ブレードランナー 2049のレビュー・感想・評価
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哲学的な話が観たかったんじゃない
前作から35年ぶりの新作。
レプリカントが人間と共に仕事をし、差別され、癒しを求める。
自分は特別な存在かも?との期待が裏切られても信念をもって行動する。
前作から続く「人間って何?」という哲学的な話…。
でも、前作で俺たちが夢中になったのはそんな高尚な話じゃないよね。
未来のイメージをスターウォーズ的なピカピカ世界でもなく、マッドマックス的な世紀末世界でもない、
新旧ビルの街に酸性雨が降り、アナログ・デジタル技術で混沌とした世界にワクワクして、
そんな混沌の中、未来の人々が暮らす世界で、ハリソン・フォードの賞金稼ぎのような探偵のようなハードボイルドな所にシビれたんだよね。
D.ビルヌーブ監督は優等生すぎるよ。
切ないなあ
前作程の魅力はなかったが
電気羊の夢を見るのは、誰?
イマジネーションの洪水ですね。原作読む気はないので、映画観た感想を、徒然なるままに…。
そもそもレプリカントって、誰なんでしょう?。学校で習ったforeignerとstranger。外国人と異邦人。その違いを教えてもらうことはなかったですけど、どうも、レプリカントはstrangerのことを指すようです。意思が伝わらない、心が通わない、理解できない者。結果、侮蔑と恐怖の対象になる存在。そう思うと、私の周りにも、ずいぶんレプリカントがいるような…。
ただ、レプリカントに、心がある、大切にするものがあると知れば、彼らは、本当にstrangerなのでしょうか。
無知と恐怖から、壁を作っているのは、誰?。ブレードランナーとは、他者をforeigner とstrangerに区別したがる、ヒトの弱さが作り出した、暴力装置なのかも…。
模造品であれ、コピー品であれ、ヒトが人になる夢を見ることは、許されるのでは?。国境の向こうにいる友人(foreigner )と出逢う為に。
ま、そんなこと考えている私のほうが、レプリカントかも知れませんけど。(…お願いだから、ブレードランナーに、私のこと、通報しないでね。)
頻尿にはキツい
地響きする重低音と前作を思わせる高音、劇場の迫力
渋谷スクリーン3で2D字幕。
リドリー・スコットよりうまく作った続編という気がする。流石に3時間は長かったが後でエクステンデッド版とかファイナルカット版とか出されるくらいなら、ノーカット版を劇場で堪能したと思えば退屈では無かった。
ウトウトしたところは後々TV放送した時にまた見直したいと思わせる。
ビッグフィーチャーされるSONY
スコットフリーを最後に出したのは好感。
ラストのジョーは前作のロイバッティを彷彿とさせた。
人間とは何か
作らなくてもよかった
ドゥニヴィルヌーヴがどうも苦手
ドゥニヴィルヌーヴの映画自体は3本目(ボーダーライン、メッセージ、今作)。
どうも相性が悪いのか、眠たくなってしまう&トイレに行きたくなる。
俯瞰からの引いたショットと、ちょっと冗長な映像が眠気を誘い膀胱に容赦無く襲いかかる。
しかしハンスジマーの暴力的とも言えるような音楽が眠い顔にビンタをかます。
この水責めのような映画を観終わって1番最初に思ったことは、終わってよかった。
映画自体の話は、K君が社畜をしているうちに自分の出自に関することを発見していくうちに自分は凄いやつかと思っていたらおばさんに「アンタも所詮一般ピープルと同じなんだよ!」と煽られてしまうも
「精神的に向上心のないものはばかだ」と思い決死の覚悟でラブさんを倒すという感じでした。
恋人(ラブプラス)を失い、自分の記憶を否定されて、命をかけて守った男に「お前は俺の何だ」とまで言われる主人公だけど最後は晴れやかな顔をしてるのが印象的。
個人的には、デッカードがたくさん質問をして「too many question( ̄ー ̄)」
とKが返して2人でにやけるというオチがいいなぁ
やっぱダサいかな…(´・ω・`)
別の世界の2049年
あっという間の3時間。前の作品が古く感じない‼️
実際の2019年はまだ車が空を走ってないけど、別次元だったら。。。と思う続編が違和感のない作品。
最初から予想外が続き、こうかも?あれかな?って思いながら、しっくり来る結末。
レプリカントとは?AIやiPSが出てきた世の中に、見分けのつかない存在は追われることになるのかなぁ
映像大作だが映画の面白味に欠ける
「2049」は前作「ブレードランナー」と比較してはならない作品だ。見るべき要素が違い過ぎるからだ。映画のオープニングから前作をリスペクトしていることはわかるが前作の公開時の衝撃は、今見直しても驚嘆に値するほどだ。本作は映像表現も音楽も素晴らしいが、レプリカントの役を人間が演じているという滑稽な印象しか残らなかった。前作はサスペンス、アクション、ラブロマンス、ヒューマンドラマを「あの時代に、この世界観」で見せつけられた凄さがあった。
その中には痛みや苦悩という人間特有の感情表現をレプリカントとして見せる、せめぎ合いの緊張感が素晴らしかった。現在見直しても、その先見性と映像表現のアイデアには目を見張るものがある。
前作ではレプリカントの人間離れした凄味、人間とは違う哀しさゆえに持つ美しさや「強力わかまつ」など日本人もハッとする意外性、ヴァン・ゲリスの数々の名曲など作品全ての各要素の斬新性が後世のサブカルチャーに与えた影響が大きかったのは今、再確認すると良く理解できる。
今作の「2049」は今の時代に可能な技術と表現、未来社会で起こる想定内の事を想定の範囲で見せることは充分出来ているが、ドラマとしての情感表現が希薄で、淡々と見せられた感が強く、盛り上がりや緊張感は欠ける。ただその分、哲学的なアプローチを観る側に問いかけている。それは虚構と現実、記録と記憶、本物と偽物という相対的な価値観と絶対的価値観のせめぎ合いでもある。地球がレプリカントだけで情感も希薄になってしまったからなのか、それとも?ただ、やがてこうなるかもという地球の未来を美しい映像で見せてくれたのも事実ではある。やがてこの世も万物が複製とビッグデータの記憶のみで表現できるようになれば「2049」の作品的価値は、また変わるかもしれない。
Kがもっとレプリカントぽくあれ
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