四月の永い夢

劇場公開日:

四月の永い夢

解説

「走れ、絶望に追いつかれない速さで」などの新鋭・中川龍太郎が監督・脚本を手がけ、第39回モスクワ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評連盟特別表彰を受賞したヒューマンドラマ。3年前に中学校の音楽教師を辞めた27歳の滝本初海は、現在は近所のそば屋でアルバイトをしながら暮らしている。そんなある日、彼女のもとに1通の手紙が舞い込む。それは3年前の春に亡くなった恋人が彼女に向けて書き遺したものだった。この手紙をきっかけに、初海の変わらない日常が再び動きはじめる。ヒロイン・初海役に、ジブリ映画「かぐや姫の物語」で主人公の声を演じた朝倉あき。初海に恋する青年・志熊役を三浦貴大が演じる。

2017年製作/93分/G/日本
配給:ギャガ・プラス
劇場公開日:2018年5月12日

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(C)WIT STUDIO / Tokyo New Cinema

映画レビュー

1.0めぞん一刻をリスペクトしているが。

2024年6月30日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

5.0再び、映画鑑賞を趣味として取り戻してくれた作品です。公開当時は上映...

2024年5月18日
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再び、映画鑑賞を趣味として取り戻してくれた作品です。公開当時は上映館は少なかった様な気がします。朝倉あきさんが素敵です。この作品以降 中川龍太郎監督に注目をするようになりました。同時期に新宿武蔵野館で上映されていた「パンとバスと2度目のハツコイ」 共に忘れられない映画です。

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麻婆春雨と担々麺 大盛

3.5【”時の流れゆく中で・・。”若き女性が、過去の哀しき想いを抱えながら生きる中で、日々の小さな幾つかの出来事により静やかに再生して行く姿を描いた気品ある作品。】

2022年12月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

ー 中川龍太郎監督は、オリジナル脚本で確実にステップアップしてきている若き監督である。
  「わたしは光をにぎっている」「静かな雨」そして今年公開されせた「やがて海へと届く」を劇場で観て、彼の透明感や、光の使い方。静やかで、気品ある作風に魅力を感じている。
  それは、今作でも同様である。

■3年前に恋人を亡くした滝本初海(朝倉あき)。
 音楽教師を辞めた彼女の穏やかな日常は、亡くなった彼からの手紙をきっかけに動き出す。
 元教え子との遭遇、染物工場で働く朴訥な青年からの思いがけない告白。
 そして、3年間彼女の苦しめていた心の奥の小さな秘密。
 だが、初海はそれを恋人の母親(高橋惠子)に涙ながらに告げる事で、喪失感から緩やかに解放されていく。

◆感想

・今作品で、初海を演じた朝倉あきさんの透明感溢れる姿が印象的である。
・映画館で「カサブランカ」を一人で、観賞するやや寂し気な表情。
・元、教え子がDVを受けている事を知り、助け出し二人で公衆浴場で湯につかる姿。
・そして、朴訥な青年(三浦貴大)との出会い。

■初美が、恋人だった男の実家を訪れるシーン。男の母親に男とは5月前に別れていた・・、と涙ながらに告白するシーン。それに対し母は優しく”一緒に時を過ごしてくれて有難う”と答えるシーンは、初美が過去の哀しみから解き放たれたシーンであろう。
高橋恵子さんが、優しき母を絶妙に演じている。

<今作は、映画では王道の”喪失から再生”を描いた作品である。
 中川龍太郎監督らしい、気品ある優しさと、主人公の初美の微かなる希望と幸せな将来を感じさせる作品の仕上がりが良き作品でもある。>

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NOBU

2.0モヤモヤして終わった

2021年4月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

自分の直感を信じて選んだ映画でしたが、大きな盛り上げがなく、答えのない結末でした。理系の頭なので答えが欲しかったし、引きずって生きている原因が謎のままで終わってしまった。クライマックスで明らかになるだろうと期待して見ていたが、こんな終わり方もあるんだなあ。映画って深いな、と改めて感じました。

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優翔太郎