ユリゴコロ

劇場公開日:2017年9月23日

ユリゴコロ

解説・あらすじ

沼田まほかるの同名ミステリー小説を、「僕等がいた」の吉高由里子主演で実写映画化。「君に届け」「近キョリ恋愛」の熊澤尚人監督がメガホンをとり、「人間の死」を心の拠り所にして生きる悲しき殺人者の宿命と葛藤を、過去と現在を交錯させながら描く。亮介は余命わずかな父の書斎で1冊のノートを見つける。「ユリゴコロ」と書かれたそのノートには、ある殺人者の記憶が綴られていた。その内容が事実か創作か、そして自分の家族とどんな関係があるのか、亮介は様々な疑念を抱きながらも強烈にそのノートに惹きつけられていく。謎に包まれた殺人者・美紗子役を吉高、彼女と運命的な出会いをする洋介役を松山ケンイチ、ノートを発見しその秘密に迫る亮介役を松坂桃李がそれぞれ演じる。

2017年製作/128分/PG12/日本
配給:東映、日活
劇場公開日:2017年9月23日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第41回 日本アカデミー賞(2018年)

ノミネート

最優秀主演女優賞 吉高由里子
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(C)沼田まほかる/双葉社 (C)2017「ユリゴコロ」製作委員会

映画レビュー

4.5 殺生と宿命の人脈曼荼羅を映像化した力作。清原果耶をもっと見たかったが

2017年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

原作小説を未読の人なら、運命的な出会いや宿命の再会がたびたび起きるこの筋を、現実味に乏しいご都合主義のように感じるかもしれない。だが沼田まほかるのファンなら、彼女がかつて僧侶だったことを知っている。リアリティーを追求するドラマではなく、人を殺して生きていくしかなかったある女性と彼女とかかわりのある人々の姿を通じて、殺生とは何か、愛とは何かを考えることを促す説話だと考えるといい。

熊澤尚人監督は残酷な描写に果敢に挑みつつ、映像としての美しさも追求して映画の品格を保っている。吉高由里子は、「蛇にピアス」の主人公に匹敵する強烈なキャラクター・美紗子を体現。美紗子の中学生時代を演じた清原果耶は、いつも明るい役の印象があるが、ずっと暗い表情でも魅力を失わない。出番が少ないのが残念だったが、そろそろ彼女が主役の企画が出てきてもいいのではないか。

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高森郁哉

2.0 原作を変えたのが間違い

2025年11月12日
スマートフォンから投稿

監督か脚本家のせいで名作小説が駄作映画になっている
全てにリアリティがない描写
非常に残念な作品

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REZERO

1.0 ホラー系コント?

2025年11月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

驚く

グロシーン、撮りたい画、大袈裟な演技を集めたツギハギ作品という印象。
ストーリー展開が不自然で下手なパラパラ漫画のよう。
主人公の内に潜む狂気…というよりただの情緒不安定、激情。
逃れられないカルマ…ではなくご都合主義な脚本。
素敵な俳優さん達が出演しているのがあまりにも勿体ない。

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むび

3.0 一冊のノートに記された殺人者の記憶を通じ、人間の愛と闇を描いたサス...

2025年10月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

一冊のノートに記された殺人者の記憶を通じ、人間の愛と闇を描いたサスペンス。
吉高由里子の演技が圧倒的で、美紗子の純粋さと狂気を併せ持つ演技がすごい。
松山ケンイチ演じる洋介がなぜ美紗子を救ったのか、その答えは“彼女を救うことで自分も救われる”という切実さにあった。衝撃的な内容ながら、人間の根源的な孤独と愛が伝わる作品でした。

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ホンマサ