ホドロフスキーの虹泥棒

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ホドロフスキーの虹泥棒

解説

「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」のアレハンドロ・ホドロフスキー監督が、ピーター・オトゥール、オマー・シャリフ、クリストファー・リーという豪華キャストを配し、1990年に製作した6作目の長編作品。飼い犬のダルメシアンにしか興味がない変わり者の大富豪ルドルフは、売春婦たちとの乱痴気騒ぎの最中、突然の心臓発作により昏睡状態に陥ってしまう。ルドルフの遺産にしか興味のない親族たちは会議を招集し、遺産をめぐって言い争うが、彼らが気になるのは、ルドルフの遺産すべてが風変わりな甥のメレアーグラに渡ってしまうのではないかということだった。それから5年後、叔父ルドルフの死と相続できるであろう遺産を待ちわびるメレアーグラはコソ泥のディマと2人、下水道で生活を送っていたが……。ヨーロッパ以外では長らく劇場未公開だったが、ディレクターズカット版として2016年に日本で劇場公開となる。

1990年製作/92分/イギリス
原題または英題:The Rainbow Thief
配給:アーク・フィルムズ
劇場公開日:2016年11月12日

スタッフ・キャスト

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(C)1990 Rink Anstalt (C)1997 Pueblo Film Licensing Ltd

映画レビュー

3.5金が全ての堂々コソ泥と犬が全ての危機感0男

2021年6月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

ダルメシアン命の大富豪ルドルフが、心臓発作で昏睡状態に陥ったことから始まる相続問題。 甥のメレアーグラは、街の泥棒ディマと共に下水道で暮らしいていた。 遺産の話を待ち、よく対立しながらも友情が芽生え、最後には…というお話。 初ホドロフスキーでしたが、初めてでもなんとなく、ホドロフスキー作品の中でもソフトな方なんだろうなと想像のつく優しい物語。 遊園地みたいな映画で、観ている時はどんちゃん騒ぎの世界観に酔いしれるけれど、終わってから少し経つと、観たのがまるで遠い昔のよう。 映画の最初の方との印象も違いました(正直、ルドルフパートにあんな長尺いらないだろとも思いましたが…)。 この映画の主人公はディマ。 金に飢え盗みを働く、クズな彼の成長物語。 ワンちゃんクロノスは結局何だったのか? どうやら、最後のワンコはクロノスじゃないらしい⁉︎ 個人的には、ディマ&メレアーグラよりも身長差コンビとディマ&アンブローシア(新聞屋)派。 富裕層と貧困層。貧困層の中にも上下がある。 とにかく強いメッセージ性を感じた。 ただ少しとっ散らかり過ぎていたり、難解すぎていたりで、イマイチ掴みきれなかったのも事実。 余談:服の上からの電気ショックには笑ってしまった。 あと、下水道にあんなタランチュラはいません笑

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唐揚げ

3.0夢の断片

2018年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ハードな1日の締めに観たこともあり、スヤスヤと眠りについてしまいました。 とはいえ決して退屈ではなかったです。 いくつかのシーンは夢の断片のように記憶しており、普通に観たよりも印象に残っているような気もします。 じゃぁもう一回観に行くかといえば、まぁ行かなくてもいいかなというのが正直なところですが、いずれは観直す機会があるといいな、と思います。 初ホドロフスキーでしたが、いい体験でした。

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凪

2.5幸せとは

2018年4月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

前半は観ていてとても楽しいシーンばかり。大切なことに気付ける作品でした。

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ma_jp

2.0ホドロフスキー要素はあるがぁ

2016年11月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

カルトな代表作「エル・トポ」こそがホドロフスキーらしさでもあり最近の「リアリティのダンス」も良かったが本作は何とも。 序盤に娼婦が出てきての奇妙な感じは良かったが特にP・オトゥールの何がしたいのか理解に困るしラストの洪水で物語を誤魔化している感が。 所々にホドロフスキー臭がフワフワと醸し出されてはいるが何とも消化不良。 イアン・デューリーが出ていたのはビックリしたし嬉しいサプライズだった。

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万年 東一

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