ソーセージ・パーティー

劇場公開日:

ソーセージ・パーティー

解説・あらすじ

スーパーマーケットに陳列された食材たちが人間たちに反逆する様を描いた、R指定の大人向けコメディアニメ。「スモーキング・ハイ」「ネイバーズ」のセス・ローゲンが製作や脚本、声の出演を手がけた。郊外のスーパーマーケットで、お客に選ばれ、買われることを夢見て毎日陳列されている食材たち。ソーセージのフランクは、恋人であるパンのブレンダと結ばれ、ホットドッグになる運命が待っていると信じていた。2人揃ってカートに入れられ、ついに夢が叶う時が来たと喜ぶ2人だったが、カートにアクシデントが発生し、スーパーマーケットに取り残されてしまう。絶望する2人だったが、食材としていずれ人間たちに食べられてしまう運命にあったことを知り、アクシデントのおかげで命拾いしていたことに気付いたフランクとブレンダ。やがて食材たちは、人間への反撃を始める。監督は「マダガスカル3」のコンラッド・バーノン、「劇場版きかんしゃトーマス」シリーズのグレッグ・ティアナン。ローゲンのほか、クリステン・ウィグ、ジョナ・ヒル、エドワード・ノートンらが声の出演を担当。

2016年製作/89分/R15+/アメリカ
原題または英題:Sausage Party
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2016年11月4日

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映画レビュー

3.5史上最強のカオスアニメ

2021年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

単純

興奮

知的

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Ken@

4.0これは下ネタ版「ズートピア」か?

2016年12月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

大傑作『スーパーバッド/童貞ウォーズ』のセス・ローゲンが仕掛けた下ネタ満載のR指定アニメ。内容は心底バカバカしいのだけれど、画も話もクオリティはしっかりしているし、作り手がポリティカリーコレクトを意識した上であえて茶化していたりするので、決してバカなだけの映画ではない。そもそもバカがふざけてるだけで面白い映画などできるまい。

とりわけ印象に残ったのは、正しいことを伝えようとしても、大衆は自分たちがバカにされている、上から目線だと感じたら耳を貸さないくだりで、コミカルなアニメーション(本作は確実にディズニーアニメのパロディを意図している)の枠内で偏見やヘイトが渦巻く現代の大衆心理に斬り込んでいるのは『ズートピア』にも通じている。

つまりは徹底的にバカをやるには、ちゃんと正邪の区別がつくだけの知性と客観性が必要だという証明でもあり、ふざけていると同時にとても真っ当な作品だと思っている。

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村山章

3.0くだらなさ全開のお下劣“フード・ストーリー”

2025年6月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

【イントロダクション】
アメリカ初のR指定CGアニメーション作品。とあるスーパーに陳列されている食品達が、“外の世界”の残酷さを知って、人間達に反旗を翻す様を描く。
製作・脚本・声の出演に、カナダの俳優・コメディアンのセス・ローゲン。監督に『シュレック2』(2004)のコンラッド・ヴァーノン、映画『きかんしゃトーマス』シリーズ(2009〜2012)のグレッグ・ティアナン。その他脚本にカイル・ハンター、アリエル・シェイファー、『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(2007)のエヴァン・ゴールドバーグ。

【ストーリー】
スーパーマーケット『ショップウェルズ』。そこに陳列されている商品達は、“神(人間)”達に買われて自動ドアの向こうの“外の世界”に出る事を日々夢見ていた。外の世界は、自分たちにとっての楽園であると信じていたからだ。反対に、店員のダーレン(声:ポール・ラッド)は自分達を廃棄処分にする存在として“暗黒神”として畏れていた。

ソーセージのフランク(声:セス・ローゲン)は、専用パンのブレンダ(声:クリステン・ウィグ)と共に買われ、一つになる事を望んでいた。スーパーは翌日に控えた独立記念日のセールが開催されており、自分達が買われる確率も高まっていた。
そんな時、先に買われたはずのハニー・マスタードが、返品されて外の世界から戻ってきた。彼は外の世界を目撃した事で怯え切っており、再び神に買われる事を拒否していた。しかし、ハニー・マスタードもまたフランクとブレンダと共にショッピングカートの中に入れられ、再び外の世界へ連れ出されようとしていた。
ハニー・マスタードは断固拒否してカートから身を投げて投身自殺を図る。フランクとブレンダが助けに向かうが、全員別のカートとぶつかった衝撃で床に落下してしまい、ハニー・マスタードは粉々になってしまった。

フランク達と共に落下した商品は他にもおり、大半は死ぬか故障した不良品になってしまった。その中の一つに、外の世界を渇望していた膣洗浄器のビデ(声:ニック・クロール)が居た。彼は暗黒神によってゴミ箱に入れられ、店の裏に連れて行かれてしまう。

フランクとブレンダは、ベーグルのサミー(声:エドワード・ノートン)と中東のパン、ラヴァシュのカリーム(デヴィッド・クラムホルツ)と出会う。一方、ビデはフランクのせいで自身が負傷して不良品となり、外の世界への道が絶たれた事に憎悪の念を燃やしていた。彼は、同じく箱が破れていた紙パックジュースの中身を吸い出し、パワーアップしてフランクへの復讐に乗り出した。

フランク達は、自分達の商品棚に戻る為スーパーの中を彷徨っており、途中でアルコール食品の棚のクラブパーティーに訪れる。フランクはそこで出会った長期保存食の火酒(声:ビル・ヘイダー)から外の世界の真実わ聞かされる事になる。

【感想】
下ネタ全開のお下劣コメディーであり、全面的に押し出されているのは“SEX”のメタファーなのだが、人種差別や作り上げられた神話に対する信仰心への疑問、現実の歴史に対応させた一部キャラクター演出と、バカバカしさの中にも意外と侮れない要素が散りばめられており、非常に性質が悪い(褒め言葉)。
この悪ノリにどこまでついて行けるかで、評価は分かれるだろう。

下らなさ全開のストーリーに対して、声の出演にエドワード・ノートンが参加していたりと、無駄に豪華だったりするのが笑える。
個人的には、電動車椅子に座る科学者のガムがお気に入り。

基本的に命が宿っているのは食品達であり、途中登場する調理器具といった無機物、本などの物質は命なき物体のままなのだが、どういうわけかビデには命が宿っており(単に下ネタとして使いたかっただけであろうが)、何が基準となっているのか曖昧で気になってしまった。

クライマックスで人間達に反旗を翻してからの展開は素直に楽しめたのだが、そこに至るまでの過程、特にフランク達が商品棚を彷徨い歩く件は退屈で、88分の作品のはずなのに、実際の尺より長く感じた。

大勝利の打ち上げが、ある意味異種姦と言える大乱行パーティーなのは笑う。
ラストの「我々はアニメの世界の住人らしい」というメタ視点全開の悪ノリ。そこから「全てを終わらせる為、現実世界へ復讐に向かう」という展開は、何だか雄大さをも感じさせ、その何から何まで下らない姿勢には清々しさすら感じた。

【総評】
玩具ではなく、食品に命を与えて描かれる本作は、さながら“フード・ストーリー”。お子様に絶対に見せられないのは勿論が、大人だって見る人を選ぶぞ(笑)

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緋里阿 純

5.0最高傑作

2024年5月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

難しい

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バーモンド