孤狼の血のレビュー・感想・評価
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悪い漢ばかりで何が正義かわからなくなる
あっかんです、役所広司の凄いこと。松岡桃李演じる実直な日岡の顔がラストには全く別人のように変わる。目を覆いたくなるシーンも多いけど目が離せない。
レベル2は映画館で観たい。この手の作品は何処の映画館で見るかチョイスが難しいんですが(笑)
これはやべぇ
展開も演技もテンポもかなり良く、
観ていてあっという間だった。
邦画の場合は葛藤とかをキャラ付けのために
淡々延々と感情的な描写で叫び散らす
みたいなのが多い。
車移動中になぜか車を止めて外に出て
雨の中自分語りが始まるとか笑
そういうクドさがほとんどと言ってない。
冷酷で、躊躇がない。
だから気持ちがいいし、おっかない。
個人的に一番ヤバさを感じたのは、
ガミさんの仇を養豚場でブチ切れて
殴りまくるシーン。
意図的に長くしてあるんだろうけど、
顔がどんどんボコボコになっていく過程で、
何か新しい感情が生まれてきそうだった。
冷や汗を通り越して、
本当に人殺した感覚ってこんな感覚だろうなって。
笑いもあり、話に仕掛けもあり、
何よりヒリヒリした緊張感あり。
日本映画ではナンバー1なんじゃないかって
思ったなー!!
次回作はガミさん無しで
映画に納得感や満足感があるのか不安だけど
観てみようと思います。
警察なんて
邦画らしさ
75点
映画『孤狼の血 LEVEL2』が2021年8月20日(金)に公開
2度目の鑑賞
続編が公開されると聞いて
原作未読
バイオレンス映画で定評がある白石監督
時代は88年
翌年は平成
ポケベルとか懐かしい
昔の実録ヤクザ映画を彷彿させる静止画とナレーション
オマージュだろう
東映ヤクザ映画最高!
やっぱりヤクザ映画といえば広島弁が一番
「平和都市」に暴力団がよく似合う
新聞記者までヤクザっぽい
役所演じるマル暴の破天荒なベテラン刑事と松阪演じる本署から異動してきた学士様の若手刑事のコンビ
ヤクザ役の中村倫也が良い
TEAM NACSの最年少音尾琢真も良かった
一番年下という事実を受け入れ難い
石橋蓮司はここでも組長
暴力と暴言にに特化して「無駄」を削ぎ落とした『アウトレイジ』に比べると女優陣も若干華やかでヤクザ絡みでたしかにグロいが娯楽性は高い
おっぱいもたくさん出る
真木ようこは乳出さないけど
広島市は実名で呉原は架空という謎
エンドロールカッコいい
続編は役所広司無しで不安だが必ず観ようと思う
物語りを純粋に堪能できた
綱の上に乗ってしまったガミさんとヒロダイ
機内(2018.5.)の小さい画面から一応普通の大きさの画面で中断されることなくやっと全貌を見ることができました。
役所広司の演技の幅広さはもう超人的です。松坂桃李の変貌(成長とも言う)と頬が痩けて鋭くなっていくのよかったです!ピエール瀧と石橋蓮司、適役。江口洋介と(特に)竹野内豊は意外でしたがとてもかっこよかったのでもっと場面が欲しかった!ショートヘアの真木よう子の着物の衿合わせと衣紋の抜きが凄い!完全に玄人さん、似合ってました!一度やってみたいが絶対にできない!
昭和がもう終わる頃が舞台なんだ。自動車電話用の太くて真っ直ぐで頑丈なアンテナが懐かしい。
ガミさんは天使だったんですね。LEVEL2に行く準備できました❗️
昭和の匂いが漂う漢の映画
悪と悪のぶつかり合いの末見えてくる人間の本性
山田孝之主演の「凶悪」でも人間の持つ悪を見せてくれた白石和彌監督。本作でも、警察とやくざの激しい抗争がリアルに描かれており、過激な裏社会の実態を存分に見せていました。話題を呼ぶのも納得のいく映画です。
まずなんといっても役所広司のキャラクター性がストーリーに引き付けてきます。刑事なのに裏社会の危ない人たちと繋がっており、まさに「マル暴」です。悪を成敗する立場の人間が悪の道で生きている。なんとも理解しがたいけど面白さを感じます。殺人、賄賂、闇金といった悪事が鮮明に見えてきました。そんな刑事に振り回されるのが松坂桃李演じる若手刑事。彼も彼で、悪事はしてはならないと思っているもののなかなか過激なことはしており、役所広司演じるマル暴刑事の悪態が目に見えて体に染みついている感じがしました。
キャスト陣も豪華です。「MOZU」での刑事役で有名な真木よう子や滝藤賢一、中村獅童、ピエール滝、石橋蓮司、江口洋介といった名優が集います。ただ、個人的に一番興味をひかれたのが、中村倫也演じるやくざの永川です。そこまで主要なポジションではないものの、普段テレビで見るような温厚そうな中村倫也が荒々しい人殺しのやくざを演じており、彼に対する概念が少し覆りました。やはりどんな役にでも染まるのが俳優というものです。そして、こんなカッコいいやくざいないだろうなと思ったのが江口洋介です。「コンフィデンスマンJP」でも、はめられてばかりのやくざの頭を演じていましたが、「孤狼の血」でのやくざは違います。彼らしいスタイルで悪の人間を残忍かつスタイリッシュに演じていました。
今年8月に続編の公開が控える「孤狼の血」。役所広司は出てこないみたいですが、松坂桃李が主役ということで機会があったら見てみたいです。前作越えのテイストを期待します。
【一線の引き方】
これは、ヤクザ映画というより、実は刑事ドラマではないかと思う。
戦後、暴力団は必要悪のように言われる時期もあった。
ずっと昔、亡くなった祖母が、「やくざって何?」と聞く僕に、困ったように、あれこれ説明した後、「普通の人には悪いことしないから大丈夫」と付け加えていたことを思い出す。
あれこれ説明されたことは忘れたけど、付け加えたところは覚えていて、後々「やくざは堅気には手を出さない」という意味だったんだと思い返した。
こうした線引きがあったからこそ、ヤクザ映画が人気を博した時代もあったのだと思う。
しかし、バブルの時代になると構成員が増大し、違法薬物への関与に加え、地上げ行為の中心的存在となったことで資金力がつき、島というのか地域を跨いだ抗争に発展することも多くなり、社会不安を煽るとして、1992年の暴対法の施行に繋がった。
この作品は、その暴対法前夜に、
大上という刑事が、
●暴力団同士の余計な抗争は避ける、更に、
●一般の人間、つまり、堅気には手を出させないという、
2点のみから、法的な解釈とは関係なく自らの行動に白黒の一線を引き、行動する姿が迫力満点で描かれている。
確かに、思い返すと、関西の暴力団組織が、東京にも進出か?とか、〇〇系暴力団が報復みたいなニュースが飛び交っていた時期だし、それだけ東京を中心にした大都市圏の地価の高騰は魅力的だったのだと思うし、都市部を中心に全国各地で暴力団の抗争が勃発していたことは想像に難くない。
そして、大上の自らの命を、自ら守る術が、警察官僚と暴力団の癒着の実態把握というのは、こうした事実を描いた映画が複数あることからも、リアリティが増す気がする。
また、「孤狼の血」が秀逸なのは、大上の一貫した行動様式の裏に潜む人間臭さが、物語の進行とともに観る側の想像を掻き立てるところと、日岡の僅かずつだが確実に変貌していく様がきめ細かく描かれているところだと思う。
役所さんと松坂さんの演技が光るところだ。
そんなことで、僕は、この作品は、刑事ドラマではないかと思うのだ。
とにかく、あれこれ考えるより、ストーリーに惹きつけられる映画だ。
他のキャストも抜群で、真木よう子さんは相変わらずだが、阿部純子さん演じる薬剤師の桃子がグッとくる映画だった。
結構、キーパーソンだと思う。
桃子が大上の墓参りで日岡にばったり出くわして、「ただで、わたしのおめこおがましてやったき、ええじゃろ」って明るく言い放つ姿には、何とも言えず、唖然として笑ってしまった。
これから、「孤狼の血 LEVEL2」完成披露特別上映会に臨みます。
蒸し暑さとグロさと
アマプラ無料期間終了間際に駆け込みで視聴。
冒頭の拷問シーンが「こういった映画ですよ」と宣言するかのように、全編作り手の本気度と本物以上のリアル感が満載の作品。
ラストで大阪出身の阿部純子に「ええやろ、ただで私のオ◯コ見れたんやし」というセリフを言わせるシーンには、仁義なき戦い広島死闘編で千葉真一演じる大友勝利の「オ◯コの汁でメシ食うとるんで・・・」というセリフへのオマージュと勝手に解釈しグッと来た。
ちなみに大友役は当初北大路欣也だったが、その言動が嫌で千葉と配役を入れ替えてもらったというのは有名な話で、逆にこの役を見事に演じきった千葉の役者としての評価は一気に上がった。
僭越ながら阿部さんには良い役者さんになって欲しいと心底思う。(すでに素敵な女優さんですが)
タイトルなし(ネタバレ)
公開時、暴力描写が凄いということで宣伝されていた気がするが、想定していたものより見やすかった。
非常識な現場の無法刑事とひよっこの新人刑事。
よく見る組み合わせで、どう面白くするか。
うまくいったんだろうか。
昭和の価値観で、本当に大切なものを守る
力強いお見事な展開、役者陣の秀逸さと奮闘、と見応えありすぎ。
松坂桃李さんはスクリーンが良い。
凶悪系極道系ベテラン役職たちにサンドイッチされて画面に登場する松坂桃李がとてもよい。後半のら彼が豚のおしりをはたきながら豚糞掻き分けるシーンは人間の尊厳を痛感した。
そして女子が強い。女子目線での強いところが良い。
観てよかった作品。
2を前に今さら観賞
2回目
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