逆光の頃
劇場公開日:2017年7月8日
解説
人気フィギュア「コップのフチ子」の原案者としても知られる漫画家タナカカツキの名作コミックを実写映画化した青春ドラマ。古都・京都を舞台に、幼なじみの女の子に恋する男子高校生の、思春期ならではの不安定な心情と輝く時間を切り取った。京都で生まれ育った高校2年生の赤田孝豊。人生に対し漠然とした不安を抱える彼は、同級生たちとのケンカや友情、そして幼なじみのみことへの恋などを経験しながら、少しずつ成長していく。主人公・孝豊を「PとJK」「トリガール!」の高杉真宙、ヒロイン・みことを「サバイバルファミリー」の葵わかながそれぞれ演じる。監督・脚本は「ももいろそらを」「ぼんとリンちゃん」の小林啓一。
2017年製作/66分/PG12/日本
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
スタッフ・キャスト
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2022年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
主人公(高杉真宙)は京都に住む高校二年生で、幼なじみの同級生(葵わかな)と仲がいい。
尊敬していたミュージシャンの友達は学校をやめて江戸に上った。
人生がモヤモヤし始め、はっきりしない毎日だったが、不良に絡まれて変わっていく。
とても瑞々しい青春ドラマだ。
ただ一夏の男女の話。
特に盛り上がりもなく淡々としていた。
2020年5月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
京都を舞台にした約1時間の青春群像劇。
話は「僕は歪んだ瓦の上で」、「銀河系星電気」、「金の糸」の3編に分かれていたので、とても観やすかったです。
気軽に観れます。
全体を通して、静かで厳かで流れる情緒あふれる空気感は京都の空気感そのもの。
大文字だったり、鴨川(でしょうか?)だったり、自然の美しさと風鈴の涼しげな音や雨音に心奪われます。
勿論、孝豊とみことを軸としたストーリーも良かったです。
小林監督らしい少年少女たちの青春の描き方。
静電気や手を繋ぐといった何気ない一つの行動で2人の関係だったり、距離をここまで描けるのは毎度流石です。
静かな喧嘩のシーンも雨の音と重なって美しかった。
現実世界にアニメーションを重ねるのは少し疑問点でしたが、映像なのに五感を使って愉しめるような感じが清々しい、好きな作品になりました。
ネタバレ! クリックして本文を読む
主人公が朝からチャリですれ違う同級生のバンドマン。この時間からリハらしい。熱心な、そんなことあるのか、と思っているとライブハウスのシーン。なんと演奏してるのはジョイディヴィジョンのセレモニーである。コピーバンドかよ!
しかもライブは夕方前にハねて(そんなライブあるの?)、ギャラでなんか食いに行こうとか言ってる。コピーバンドにギャラって一体なに?もう映画の内容どころではない気分だ。
多分、オリジナルの曲は別にあってセレモニーだけがコピーだったのだろう。オリジナル曲なんてダサくて使えないもんね。でもどっちにしてもギャラなんか出るわけがないけどね。不親切な映画の描写であるのは置いといてだがそれにしても、イアンカーティス亡くなってるけどこの曲の使用料とか著作権関係はどうなってるんだろう。もしかして作曲者が死んでると使用料がすごく安いとか、あるのかな。
高杉真宙の劣等感を「才能のある奴はええなー」と普通に生きてる人は絶対言わない独り言にしてみたり、副音声的に心の声を入れてみたり、そんな事しちゃったら高杉真宙が普通の高校生に比べて何も考えていない、悩みもない、ある意味この世に存在するかどうかも怪しい凡人でしかないという事がバレるだけじゃないか。