ブレードランナー 2049のレビュー・感想・評価
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リドリー・スコット版ピノキオ
今回の2049を観てそう思いました。人工人間のレプリカントが人間に憧れ、もしかしたらそうなれるのかもと。スピルバーグの「AI」も同様のコンセプトだったが。いるはずのない親を求めていくうちに、その思いの「なぜ」を死に物狂いで追い求めていく姿の凄まじさと、切なさを織り交ぜながら物語の要を形成していく展開がすばらしかった。私が観た映画の中で間違いなくトップ3本に入る映画です。
壮大だけど
静謐で淡々としたシーンが多く、そういう映画は好きなのですが寝不足の夜に観るべきではなかった。
未来の描写はあまりおおっと感じるところがなく、予習で観た前作の方が「未来」を感じた。
なお、20代カップルが隣に座ってて、女の子が途中で露骨につまらなそうにしてて、寝返りうったり携帯で時間を確認したり。あまり一般的なデート向きではないですね。
アンドロイドは擬似親子の夢を見るのか
リドリー・スコット版『ブレードランナー』をリアルタイムで観賞した世代としては、当時「なんて暗いSFなんだ」という感想しか持ち得なかった。
『未知との遭遇』や『E.T.』のファンタジーに酔いしれ、たまに『ターミネーター』のようなリアル路線の映画があっても、最後は人間が勝利するという神話を信じこまされていたからだ。
これほどまでに『ブレードランナー』的なディストピア到来が確実視されている今日、本国アメリカでは特に先行き不透明な若年層に敬遠され興業がふるわなかったという事実は大いに納得できる。
しかし、(清水節氏の解説によると)前作へのオマージュはもちろん、ピノキオ、カフカ、ナボコフ、タルコフスキー等々の文学やアートからの膨大な引用を新たに盛り込んだ本作は、前作同様、上映終了後シネフィルの間でジワジワと盛り上がっていくに違いない。
レプリカントと呼ばれる人造人間が永遠の寿命を手に入れ、3Dホログラム(アナ・デ・アルマス)が普通に恋愛感情を抱く。そして生殖や妊娠が人間を区別する特徴ではもはやなくなった時、我々人間の存在自体もあやふやになってくる。
記憶操作さえ可能な未来、(レンガの壁を突き破れば人間じゃないことは普通気付きそうだが)自分が人間であることを証明する数少ない手段の一つが、K(ライアン・ゴスリング)がとった“ルーツを辿る”という行為だったのではないか。
タイトスカートやピタパンに浮き出たパン線は監督の狙いじゃなかったにせよ、レプリカントのくせに喜怒哀楽を素直に表に出す女ターミネーター=ラヴ(シルヴィア・フークス)が、むしろ矛盾だらけの人間に最も近い存在ではなかったかと思うのである。
「バッド・ボーイ」とKをたしなめながらも、ある時はKを空中から援護、Kの仕事を邪魔する無能な上司は迷わず刺殺、Kにつきまとう変な虫は踏み潰すといった、まるで冬彦さんの母親を思わせる偏愛モンスターだ。
Kが○○○○○との間に父息子の関係を夢見ていたとすれば、もう一方のレプリカントであるラヴは、Kとの間にいつのまにか疑似母息子の関係を仮想構築していたのではないか。
ラヴが流した涙の理由についてはみなさんひっかかるようで諸説あるようなのだが、あえてこじつけるるならば<母性への共感あるいは憧憬>ではないかと思うのである。
レプリカント誕生=出産のシーンでは感動の涙、命令違反を犯したKをまるで我が子のようにかばうジョシ=マダム殺害の場面では、その母性への畏敬をこめた涙を流したのではないだろうか。
あえて例えるならば、シルバーシートにボケッと座っていると、出産経験のありそうな中高年女性が率先して妊婦に席を譲る、それに似た(男性にはわかりづらい)感覚である。
電気羊の夢を見て、サクリファイスという最も人間らしくない行動をとった人間になりたかったレプリカントは、やはりロイと同じ運命をたどるのであろうか。雨の中の涙のように、雪の中で浮かべた満足げな微笑とともに。
かっこ良かった❗❗
「ブレードランナー2049」、この映画は面白かった❗❗
これはかっこ良かった❗❗
ライアン・ゴズリングと
ハリソン・フォードがかっこ良かった❗❗
ライアン・ゴズリング、
ハリソン・フォード、
ジャレッド・レトがかっこいい❗❗
ライアン・ゴズリング、
ジャレッド・レト、
イケメン❗❗
いい男❗❗
ハリソン・フォード、ダンディー❗❗
アナ・デ・アルマス、可愛い❗❗
美人❗❗
映画「ブレードランナー2049」は面白い❗❗
256-48
人間とはなにか。
30年くらい経った時にまた観たい。
人間らしさってなんだろね。
あんなに重みがあって切ない"I love you."はこの映画じゃないと観られないと思う。
(映像4 脚本4 演出4 音楽4 配役5)×4=84
期待したが、、、
平日夜に見たので、眠くなった。続編ということで多少期待したが、長くて、退屈なストーリーで、あまり見せ場がない。最後まで見て、結局何が目的かよくわからない感じ。盲目の悪役側のボスがどうなったかも、スルーされた終わり方でした。
ハリソン・フォードのファン、映像美、世界観を楽しめる人にはいいのかも。
無意味な作品
2049には何の感動もなかった。この物語は、私にとって全く無意味である。レプリカント(人造人間)は「母の胎から生まれなかったこと」や「記憶を植え付けられたこと」に苦悩し、その恋人は「肉体がないこと」を嘆いていた。彼らにとっては切実な問題であろう。しかし、どの悩みも人間が経験するものではないのだから共感できるはずがない。結果として、物語の終盤ではレプリカント同士の残虐な殺し合いを傍観することになり、後味の悪さだけが残った。それゆえラストシーンにも涙は出ない。
それに対して前作は、私にとって最高の作品である。寿命を設定されたレプリカントたちは長生きを要求して暴れまわり、一方で、人生に疲れ果てたデッカード刑事が彼らを始末するために渋々働く。私はデッカードの奮起を願い、レプリカントが一掃されるのを期待する。しかし考えてみれば、人間にだって寿命はあるし長生きを望むこともあると、ふと気づかされる。そしていつの間にか、仲間の死を悲しむレプリカントの心情に共感させられている。最後の場面では、死期を悟ったレプリカントの振舞いと台詞に圧倒され、言葉にできない衝撃と感動を与えられた。まさに、繰り返し見たくなる名作である。
「前作で十分ですよ!」。
映像が美しい
名作の続編という制約下で作られたと思うとよくできていると思う。ブレードランナーのファンも喜ばせつつ新しい作品に昇華させるといった意味ではこれ以上はないのではないでしょうか。
レプリカントと人が近づければ近くだけ、人は彼らを恐れ迫害の対象とする。自分たちが作り出したにも関わらず。人の業の深さを思い知るテーマです。
ただ、あまりにも救いが無さすぎたかな、、
哲学的な話が観たかったんじゃない
前作から35年ぶりの新作。
レプリカントが人間と共に仕事をし、差別され、癒しを求める。
自分は特別な存在かも?との期待が裏切られても信念をもって行動する。
前作から続く「人間って何?」という哲学的な話…。
でも、前作で俺たちが夢中になったのはそんな高尚な話じゃないよね。
未来のイメージをスターウォーズ的なピカピカ世界でもなく、マッドマックス的な世紀末世界でもない、
新旧ビルの街に酸性雨が降り、アナログ・デジタル技術で混沌とした世界にワクワクして、
そんな混沌の中、未来の人々が暮らす世界で、ハリソン・フォードの賞金稼ぎのような探偵のようなハードボイルドな所にシビれたんだよね。
D.ビルヌーブ監督は優等生すぎるよ。
切ないなあ
痛々しくて悲しくて。それなのに心の奥がシンとして。
切ないなぁ。
すっかり入り込んでいたらしく、長い上演時間も気になりませんでした。
観終わった気持ちは、アンデルセン童話みたいだと思いました。
白っぽい世界や、美しい雪の情景がそう思わせたのかもしれません。
大人の身体に閉じ込められた幼い魂の事を、前作以上に想いました。
ブレードランナー・Kを演じたライアン・ゴズリングが素晴らしかったです。
前作とはまた違う愛と命の形を見せてくれました。
Kがフードコートでもそもそ食べてるの。
あれ今回も日本食が出てきたってことなのかしら、なんか可愛らしかったです。
前作程の魅力はなかったが
少し長かったかな
既にレプリカントがレプリカントを探して粛清している時代 レプリカントが記憶を移植され人間として生きて さらにレプリカントと人間の間に子供が生まれていた、レプリカントではないけれど人工知能が意識を持っていた、もはや人間の存在は何処に意味があるのだろうか? 映画の視点も旧型レプリカント側からであって 人間は警察署長とあの会社のトップとハリソンフォード扮する元ブレードランナー位 残りはゴミ捨場の子供達
もう少しストーリー展開がなんとかならなかったかなと思うくらい 途中退屈な場面もあった、さすがに前作の衝撃さは無かった。
ゴズリン、かっこいい〜
残念ながら、やっぱりこういう暗黒の近未来系苦手なんですわ。
3時間、なんとか瞼が開いてたのは、ゴズリン、ラブだから〜
最後の1時間までが長かった〜
いや、面白いんだと思うのですが、嗜好の問題、ハイ。
電気羊の夢を見るのは、誰?
イマジネーションの洪水ですね。原作読む気はないので、映画観た感想を、徒然なるままに…。
そもそもレプリカントって、誰なんでしょう?。学校で習ったforeignerとstranger。外国人と異邦人。その違いを教えてもらうことはなかったですけど、どうも、レプリカントはstrangerのことを指すようです。意思が伝わらない、心が通わない、理解できない者。結果、侮蔑と恐怖の対象になる存在。そう思うと、私の周りにも、ずいぶんレプリカントがいるような…。
ただ、レプリカントに、心がある、大切にするものがあると知れば、彼らは、本当にstrangerなのでしょうか。
無知と恐怖から、壁を作っているのは、誰?。ブレードランナーとは、他者をforeigner とstrangerに区別したがる、ヒトの弱さが作り出した、暴力装置なのかも…。
模造品であれ、コピー品であれ、ヒトが人になる夢を見ることは、許されるのでは?。国境の向こうにいる友人(foreigner )と出逢う為に。
ま、そんなこと考えている私のほうが、レプリカントかも知れませんけど。(…お願いだから、ブレードランナーに、私のこと、通報しないでね。)
楽しめました
前作の大ファンでしたので、何十回も観てセリフも覚えています。レイチェルとデッカードの出会いの場面は涙が出ました。ただし今回のストーリーは予定調和的で少し残念でしたが、これから何度も見直すと思います。
前作を見ているいないかで
どなたかのレビューありましたが、この映画を見る前に絶対に前作を見てから見て欲しいです! そのくらい、前作依存度が高いです! 前作を見ているかいないかで楽しみの度がうん十倍も違う作品です。^^;
頻尿にはキツい
前作は大学生の時に観たきりだったのでBDのファイナルカット版で復習。また3時間の長丁場なので、直前にフィットネスで水分を絞り鑑賞。正直、初見では全く楽しめ無い作品なので前作の復習は必須。ストーリーも観終わった後でも疑問点が多くパンフレット買ってしまいました。ストーリーはもちろん、映像美とハンス・ジマー師匠の重厚な音楽にヤラレました。
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