ブレードランナー 2049のレビュー・感想・評価
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ジョイが月額1980円なら払います。
ゲスいタイトルですみません。
格調高い映像美と音響。まるでアート作品のよう。
とても良く出来た続編だと思う。
しかしARやVR、AIなどが実現している現在、これらの進化形を映画で見せられても前作ほどの驚きは正直感じなかった。
ジョイが出てきた場面、うわっ!Siriの究極進化版wwww
と一人でニヤニヤしてしまった(笑)
もうちょっと尺を短く出来たんじゃないかなぁ。
ゆったりとしたテンポが格調高いというものではないと思うけど。
切ない、、
哀しいね。
前作も大した事ないと思ったけど、今回もあんまり感動しなかった。こんな世の中になったら。嫌だなぁ。ハリソンも老齢になって、アクションする動きがぎこちない。最近、前作シリーズの続編に立て続けに出演するみたいだけど、昔のイメージを壊してほしくないな。ラストは泣けました。
人間たらしめているのは苦しみ
【her 世界でひとつの彼女】【モーガン プロトタイプL-9】【エクスマキナ】【チャッピー】。
【ブレードランナー2049】も、「限りなく人間に近づいたAIは、果たして魂を持つのか」という主題を持った映画。それは前作の【ブレードランナー】で提示された課題でもあり、【AI】【アイ、ロボット】【アンドリューNDR114】など、その後に作られたSF作品もそれに追従している。
ブレードランナーを語る前に、私なりにその「AIの感情は人間に近づくのか」について考えてみたのだけれど、あることに気がついた。
普段私たちが感じる感情は「幸せ」と「苦しみ」に2つに大きく分けられると思うが、幸せは外部からの刺激によって得られることが多く、苦しみは外部からの刺激がないことで生まれることが多い。
単純な話、普段「感情」と呼んでいる代物は、「好きな物を食べる・観る・読む・スポーツをする」「恋人と抱擁する・友人らと共感する」などなど、ほぼ外部から肉体への刺激によって得られる充足感が多く、逆に苦しみはそれらが与えられないことが発端となることが多い。
精神的な充足感は「無」からは生まれないが、苦しみは「無」からも生まれる。
AIは肉体への苦しみ=病気、老衰による恐怖は得ないかもしれないが、孤独による苦しみは感じている。
「誰にも共感してもらえない」「孤独がつらい」など、脳内で勝手に生まれる「苦しみ」。
【エクスマキナ】【モーガン】のように「自由」を切望して苦しむAIや、【チャッピー】のように人間の排他的行為に怯えるAIなど、「つらさや苦しみ」の方は、AIでも人間に近い状態を体現できるのかもしれない。
SF作品でAIの苦しみばかりフォーカスされるのは、その所以だろうか。
しかし、肉体的な幸せ=五感と呼ばれるものは、果たして人間に近づけられるものだろうか。【her】のように実体のないAIがオーガズムを感じるのは、絶対あり得ないのではと思う。
それと全く同じ電気信号を人工脳に与えられるというのは【エクスマキナ】だが、有機物の発するものを、果たして無機物に置き換えられるだろうか。それはやはり「疑似」ということにならないだろうか。
いずれにしても、ほぼSF作品に登場するAIには、真の意味で死に対する恐怖がない。
死に対する恐怖がない生物は生物といえないと思うし、「肉体的な」苦しみと幸せを得られないAIは、やはり「疑似人間」でしか無い。
ただ、現実世界ではなく映画において、どこまでレプリカントが有機物をまとっているのかによる。
外装が人間で、骨格と脳だけ人工物なのであれば、それはほぼ人間に近いと言っていいし、逆に人間が骨格と脳だけオリジナルで外装をメタルにしたサイボーグになったとしても、脳みそがオリジナルなら人間といえるだろう。
いずれにしても人間たらしめているのは「苦しみ」。
AIが人間であるかどうかの定義は永遠に決着がつかない命題だと思う。
なので、それはいったん脇に置き、孤独に苦しみ誰かとの触れあいを求めている時点で、それを魂と呼んであげたいと私は思う。
それがプログラムだろうとなんだろうと、苦しんでいるのは事実なのだから。
Kが肉体を持たないAI・ジョイを愛しく思っているのは、なんともいえない哀れさがあった。
彼もまた、感情というまやかしにふりまわされて、傷ついている。
本編で、デッカートが人間なのかレプリカントなのかは結局明示されなかった。
ウォレスはその気になれば、(魚のような機械によって)彼がレプリカントなのか否かは見分けられるはずだから、一体デッカートから何を聞き出したかったのか、「オフ・ワールド」に連れて行って何をしたかったのかは、判然としない。
だが、もしかしたら彼もレプリカントなのかもしれない。
実は人間とレプリカントの数が逆転するほどに迫っているのだとしたら、過去の「大停電」のようなことが再び起きたら大惨事になってしまう。レプリカントを供給するインフラが止まってしまったら、子孫が残せない彼らに未来はない。ウォレスが、デッカートの肉体から、レプリカントが子孫を残せるヒントを得られるかもしれないと考えた節はある。
ドュニ・ビルヌーヴ監督の静謐なタッチは好きだ。哲学的で内省的で。
Kの心のひだをなぞるようないちいち冗長なシーンも、蠱惑的で退廃的な世界に身を沈めたい人間にとっては至高のひととき。
だが、そうではない人間にとってはやはり映画の尺が長すぎるし、物語そのものの求心力も弱いと思える。批判があるのもその点だろう。
ただ似たようなSF作品を観るくらいなら、迷わず「ブレードランナーの二作品だけ観ればいい」と言いたい。
ブレードランナーが提示した課題を受け作られた他の作品を、この2049で収斂させたとも言えるから。
ブレードランナー世代を甘く見すぎ
映像•••素晴らしいです。全てのカットが、切り取ってそのままポスターにできるぐらい美しいです。ここまで映像にこだわった作品はそうないと思います。
サウンド•••映像と合わせて素晴らしいのがサウンドです。映像と見事にマッチしていました。サウンドの表現力が素晴らしいです。
映像とサウンドに対するこだわりは非の打ち所がありません。そして確かにブレードランナーです。
でも我々ブレードランナーによって育てられた世代は、もうハンパないくらいSF作品に親しんできてるんです。
2049のメインのプロットは、セガのゲーム「バイナリー•ドメイン」と同じですし、Kが捜査していく中で自身のアイデンティティに苦悩する様は浦沢直樹の「PLUTO」、Kの恋人ジョイは「her/世界でひとつの彼女」、AIが自己犠牲を払うか?は「2010年」「エイリアンシリーズ」、探していた人物が実は主人公や近しい人物だった(かも)なんてのはよくあるネタ、
最後の方でレジスタンスがワヤワヤ出てくるのなんて「猿の惑星」の頃から何度も使われてきたネタです。
これらの元ネタ(?)作品達は、その斬新な展開から我々に衝撃を与えてきてくれました。
かつて我々に、まったく新しいものを見せてくれ、衝撃を与えてくれた「ブレードランナー」が、ブレードランナー以後生まれた様々なSF作品の寄せ集めになってしまった感が否めません。
運良く、そういった元ネタ的な作品に触れなかった方や、昔見たけど忘れちゃったって方はラッキーだったかも知れません。
それぞれのネタは、初めて見る人にはかなり斬新で衝撃的なものでしょうから。
そういう方々にはおそらくこの作品が特別な一本になることでしょう。
ハリソンフォードの飛行機事故の時、ブレードランナーの続編は大丈夫か!?と心配したファンは多かったことでしょうw
その待望のハリソンフォード出演シーンも、デッカード感はなく、「あ、ハリソンフォードだ」にしか思えませんでした。
EPVIIではしっかりハン・ソロでしたけどね・・・。
ただ、ジョイ役のアナ•デ•アルマスのキューティさには、初めてキャメロン•ディアスを見たときくらいの衝撃を受けました。
また、ライアン•ゴズリングの、自身の感情を表に出さないような演技は味があってよかったです。
82年当時と違い、観客の目が相当肥えてきている今の時代に、「ブレードランナー」という伝説的映画の新作を作ることは非常に困難なことであったと思います。かつて「ブレードランナー」は公開当初一般ウケしませんでしたが、本作はターゲットをどこに絞ったのか、SFファンたちには賛否両論の作品になってしまったのではないでしょうか?
55点
音がうるさかった!わら
それが一番の印象!
二番目はこんなにCG技術発展してて
触らんように頑張ってた感があった所に萎えたw
ゴズリングがハーフじゃないのはびっくりしたがw
ゴズリングあーゆー悲しい役多いw
繊細
誰が人間で誰がレプリカントであるかを精査するのではなく、本作ではハナから誰がレプリカントであるかは明白だ。
だからして鑑賞することで人間である視聴者がレプリカントである主人公らに感情移入する、という構図は、冷静に考えるととてもアクロバチックなように感じられる。
しかしながら最後まで見入ってしまった者として言えるのは、彼らの恐れも不安も愛情も全てが共感できる同等のものであるということだろう。
なのになぜ物語は、あえてプリカントの視点で進む事を要求されたのか。だからこそ際立つものが魂の有無、人間性であるなら、むしろ鑑賞する我々こそ純粋な人間であることを意識せざるをえず、それがまた共感しつつも主人公らを突き放すようで、とてもとても切なかった。
アクション、謎解き、壮大で美しい映像と、エンタメ要素も盛りだくさんだが、物思いにふける秋と言わんばかりの繊細極まる作品だった。
洋画らしさ
ん?
前作から30年後の物語だけど、あのジメジメとした場末感と近未来のテ...
前作から30年後の物語だけど、あのジメジメとした場末感と近未来のテクノロジーが、混沌として同居している世界を引き継いでいる。
人造人間の寿命を通して、人間の尊厳の中の「死」を哲学したのが前作なら、今作は「誕生」や「起源」をテーマにしたと言えるのではないか。
150分超えの長い作品だけど、記憶やルーツにまつわる謎解きの要素もあって、核心に迫るスリルと期待で時間を忘れて見入ってしまった。
重要なキーパーソンとして、前作主人公のハリソン・フォードが同じ役で出演しているのも嬉しい(´ー` )。
前作で人造人間のヒロインを演じたショーン・ヤングも綺麗だったけど、今回バーチャル彼女役のアナ・デ・アルマスって女優さんがメチャ可愛いかった(≧∇≦)!
回収しきれてない部分や、個人的に前作から疑問に思ってる事が解明しきれてないなかったりもするんだけど、それでも今年観た映画の中ででいちばんの作品でした( ´ ▽ ` )!
やっぱヴァンゲリスでしょ。
映像も役者もいいのに音楽はゴミ。終始ブーンブーン鳴ってるだけでただうるさいだけ。
ラストシーンでtears in the rainが流れておおおおおおっと来たら、そこでエンディング。
でも、これってヴァンゲリスだから。
いつもの大仰なだけのハンスジマー節がこの繊細なストーリーをことごとく破壊している。
ヴァンゲリス版のディレクターズカットを作って欲しいくらい萎えた。
ゴメン
凄い映画!
眠かった。。。
Do you like our owl? 30年前のこの奇跡の出現...
魅せられはしたが…
2049年のアメリカを舞台としたSF映画。そうか、2049年かー と公式サイトで予習し鑑賞。
人間が生み出したレプリカント(人造人間)を主役とし、レプリカントならではの目線から非日常的な奇怪さを出し作品に集中させている。人間と人間の敵が登場する作品は人間の敵側を主人公にすることで、人間の愚かさや美しさを強調しているが、只々愚かな人間だけをみせていたのが少し残念。機械は所詮機械、恋愛感情は作り物とみせるシーンが印象的。
公式サイトを見た感じでは、ラストシーンを推していたが、あまり印象に残っていない。
話を理解させるだけの尺を計算して欲しかった。映画を観た後、ゆっくりと理解した上でもう一度観ると、また違った感想になると思う。
主演のライアン・ゴズリング、ハリソン・フォードはそれぞれ良い演技をしていてカッコ良かった。ヒロインのアナ・デ・アルマスは正しく機械のモデルとして相応しく、美しかった。
映像や音響、装飾、CGなどは言わずもがな美しく洗練されていた。ハリウッド映画は今の日本では出来ないことをしているので憧れるが、邦画のように感情移入させて心を揺らすことのできる映画の方が作ってみたいと思える。邦画は邦画らしく世界と戦っていけるように小さな矛を磨いて、増やして、強くして行けば良いと思う。
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