さい街の3枚の広告からよく展開したなという脚本に拍手です。

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たけお

1.5話が終わる前に映画が終わった

2020年3月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

このエンディングは何かの暗示をしたつもりなのだろうか。なんにも伝わらない。
制作途中で方向性に迷い放り出したかのような作品。
道に放り出された捜査ファイルの行方は?
「チェス」という良いキーワードが出たと思ったが活かされない。
この作品を見て着想を得たプロデューサーが将来、優れた作品を作るための元ネタになるであろう映画。

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スコジョンバー・ゴーラン

4.0あなたが動けば人は変わる!

2020年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2019年3月22日 #スリー・ビルボード 鑑賞
脚本がとてもいい映画。大きな広告を出すことで人の考えや行動が少しずつ動いていく。自殺、暴力、放火と動いていく中でその周りの人も動いていく。ぶつかり合うことで何かが変わる。何も解決しないラストだけどそれでも動く二人。

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とし

2.5凄まじいほどのB級作品でした・・・

2020年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

まずタイトルにもなっている3つの看板ですが、
これが後々なにかの暗喩として役立ってくるのだと思っていましたが
特に何もなし。
それでも娘を凄惨な事件で亡くした母親の存在感はそこそこあります。
例えて言えばエイリアンのシガニー・ウィーバーや
ターミネイターのリンダ・ハミルトンみたいな
逞しく戦う女性の佇まいを持っています。
なのでこの母親が困難な道を切り開いてゆくものだと思って
鑑賞を進めていくのですが
この女性、実はただの悲しいばかりの脳筋なのです。
じゃあ誰が娘を殺した犯人を追い詰めてくれるのだと思い見てゆくと
登場時は酷いキャラクターとして存在していた人なのですが
その酷い性格の人が改心するきっかけがとても浅くつまらない物でした。
こんなに酷い性格の人間がたった一つの物や事で生まれ変わるとは到底思えない。
この人物に限らず全ての登場人物の性格付けがとても曖昧で作り込みも浅いので
誰にも感情移入できません。
それでも点数を2.5にしたのは時折母親や周りの登場人物が見せる
皮肉めいたやりきれない感のあるユーモアがクスッときたからです。
とにかくこの作品はミステリー要素もほぼ皆無。
何かを成し得る爽快感も皆無。
見終わった後のカタルシスも皆無。
ただただ行きありばったりでつまらない
B級ホラー映画を見た時のモヤモヤした疲れと
無駄に費やした時間の感覚だけが残りました。
唯一良心的解釈をすればこの作品が伝えたかったことは
人は見かけじゃない、無敵なヒーローなんかいない
きっかけさえあれば人は変わることができる
そんな事を言いたかったのかなぁとかなりいい方に解釈すればですが
そう思いました。
とにかく時間の無駄でした。
よく幾つかの賞をもらえたものだと驚きます。

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くるとん

4.0ミズーリの湿り気のある雰囲気とともに

2020年3月24日
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ミルドレッドは娘を亡くした深い悲しみが軸にある。

だが本作はブラックユーモアを織り交ぜながら
小気味良く進んでいく。

離婚、偏見、暴力、腐敗などタブーに近い話題も
随所に混ぜながら独特のどこか湿り気のある空気とともに展開していくストーリーは一時も目が離せない

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からあげ500g

5.0オレンジジュース

2020年2月29日
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itstar

4.5母の強さ。そして母の弱さ。

2020年2月29日
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鑑賞方法:DVD/BD
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といぼ:レビューが長い人

5.0キョーレツな怒りを表しています。

2020年2月14日
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鑑賞方法:映画館

フランシス•マクドーマンドが「ファーゴ」に続いて2度目のオスカーを獲得しました。
始めのシーンで、神父が親身なフリをして訪れたのを彼女が叩き出しますが、
「見て見ぬフリをするのは罪に加担していることと同じ」という
ミルドレッドの怒りを吐き出しています。
以降、この怒りに突き動かされるように話は進んでいきます。
やがて、自身にもあった差別の意識に気付かされることになるのですが。

アメリカ南部の片田舎の閉鎖的な町で次々と起こる事件、
息を飲む展開です。
この映画では、特にラストが面白くて、公開時に見た時、
へぇ〜、アメリカもちょっとは変わったかな、と感じました。
未だに銃社会ですが。
怒りを胸に、どう向き合っていったらいいか考えさせてくれる作品です。

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Bird

3.5それぞれの「正義」

2020年2月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

様々な立場の登場人物たちのそれぞれの「正義」があって、フランシス・マクドーマンド演じる母以外の人間模様も非常に重要なエレメント。それなりに面白かった。それにしても日本ポスターが良くない。作品の良さが何も伝わらない。本国ポスターも情報少なすぎだけど。

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みな

3.5・・・。

2020年2月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

難しい

 自分の映画を鑑賞する眼、人間としての感性の未熟さを痛感しました。鑑賞後、これみよがしに語れるような感じたこと、考えさせられたことは、正直に言うとなにもなかった・・・。
 ウィロビー署長の生き様に心打たれまり、ディクソンの正義感の目覚めに感心したりはしたものの、この映画の本質はこんなものじゃないんだろうと感じます。
 どの人も主人公らしくない善の行動と悪の行動を繰り返し、レイプ犯の正体もボードの放火犯の正体も、なにも解決することなく、誰にも感情移入させることなく、ものがたりが終わった。。「なんのために映画を観るのか。」ということを改めて考えさせられました。他の方々の感じたこと、思ったこともいつも以上にじっくり見てみたいと思います。
 今はこの感想が紛れもない僕の現在位置。時が経って振り返った時に「オマエ、なんにも分かってねぇなぁ(笑)」と思えるのだろうか。。

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かつ

3.0愛と暴力

2020年2月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

どうしても主人公に感情移入して見るわけですから(我々は)。やはり最終的には 解決して終わってほしかったですね。あえてそうしたんでしょうけど。復讐は暴力しか生まない的な…。ラストシーンは けっこう好きかもしれないです。その時の感情に任せて…。

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レクター

4.0なかなか

2020年1月17日
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引き込まれる映画!
とくに大きく事件が動く訳ではないけど
作り方が上手い

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のりぽん

3.5観た

2020年1月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

オレンジジュースのシーンは、いいシーンですよね。ああいう、一発で決まる絵は、映画ならではの醍醐味だなぁ、って思います。

この映画は、他の方のレビューを読んで、「俺って、ほんとに少しのことしか感じ取れてないんだなぁ」と、痛感させられた作品です。特に、浮遊きびなごさんや、ぐうたらさんや、MPさんのレビューは、目から鱗でした。なんか悲しく感じる一方で、「ここでレビューを読めば、気づかずにいたことまでわかるんだ」という喜びも再確認という感じです。

いつか必ずちゃんと感想を書く。

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CB

4.0映画史上最も泣かせるオレンジジュース

2019年12月3日
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映画史上最も泣かせるオレンジジュースが登場するんだけど、劇場ではすすり泣きの声も聞こえたし、実際感動的。でも、ラストも含めて納得いかない気持ちは残った。えっ、それで赦されるのかと。答えはそれぞれだろうけど、自身の憎しみと非寛容と向き合う2時間。

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ピンボール

5.0【”怒りは怒りを来す” アメリカミズーリ州の架空の田舎町の出来事を通して現代アメリカの抱える病巣を見事に描き出した作品。】

2019年11月12日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

幸せ

 ◆今作は、現代アメリカの”負の地域に焦点を当てた”傑作である。 ー

 ”観光のみで成り立っているミズーリ州の死んだような田舎町を舞台にした、不毛で哀しい物語。”

 ・娘を殺された激しい怒りを抱えた土産物店を営む、母親ミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)と、誠実なそして自ら病を抱えた警察署長ウィロビー(ウディ・ハレルソン)の切なすぎる遣り取り。

 ・ウィロビーを慕うかなり短絡的なディクソン巡査(サム・ロックウェル):彼の姿は”ミズーリ州”で起こった白人警察官による黒人青年射殺事件を容易に想起させる。
 そして、彼は粗暴ではあるが、独身で母親と暮らす”ABBAのチキチータ”を愛聴し、カウチに座りTVの劇映画を虚ろな眼で見ている男である。

 ・ミルドレッドが田舎町の三枚の空き看板に
 ”赤地に黒文字で記した強烈なメッセージ”
 の掲載を求めたエビング広告会社の若き経営者を演じたケイラブ・ランドリー・ジョーンズの軽薄な姿(「ゲット・アウト」や「バリー・シール」での怪演振りも記憶に新しい)も、今作の舞台である”ミズーリ州の死んだような田舎町”を象徴している。

 ・ミルドレッドの息子ロビー(ルーカス・ヘッジス:田舎町の青年を演じさせたら右に出るものなし!)の自らの未来が見えない、遣る瀬無い想い。

 ・病を抱えていたウィロビーは暴力的なディクソン巡査の中のある理由による”善性”を信じ、妻とミルドレッドとディクソン巡査に彼の深い想いを込めた手紙を遺す・・。

 ・警察署長ウィロビーと、ミルドレッドの相手の立場、境遇を分かった上での、公園での会話。

 ・警察署長ウィロビーが遺した手紙がミルドレッドとディクソン巡査にもたらしたものとは・・。

<熟達した名優二人と有望な中堅、若手俳優達が織りなす重厚なヒューマンドラマ。
 現代アメリカ社会に対しての警句も強烈に効かせたマーティン・マクドナー監督の辣腕が冴え渡る見事な作品である。>

<2018年2月1日 長野県の劇場にて鑑賞>

<その後、別媒体にて鑑賞。鑑賞後の深い余韻は変わらず・・。>

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NOBU