いぬやしきのレビュー・感想・評価
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お見事です。
原作物はどうしたって批判は付き物だ。
何故あのシーンが無いだの何故あのセリフが無いだの。
ファンの数だけ思い入れの有る場面はあって、その全てをフォローして一本の映画にするなど絶対に不可能だ。
それでも映画化の企画が上がれば、どの場面を入れてどの場面を削るか脚本家や監督は取捨選択に頭を悩ませるのでしょう。
今作に関しては流石「アイ・アム・ア・ヒーロー」の佐藤信介監督。
主人公犬屋敷の情けなさと、どんなに白い目で見られても揺るぎ無い家族愛。もう一人の主人公御子神の絶望と怒り。絶対的人間愛対絶望的怒りと云う作品のキモはしっかりと押さえた上で、見事なアクションエンターテイメントに仕上げている。
同じコミック原作、フジテレビ制作、佐藤健主演でも「亜人」とは比べ物にならない出来だ。演出力の差を本広克行監督も思い知って欲しい。
話が逸れた
佐藤信介監督は「修羅雪姫」の頃からアクションとドラマ、どちらも丁寧に演出出来る貴重な監督だと思う。(GANTZは企画自体に無理があった)
無論下村勇次アクション監督とのタッグ有ってこそとは思うが。
このコンビで是非続編もお願いしたい。と云うより作らにゃいかんでしょう、これは。
けどちょっと心配なのが、客の入りイマイチだったんだよねえ。皆さん観に行ってください。
オススメ。
救う力VS奪う力。真の強さと家族愛を問う異色アクション!!
【賛否両論チェック】
賛:突如得た力を、「救う」ためと「奪う」ためという対極の目的のために使う2人の戦いが、最先端のCGで描かれ、その迫力やリアリティに圧倒される。一本気な家族愛にも、思いのほか感動させられる。
否:どうしてもストーリー上のツッコミどころは多く、そもそもの設定にも無理がありすぎる。大量殺戮のシーンも、好き嫌いは分かれそう。
突然の不可思議な事故に巻き込まれ、機械の体となった2人の登場人物達。そんな2人が辿る正反対の道の行方に、まずは考えさせられます。片や、家庭や職場で居場所をなくし、余命もわずかと宣告され、生きる意味を見失っていたところで機械の体となり、見ず知らずの人々の「命を救う」ことに存在意義を見出していく犬屋敷。片や、幸せな家庭への憎悪に囚われたまま機械の体となったがために、最愛の家族を失い、人々の「命を奪う」ことに取り憑かれてしまう獅子神。2人の意志の果たしてどちらが強さを生むのか、その戦いから目が離せません。
アクションも非常に痛快です。ともすればB級感が出かねない設定を、ド迫力かつ繊細なCGで見事に体現しているので、荒唐無稽なストーリーでも自然とその世界観に入っていけるのがスゴいです。
そもそもの話の根底から好き嫌いが分かれそうなストーリーではありますが、大切な家族を守ろうと奔走する父の姿も感動を誘う本作ですので、是非観てみて下さい。
憲さん素敵!
監督らしいアクション
原作を知ってから映画を観ましたが、原作を知っていても配役に違和感を...
見ず知らずの人の死
私、おっさんです。
おっさんになって、自分が変わったなと思う事の一つに、見ず知らずの若い人が死んだニュースが悲しく感じる様になったというのが有ります。
理由ははっきりしないけど、なんか悲しいです。
そしてこの映画、フィクションだと分かっていても、理不尽に人が殺されていくのが悲しかったです。
正直、鑑賞後の後味は悪かったです。
でも、この映画の考えさせられるポイントもそこでした。
おっさんになってからの気持ちと、心理的に対極なのは高校生の頃じゃないでしょうか?(かなり個人差あると思いますが)
死に対して実感が湧きにくい年頃で、尚且つ、「見ず知らず人の死を悲しむ事」に対して、偽善ではないかという無意識の葛藤があるのが、高校生の頃じゃないかと思うんです。
その頃と、見ず知らずの人の死を悲しむ年代のおっさんを、この作品は意図的に対比させているのかなと思いました。
それで、考えたんですけど、年を取ると見ず知らずの人の死が悲しくなるのって、生物の本能から来るのかもしれません。
自分の先が見えて来ると、種の保存繁栄が優先事項になって来る。
それで、家族は勿論、見ず知らずの人を守りたくなるのかもしれません。
犬屋敷が人を救う事に生きがいを感じられたのも、偽善ではなく生物の本能なんでしょうね。
ジジーをなめんなよ!
佐藤信介監督が、『GANTZ』に引き続き、奥浩哉原作コミックを実写化した話題作。但し、自分は原作は未読。それほど期待はしてなかったけど、正直、『GANTZ』よりは面白く、なかなか楽しめました。
木梨憲武がどの程度の演技するのか、未知数でしたが、家族にも、会社にも見放された中年サラリーマンの悲哀がよく現れたジジーとして適役でした。
佐藤健は、龍馬伝の人斬り以蔵役以来、好きな若手の俳優さん。様々な役を演じ、今回は表情の少ない殺人鬼役の怖さを、見事に演じていていました。ただ、やっぱりもう高校生役は無理があるかな…(笑)
ストーリーも勧善懲悪的な内容で、わかりやすく、単純に入り込めました。
新宿でのバトルシーンは、ハリウッドならCGを駆使して、もっと派手な破壊と戦闘が繰り広げられるのだと思いますが、日本映画らしい地味さが、逆にリアルさもあってよかったかなと思いました。
いぬやしき
原作は未読。
ある日突然、
謎の墜落事故に巻き込まれてそれぞれに超人的なパワーを宿した冴えない初老男性と冷酷な高校生が、
人類の命運をかけて繰り広げる壮絶なバトルの行方を迫力のアクション満載に描く。
佐藤信介監督が「GANTZ」に引き続き、
奥浩哉原作漫画を実写映画化したのですが、
「GANTZ」よりは面白かったのが正直な感想。
犬屋敷壱郎役に木梨憲武というのは意外だった。
犬屋敷壱郎の悲哀と獅子神皓の憎悪を全面的に出しながら、
それぞれの背景を丁寧に描いている。
獅子神皓が悪になるにはそれなりの理由があり、
彼がどうやってダークサイドに墜ちたのかが非常にわかりやすい。
アクション描写はクライマックスで一気に見せる。
見慣れた新宿の街並みを舞台にダイナミックに縦横無尽にぶつかりまくるのは爽快。
渡辺しおんを演じているのが二階堂ふみだとは気づかなかった。
憲さん、よかったです!
GANTZはグロいイメージであまり好きじゃなかったのですが、いぬやしきはタイトルが気になり最初はBOOK OFFで立ち読みしていましたが、ジジイがどのようにヒーローになっていくのか興味津々で本屋に走りました。実年齢より老けてうだつの上がらない主人公に憲さんが決まった際、正直同い年の立場では複雑な心境でしたが憲さんで正解でした。シリアスな展開の中決してギャグを飛ばすでもありませんがホッとさせてくれ、安心して観ることができました。ハリウッド映画並みの制作費があるわけではないないなか、見事なVFX & CGでワクワク・ドキドキする映像の連続で、海外に輸出できるのではと真剣に思いました。(でも憲さんの魅力は外国人には理解してもらえないでしょうが。)主役の二人は当然ながら、本郷奏多や三吉彩花もいい味出してました。原作を読んでから臨むとよく10巻のストーリーを2時間に収めらたなって感心すると思います。実に面白かったです。
よくわからない
アクションシーンはとてもいい。
だが肝心なストーリー構成、脚本が雑に感じました。
制作期間の問題なのかなんなのか。
見ていて何故登場人物の気持ちに変化出たのかサッパリわからない。
特に獅子神サイドが上手く表現できていない。
佐藤健さんは嫌いじゃないんだけど獅子神役には大人に見えるので、獅子神の学生ならではの稚拙さが全く感じなくて残念。
原作ファンは別物を見る感じで。
柴犬花子 名演技で賞
原作は知らず、予告編見てどうかなー?と、見に行ったけど、
いやいやなんのその。
面白かった!!
2時間以上だったけれど、終始夢中で見ておりました。
キャスト木梨さん、良い感じに おじさん演技しててgood!
家庭内の あたりの強さが可哀想すぎて同情した。家族は大切にしよう‥。
佐藤健さん、演技の幅広いね〜いつもすごいわぁ〜。機敏な動きの映画は彼がピカイチでしょう。
何しろ犬の花子が可愛かったな笑
演技も素晴らしかった!
新宿での空中戦があって、ここだけは長いな‥と感じたけど、制作側は一番見せたいCG場面だったのだろうな。。出来は素晴らしかったけど、少ししつこさを感じてしまった。
しかしトータル的に話もよくまとまり、ヒーローがすごい強いわけでもなく、出来の悪いおじさんなわけで。
クビ寸前の会社は今後どうなるのかな〜とか、
獅子神は生きてたけど、続編あるのかな〜でももう悪役はやってほしくないな〜とか、
いろいろ思いながら見終えました。
今後が気になります。
期待してなかったのに。
原作ファンからの受けは悪くなりそう
ちょっと雑
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