彼女がその名を知らない鳥たちのレビュー・感想・評価
全220件中、41~60件目を表示
蒼井優の演技に迫力が
ヒイキだからかもしれませんが、蒼井優の演技が怖いほどでした。
阿部サダヲのけなげな歪んだ愛情も、共感はできないんだけど、最後までドキドキするストーリーで、観た後にすごい脱力感がありました。それくらいに私は引き込まれました。
これは、愛と呼べる
もっと最低最悪なゲス野郎達の話だと思ってた。女を弄ぶ男と、男に寄生してダメ男に尽くす女と、報われもしないのにしょうもない女に全てを捧げる男。
かと思いきや、最後のひねりで印象が一気に変わる。一種の純愛なんじゃなかろうか。
ただ、映画としては最後の一連の回想は余計だった気がする。もう全貌がわかった時点でそこは必要ないかなと思った。
主演の2人が凄い
強烈ーー
タイトルと写真でもっと男女のめんどくさいラブストーリーかと勘違いしてみたらこんな内容だったなんて…。
共感度ゼロの最低な男と女達という売り文句の通り全員クズ。なのに肩入れしそうになる。蒼井優の十和子はイケメンのクズ男に弱い典型的なダメ女のパターン。女は男によって顔を使いわけるっていうけどほんとにその通りに色んな顔を演じ分けてた。安倍サダヲもすげー。
そして最後15分の回収がすごいよ。鳥肌。
究極の愛ってなんだろ。
蒼井優の魅力って言葉にできないものなのかな。
心がぞわぞわする。
映画を観てこんなに泣いたのは初めてです
他のレビューを見てみると、星が1つの人とか酷評されている人がいるので驚いてしまいました。自分がどんなにいい映画だと思っても、やはり好みというものがありますね。しかし、この映画は今まで観てきた映画の中で1番か2番目に私は好きです。幼い頃親の愛情をあまり受けずに育った人や愛について人一倍考えて苦労してきた人ほど泣いてしまいそう。
タイトルが意味深
最後の最後にこの映画のタイトルの意味がわかった。
陣治以外はその名を知らない鳥たちなんだと、、、
蒼井優と阿部サダヲの演技も素晴らしかったが、ストーリーも後半にかけてどんどんのめり込める展開で終わりが読めないため常に考えさせられて面白かった。
思ったのと違った
「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」「孤狼の血」の監督だから見たけどちょっと期待したのと違った。
ミステリーというより、ある種の純愛ものというか。
いい年したおっさんだけど登場人物の誰にも共感できなくて、別な世界のお話を見せられている気分だった。
こんな「尽くす」人がいるなら会ってみたい 笑
最後の陣治の行動、どうしても不可解なんだよなあ。
全く共感できないクズ達が織りなす最高傑作
白石和彌監督のキャスティングから演出は文句つけようがない。共感度0、不快度100%、ポスターでもここまで煽っていいのか?その通りでした。蒼井優はメンヘラをさせたら日本一でしょう。彼女やばいくらい上手い。阿部サダヲも素晴らしかった。この作品のジンジ役は彼以外は考えられないくらいはまり役。彼じゃなければクライマックスのあの感動にもっていけない。もう一人松坂桃李は凄い役者になりました。この薄っぺらいクズを完璧に演じてます。竹野内豊も軽いクズですね。当然共感できません。この4人のキャスティングだけでも完璧でした。
ここまで不快なクズたちの物語で最後心をえぐられました。「この愛はあなたの恋愛感を変えます。」久々にキャッチコピーどおりの感情に浸れました。
まとわりつく嫌悪感が最後に昇華する感じ
頭ガーンとやられた。
展開自体はそこまで大どんでん返しというわけではないが、
ラストで感情が一気に爆発する感じだ。
全てを十和子に捧げ、幸せを願い、決して彼女に忘れられない道を選んだ陣治。
阿部サダヲと蒼井優のキャスティングよし。
蒼井優の演技が良かった(^ー^)
松坂桃李と竹野内豊と好きな俳優が出てきたし、阿部サダヲら出演者が皆良い。どうなっていくのか見入ったしベクトル変わると愛は怖いなぁって思いつつ、どうしようもない人間関係と共感しづらさってところでは3.5(;^ω^)
あなたはこれを 愛と呼べるか
2019年8月3日
彼女がその名を知らない鳥たち 鑑賞
あなたはこれを愛と呼べるか
沼田まほかる のイヤミスを
蒼井優 と 阿部サダヲ のダブル主演の名演が光る!
プレイボーイ役の 竹野内豊 と 松坂桃李 もよかった!
クズしかいない世界の中で放たれる"愛"の一方通行
白石和彌監督のハードボイルドで濡れ場を多用した作品ながら、作品のクライマックスに向けて、人間味が増したドラマに昇華させた展開は見ごたえがあった。
蒼井優演じる、欲に溺れたダメ女は異彩を放つが、それを小汚ない見た目でも優しさを誤りながら、隣にいる阿部サダヲの雰囲気が妙なバランスを生む。異端で醜いふたりがそれでもいる理由、そしてそれを愛と呼べるのか。キャッチコピーが作品を観て刺さる。
アブノーマルで危険な香り、ヒリヒリする人間の愚かさが詰まっていながらも、愛のいびつで真っ直ぐな姿を見た気がした。
愛を叫べば何でも許されると思うなよ
原作そのものを読んでいないし、今更、ストーリーそのものに対する評価を映画に対して行うのは気がひけるし、それなりに売れた本らしいので、大方の評価と随分違っているのだろうと、なんだかモヤモヤしながら、それでも頑張って最後まで見て、あまりにひどいことになっているので書いています。これは要するに「愛の物語」だと思わなくてはいけない映画のようだが、連れ合いを罵る女を偏愛する夫の献身的な一途な愛として共感せいといわれても、全くできません。みんな歪んだ人間として描かれているが、その中にも真実の愛があるみたいな言い方で映画の価値を支えようとしているのは無理がある。これも1つの愛の形?嘘でしょ?愛でも、献身でもない?絵空事の一言。愛というコンセプトを掲げておけば何でも許されると思うなよ。と言いたい。原作にどれだけの筆力があったのかは知らない。筆力に当たるのが、演技あり、演出であり、映画技術だが、筆力は一定程度あるとは思うが、決定的に主人公の女の正体がわからない。原作ものにあぐらを書いて、人間を描き見つめることを放棄してしまった日本映画の、残念な一本だ。
色男との情事にだけ愛を感じる十和子と 生活能力もなく危なっかしい十...
色男との情事にだけ愛を感じる十和子と
生活能力もなく危なっかしい十和子を守り尽くす事に愛を感じるじんじ。
じんじは、愛する事に一生懸命だけれど
愛されようとする努力はしない。
十和子は愛人に嘘をつかれても気づかないふり。
出てくる男がクズばかりで
働きもせずクレームしたり浮気する十和子も好きにはなれないが、こーいう男に寄りかかってしか生きていけない女っているよなぁと思ってみてました。
切ない、そして深い。
見落としていた映画。ライブ時は阿部サダヲさんのドタバタコメディものと期待してたけど、いい意味で期待外れ。切ない、そして深い。蒼井優さんの演技の巧さも際立って非常に面白い作品に。異性を愛するカタチはいろいろあるけど2人の愛のカタチが切なくラストは切なさの究極のエンディング。お薦めです。
阿部サダヲと蒼井優が最高だ
後味悪い小説だけど癖になる沼田まほかる、あまりに好きな作家で作品だから、映画は敬遠してた。でも、見て良かった、二人が最高に適役だったから。ただ、最後、後味悪い感が、これからまとめに入るね~、要約しますからね~になってしまったのが、とってもとっても残念だった。
あと、性描写が邦画はいつも気持ち悪い。この映画も。音とか含めてしつこい。だから、早送り。こちらの想像力に任せて欲しい。観客へのサービスだと思ったら、大きな勘違いだと思う。役者が気の毒。
全220件中、41~60件目を表示