メッセージのレビュー・感想・評価
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大切なのは
緊張感を持たせながら進んでいく。どんどんストーリーの中に引き込まれていった。最後ルイーズがイアンに質問をする。イアンの答えが、この映画の伝えたいことだと思う。月並みではあるけれど今を大切にしたいと気付かされた映画だった。
秀逸
原作未読で見ました。
急にストンといろんなことがわかる構成になっていて面白かった。
円が何なのかわかったとき、すごいと思った。
終わっても余韻が残る作品。
でもシンプルに、母から娘への言い訳なんだよね…。
ルイーズの自分への言い訳でもあるのだろう。
幸せだったのだろうか。
もう一度じっくり観たい
とても面白かったです
ゆっくりと進む作品テンポに、じんわりと感情を寄りそわせることができました。
とはいえ、その展開は最後まで驚きの連続でしたけれど。
SFの部分も、一人の女性の歩む道の事も、自分なりに繰り返し考えています。
もう一度じっくり観たい、また違う理解や感慨があると思うのです。
作中、日本古来の宗教儀式を想起するような音にハッとしました。
学者が主人公の知的な語り口だけれど、それとは違うところでも心がフワフワします。
言語学者ルイーズを演じたエイミー・アダムスは安定の名演でした。
ジェレミー・レナーが相棒のイアンを好演、最初物理学者には見えない!と思ったけど。
頼れるチームリーダー、温かい明るさがいいです。
邦題は、とてもスマートで上手いとは思いますが、野暮ったくても原題を翻訳しても良かったかもと思います。翻訳をめぐるお話なので。
脚本がひどすぎる
原作は読んでいないので映画の内容についてです。以下ひどいと思ったところ。
1.重力コントロールの技術を持った地球外知的生命体が地球にコンタクトしてくる場合、事前に人類の全ての言語を完璧に理解するだろうし、できるはず、クラークの(幼年期の終わり)のように。
2.Chinaが好戦的に描かれているが、いくらChineseが好戦的だとしても12隻の宇宙船が具体的に害を及ぼしていない段階で重力コントロールの技術を持った相手に宣戦布告するほど馬鹿じゃないだろう。
3.コンタクト方法が稚拙、最高の表意文字は絵文字、ヒロインが自分の胸を指すのではなく、動植物や物理化学理論(例えば水素分子と酸素分子から水分子が生成される)数学理論、宇宙天文物理学理論を英語で説明した絵と動画を提示したら分かりやすい。
風景は美しい
独特な音と光の強弱で眠たくなってくる作品。
北海道にも物体が降りてきたらしい設定だったが・・・
それらしい風景はなかったような?
各国で情報共有⇒あるきっかけで各国とも情報を遮断!とあったが、日米は切れないと思うんだけど・・・腑に落ちなかった点
結局、米中だけの話だなと思ったら中国系の監督だそうで。
映像はなかなか綺麗で見ごたえはある。
スケールの小さい邦画よりは、できた映画と言える。
衝撃のひとこと
「この子は誰なの!?」の衝撃たるや
時間は流れるものじゃないという意味やHannahの名前の意味がそこからつながってくる。
宇宙人襲来時の母からの電話やイアンの独身発言に見事にミスリードされ、すっかり離婚して子どもも失った母親だと思ってただけにかなり驚いた!
不気味な音楽、見事なストーリー展開、鮮やかな演出、すごく良い映画でした!!
未来がフラッシュバックする
不意を突かれました。人類にはまだ未来があるのか、と泣いてしまった。未来が過去のようにフラッシュバックする感覚。偶然を受け入れ、愛すること。そういう大切なことを考えさせられます。哲学者ジャン=ピエール・デュピュイの思想と深く共鳴していると思います。
おもしろい?面白い。
うーん、、、
面白かった。何が?って言われると分からない(笑)
思ったのと違ったし、なんか、終わり方、というか、物語の大筋?も想像とちょっと違ったし、え、原題?のアライブの方がメッセージよりいいな?と思ったのだけど、、DVDでたらもう一回観てもいいなぁ、と思える映画だったな。最近宇宙物面白い物がおおいなー。
素晴らしすぎるSF大大大傑作
もともとSF映画はどちらかというと苦手で、ゼログラビティは途中で鑑賞をやめてしまった。ゼログラビティは完成度の高い素晴らしい作品であるが、個人的にただ受け付けなかった。それでSFモノは敬遠しがちであった。だが、本作はすごすぎる。ここまでスクリーンに釘付けになってみたのは初めてだし、ここまで他のことを忘れたのは初めてだし、ここまで劇場で衝撃を受けたのは初めて。
⚠︎ネタバレは細心の注意を払って書いていますが、万が一ネタバレが入っているといけませんので、未鑑賞の方はご自身の判断でお決めください⚠︎
本作において重要なのは、あくまで1人の女性に重きを置いているところである。パンフレットにも書いてあったが、主人公のルイーズは本作と我々観客の架け橋のような役割を果たしている。また、ネタバレになるので詳しくは記せないが、終着点が素晴らしい。SFで壮大になりすぎて置いてかれることもなく、一人の人間を描いているところに魅了された。
また、もちろん題材や発想、映像が素晴らしいのだが、キャスティングがまた絶妙。ルイーズは先ほど記した通り観客との架け橋のような役割を果たしているのだが、そのような役割を果たしていながら、感動を表現し観客の心に語りかけてくるキャラクターであり、エイミーアダムスの演技力なしには成り立たない映画である。
それだけではなく、むしろ本作で素晴らしいのはイアン博士を演じたジェレミーレナーである。助演男優賞あげますよ。アベンジャーズのホークアイでおなじみだが、こちらの役もまた馴染んでる。主人公を支える立場ではあるのだが、唯一の理解者であり、作品に包容感が生まれる。
さて、いままでは登場人物について触れてきたが、ストーリーについて記していこうと思う。
本作はアカデミー賞音響編集賞を獲っているのだが、音楽はやはり本作において重要な役割を果たしている。未知の世界に対する高揚感と恐怖を同時にする挿入曲はあくまでBGM的であり、映画を構成する一部分でしかない。しかし、その“音”は間違いなく観客に語りかけてくるものがあるし、音だけでも圧倒されてしまう。
また、一番重要である構成。素晴らしいの一言。映像でしか表現できない衝撃を与えてくる。世界の中ではたった1人のなんでもない女性が未知の存在に呑まれていく。その構成が我々を映画の世界により吸い込む。
独特の世界観の中に、謎の包容感があるのも魅力を感じる。“殻”へ向かうときの草原には、なぜか引き込まれてしまうのだ。それは光などの綿密な演出のおかげだとは思うが、それ以前にキャスト陣のオーラがそうさせているのかもしれない。
SF映画としての衝撃と感動。それだけではなく一人の女性の衝撃と感動。我々には想像もつかない驚異的な出来事を映像で完璧に表現し、気づいたら映画の世界に入り込んでいる。こんな映画体験は初めてかもしれない。そんな大大大傑作だった。
ほんとに凄かった
全ての伏線が繋がったとき驚きで圧倒されました。近年見たSF映画の中では間違いなく1番面白かったです。終わったあとの切なさが凄いし、もう言葉に出来ません。僕の語彙力が足りません。とにかく凄かったです。
タイムパラドックスではありませんが…
理解出来ればこれ以上ないSF映画であり、ヒューマンドラマです。
見終わった時に涙が出るか出ないかは自分の知識と興味がどれだけこの映画にあるかでしょう(泣かない方が理解できるのか?)。
相対性理論や量子力学、多重宇宙論に言語学、東洋、西洋哲学に興味がないと全然面白くないし理解できません。レビューをみれば明らかです。
それに加え、親であると言う事も重要です(私にも娘がいます)。「未来に悲劇が待っていても、その運命を受け入れるか?」勿論「Yes」。最良のハイドラマだと思います。
原作にはない多くの要素もまた映画ならではだと思います。
町山智浩さんが言っていたタイムパラドックス
1、自分が書いた未来の本を見て文字を解読する。
2、未来で中国の将軍から奥さんの最後の言葉を聞き、今の将軍に電話し説得する。
は本当にタイムパラドックスなのか?
これらは、別に深く考えなくてもタイムパラドックスとは言えないと思います。
何故なら人間は『時間は人間が認知してラベリングすることで初めて存在する。』のであれば、逆にラベリングさせれば存在すると認識してしまうのです。
つまり、ヘプタポッドの贈り物は「未来が解る」のではなく「多くの未来の可能性のひとつが解る」と言うことであり決定はしていないのです。要するに未来はこうなると思い込ませればいいのです。
1、未来の自分の書いた未来の本を読んで文字を理解するは、自分が書いたと思い込ませればいい。
2,将軍に電話するは、ヘプタポットが事前に将軍の情報を調べて(?)おき、文字の情報といっしょにルイーズに与えればいい(将軍にも)。
もし、未来が変わったとしても、誰も気づかない(記憶も変わる)。
いわゆる『シュレディンガーの猫』です。今、その瞬間が決定するまで未来も過去も雲の様な存在であり、この先どうなるかは確率でしかないのです。
アインシュタインは「神はサイコロを振らない」と言いましたが、振るのです。
ただひとつ納得出来ないのは
「3000年後に助けてもらうから地球にやって来た」ということです。
可能性のひとつではありますが、決定ではないのです。3000年後にならないと解らないのです。
『原因が発生するまえに結果に関する知識が必要になる』のであり、あくまで結果の知識が必要であり決定ではないのです。
なぜ地球に来たかは解らないまま終わったほうが良かったと思います。
私家のテレビの前に娘の小さい時からの写真が何枚も置いてあります。これを見るたび、これが時間なんだなぁと思います。
駄作
全く意味不明な映画。
まずエイリアンがどこから来て何者なのかは最後まで分からない。
エイリアン様とやらは、未来が分かるらしく、3000年後の自分たちに迫る危機を人類に救ってほしいらしくて、現代の人類を助けに来たんですって。
中国の人民解放軍のトップとアメリカの言語学者やら科学者やらCIAやらのmixチームが意思疎通できた程度で世界平和が訪れる?アホにもほどがある。人民解放軍トップが武装解除したら、なんでロシアもそれに続くのよ。
何の攻撃もしなかったエイリアンに対し、世界中で過激なデモや抵抗運動が起きてるのに、最後まで一般人はエイリアンの姿や声を見聞きする事なく、エイリアン様は帰っていきましたとさ。
いやね、世界平和どころか、余計に暴動が起こるでしょうよ。
大体ね、何で言語学者を1人に絞るの?できるだけ多くの人に公開した方がいいに決まってるでしょうよ。トップシークレットとか言いたいんだろうけど、宇宙人の言葉が理解できないリスクと天秤に掛けたら公開しないなんて手段があり得るのかね。
世界の各国が協力体制を示しました、メデタシメデタシってなってるけど、協力体制って言うんだったらまず情報公開でしょうに。
あと、主人公が何のキッカケでエイリアン様の言葉を理解できるようになったのかも全く不明。
最大の疑問は、エイリアン様は未来が見えるだけでなく、どう対処すれば(悪い)未来を回避できるのかも分かってる様子。だからこそ地球にやってきたんだから。
で、その能力はどうやら言語が大きく関係している、という設定になっている。
彼らの言葉を理解できるようになった主人公が、なぜ近い将来に生まれてくる娘の病気を回避する方法が分からないのか。
そんな貴重な能力だったら、世界中に広めればいいし、中国、ロシアなどはその言語学者を誘拐したいとすら思うはずだ。未来が分かるんだから。
利用されるだけ利用された人類は、それから混乱期に入りました、となりそうなものだが、物語は最後の最後で恋愛チックになって終了。
もうね、何がやりたいのか、何を伝えたいのか、何もかもがデタラメです。
特撮はかなりクオリティが高いようだったが、脚本がここまでクソだと、星を増やす気にもならない。
細かい事が気になる人はきっと許容範囲を超えて怒りを覚える事でしょう。見ない方がいいです。
SF映画好きでよかったわー
インターステラー も良かったけれど、こいつもなかなか痺れる出来。
ビジュアル(ていうか見せ方)も丁寧で上手い。主人公キャラの立て方がいまいちフワッとみえてしまうのも、話が進むと膝を強打。
あまり語るとネタバレなので多くは語らないでおくけれど、映画ならではの「ラストのピースがカチャッと音を立ててハマる瞬間」の心地よさは久々。思わず映画館で「おおお」と嘆息。そこからの展開が若干バタバタだけどw 構わん。佳作!
今年は海外SF映画の当たり年になりそう!(ものすごい希望的観測含みますw)
自分との対話
一度見ただけじゃ理解しきれない!
自らと向き合う禅問答の様な世界観・哲学性
研ぎ澄まされた現代アートの様なVFX
見終わった後であぁ…なるほど。と腑に落ちる巧みな構成
監督は何度見ても発見がある様に編集には気を使った、と言っていて、事実その通りだろう。
見る度違う事を想うかもしれない。
見る人の環境、立場、人間性によっても出す結論は違うだろう。
ちなみにバカウケに影響を受けたってのは監督のお茶目なリップサービスらしいw
ちょっと真に受けるレベルで似てたw
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