かぞくへ
劇場公開日:2018年2月24日
解説
「鬼平犯科帳」「必殺仕事人2009」などの助監督を務めた春本雄二郎の初の長編監督作品。親友と婚約者の間で苦悩する1人の男を描き、2016年・第29回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門に出品された人間ドラマ。家族の温かさを知らず養護施設で育った旭は、同棲中の佳織と結婚を目前に控えていた。そんな中、旭は親友の洋人によかれと思って紹介した仕事で、洋人を詐欺の被害に遭わせてしまう。唯一無二の親友であり、養護施設で家族同然に育ってきた洋人と、認知症が進む祖母のために結婚式を急ぐ婚約者の佳織。かけがいのない大切な2人の間で悩み苦しむ旭は次第に追いつめられていき……。
2016年製作/117分/日本
配給:「かぞくへ」製作委員会
スタッフ・キャスト
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2021年11月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
『由宇子の天秤』の春本雄二郎監督作品(過去作)。
なお、この作品を観る前に少しでも児童養護施設について知っておくと、全然見方が変わると思います。
なぜ、旭は血の繋がりのないヒロトにお金を渡したのか。
なぜ、詐欺被害に遭ったヒロトが警察を頼らなかったのか。
なぜ、旭は佳織に相談せずに佳織の母親に手紙を送ったのか。
…その辺が、ほんの少しの知識だけで見方が全然変わります。
佳織とその家族を見てわかる通り、別に血の繋がりのある家族と一緒に居るからって幸せになれるとは限らないんですよね。
それを客観的に目の当たりにした映画でした。
いや、さすが春本監督。凄まじいです。
2018年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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最初の方で主人公が走り回ってはあはあしてる場面があるが、ボクシングをやっていてあんなにハアハアするものなのか違和感ゲ芽生える。体の動きも悪いし演技も下手。感情移入できない。最後のシーンも簡単に和解して違和感てんこ盛り。和解しないほうがまだリアリティーを感じただろうに。甘くて演技も悪い。ダメ映画。他の人たちがなんだか感動していてなんじゃこれと思った。
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実に貧乏臭い映画だ。
冒頭からそれを感じる。
狭い部屋で窮屈そうに撮影してる。
ほとんどシーンで予算の都合でこうなったんだなというチープな印象を受ける。
メインキャストの2人が生活する部屋は、2人で住むには狭過ぎるんだけど
生活感が全然ない。
あの部屋で2人でせめて一ヶ月くらい暮らしてみてから撮ったら良かったんじゃないか。全然部屋の様子が変わってくるはず。
季節はいつなんだろう?
二月が誕生日でもうすぐじゃんとか言っていたから
冬なんだと思うけど
それにしちゃあ布団が薄すぎる。
あんなフローリングの床に薄い布団と毛布だけじゃあ
底冷えするはず。
暖房を死ぬほど入れてる・・・
にしても末端は冷えると思う。
どこがリアルだ?
最後の方のバーのシーンはエキストラも使って頑張った感がある。
だが
頑張ってる感が伝わってきちゃう。
そしてエキストラの芝居に妙に目がいくなあと、なんか違和感を感じて
何故だろうと思ったら
喋ってるメインの2人がそもそも無名の俳優で
エキストラの人達とレベル的に差がない。
だからなんか平坦になってしまって
2人が際立たない。
あと、やっぱり低予算映画だと
中高年の役者の質は落とさざるを得ないなと。
お婆さん役の人とか、とても下手だった。母親役の芝居も
なんともリアリティがないというか
純粋に下手だなと思った。
華がなくて馬鹿な主役の松浦には
共感もしないし
応援したいとも思わない。
この役者がもしテレビに出ていたらチャンネルを変えるレベルだが
これを映画館で見せられると逃げ場はない。気に入らないなら
帰るしかない。
モヤモヤとした感じで最後は終わる。2時間も見せられて結果がこれか・・・。
そして終始画面が揺れている。
手ブレ補正ぐらいなんとかしてほしい。手ブレがあるからリアルなのか?ただただ手抜きにしか見えない。
走っているシーンなんかは
開き直ってまんま揺れている。
最後のシーンとかもブレブレで
見ていてひたすら苦痛。
もう内容とかどうでもよくなる
主演の松浦を始めとして共感できる人達が全然出てこないし。
ラスボス的な役割の詐欺師が
意外とあっさり捕まるし、あっさり屈服して
何だったのこの人ってなる。
絶賛のコメントが多数あるばかりで違和感を感じる。
こんな映画は駆逐されて欲しいと強く思う。
少しだけ素直に
少しだけ正直に
少しだけその時に
話をすれば、悪くはならないのに
ちょっと切なくなりました。
俳優さんの素朴な演技がストーリーを作っているステキな映画です。
実話の組み合わせと聞いてびっくり。