ちょっと今から仕事やめてくるのレビュー・感想・評価
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「辞めます」と伝えたときの爽快感を体感できる映画!そこに尽きる。
「辞めます」と伝えて会社を出たあとには、きっと空が青く、周囲が色づいてみえるんだろうなと思う。横断歩道でスキップするほど爽快なんだろう。まだ私は辞めていないけど、羨ましいシーン。 ブラック会社での罵倒シーンには胃が痛くなった。これ凝視できない人多いんじゃね? 客観的にみたら、こんな会社おかしいし、しがみつく理由無しなんだけど、その時はこの世界がすべてと思うのよね。 五十嵐さんの台詞「私だって逃げ出したいの!だけどここ以外に行き場所が見つからない。転職したくたってどこも雇ってくれない!」が刺さる。生きるための糧を得るために我慢をしないといけない、精神を殺さないといけない。ただ、そのような状態はただ生物学的に生きているだけで、真に生きていることになるのか。。 ヤマモトのように腹の底からの笑顔で生きていくには? 自分の現状もあり、考えさせられた映画であった。 ※映画としては中盤からの間延び感が否めない。ヤマモトの真相もちょっと漫画チック。 吉田鋼太郎のむかつく罵倒シーンと、ヤマモトの笑顔と、「辞めます」後の爽快感の映画。
ストレス耐性...
24時間働けますか? とか、ホワイトカラーの生産性向上とか。攻める上司と頑張っている部下の間で苦労した時代、いかに切りぬけるかストレス耐性が命だった。クリアできないと敗者の烙印。振り返ると、おかしな時代だったが、それが普通だった。吉田さんの上司はそのステレオタイプかな。 主人公はごく普通の人間らしい生活築けて良かったよなあ。 当時ならどう呼ばれていたか?
何だろ、歳の所為かな
「ブラック企業」が初めて言われ出した頃、
自分はベンチャー企業に参画していて、
やり甲斐はあったが休みはほぼ無し😱
「コレってブラック❓」
という自覚もないまま時は過ぎ、
そのベンチャーも少し傾きが見えたので、
再転職をした所が、
この作品中のゴリゴリのブラック企業と
ほぼ同じでした❗️😱
あんなに手は出ませんけど。
朝一社是を読み上げ、昼に集計を発表し、
定時過ぎても成果無ければ残り、
残業代とか何処の話ですか❓てくらい。
タクシー代とかは経費出ましたが、
週の後半で数字悪いと昼飯抜き。
月末とか、外回り行って直帰が殆ど。
・・・嗚呼、嫌な想い出だ😂
幸い、自分はその後他社からお誘いがあり、
早々に再転職したのだが、
「コレぞブラックだ💡」と勉強になった。
半面、世の大半の会社ってこうなのかな❓
と思うと居た堪れなく、
今話題のBM社のニュースも、
自分の昔とダブル。
なので、序盤から中盤は、
昔を掘り返されてるみたいで、
終始楽しめませんでした。
せめてヤマモトみたいな友人が居たら、
その当時の事も笑い話に昇華出来ますが、
当時を知る同僚も散り散りで、
話す事も無い。
ホントに、刑務所みたいでした。
話を今作に戻すと、
タカシが実家に帰って語らうシーン。
今では自分も親でもあるが故に、
3人の気持ちがビシビシ伝わって、
号泣してしまいました😭
そして、タカシが「刑務所」から逃げて、
ヤマモトのルーツを探しに向かった先で
渡される手紙。
アレ❓何かあの名作に似てる❗️
コレで実際に会ったら、
ホントにあのまんま、
「ショーシャンクの空に」じゃないか‼️
まさか、名作のオマージュだとは🤣
ヤマモトの過去とか多少粗い所もあるが、
伏線回収もしっかりされていて、
兄弟愛まであり、また泣いた😭
一つ疑問は、
ヤマモトは何故兄のフリをしていたのか。
弟のままでも良かった気もする。
五十嵐さん、
枕営業してなきゃ良いけど🤣
はい、ゲス発言🙇🏻♂️
福士蒼汰
どれだけかっこいいんや❕ 測れんのんか測れんのんよ❕とにかくめっちゃくちゃとしか言い表せれへんねん〜(あーかっこいい笑顔のルックスが) あ、横領したらホントに辞めにくいから皆んな気いつけてね‼️
予告をYouTubeで観てからのHulu
YouTubeで「こんな映画あるよ」的なのを観て興味わいて観てみた。
予告ではてっきり幽霊が助けにくる話に思ったが、それはフェイクだったため、イイ裏切り。
ただ、主人公があまりにも「ええ人」過ぎて、そこは面白みとかが無かった。
主人公の妨害してるのは「あぁあの女やな」ってのもピンポンやったし。
会社辞めて謝りにくる女先輩には、何かしら言葉でもええからリヴェンジしてほしかった。
最後はほのぼのやけど、やっぱり会社辞めてそういう方向に進めるのは、運のエエ人だけ。
でも、まぁ楽しめたほうかな。
この国の将来についてとても考えさせられた
予告編の段階で、ほのめかしてあったことですが、福士蒼汰の正体が3年前に自殺した青年で、主人公青山のピンチに突然現れ、彼を救ってくれる理由と、その目的が映画最大の謎としてストーリーが進行していきます。 言ってみれば「おせっかい焼きの幽霊?」として登場し、不思議な力で青山青年の危機を救うというキャッチーな展開が、感動を予感させてくれたのです。 しかし、そこが非常に残念なポイントでもあるのです。 もっとはっきり言うと、ラストの種明かし。福士蒼汰の正体が明らかになる部分です。 映画の軸は大きく方向性を変え、現実の社会から、飛躍した第三世界へ転換してしまいます。ある意味で主人公が、ヤマモトのいる世界に取り込まれてしまったと解釈することもでき、本当のところ彼の救済、家族の救済には結びつくと思えないことです。 そこまで(主人公がちょっと会社を辞めてくるまで)は、非常に素晴らしい映画で、疲れて実家に戻った青山が、家族に癒されるシーンでは思わずもらい泣きしてしまうほどの感動でした。工藤阿須加のシンプルで芯のしっかりした演技には本当に感動しました。 ここから、私なりの妄想に入ります。 こうしてほしかったという映画の方向性の話です。 あ、ちなみに原作は全く見たこともありません。 「ちょっと、今から会社辞めてくる」というタイトルが示す通り、どこにでもあるブラック企業が舞台です。この組織は公共の福祉に明らかに反しています。辞めて当然でしょう。ですが個人的には、多少の理不尽や、ストレス、上司や人間関係の悩みはどこの職場にだって存在するものだし、うまく折り合うことが出来なければ、この主人公のような不幸な毎日を繰り返すことになって当然だと考えます。 ですが、この会社の非道ぶりは分かりやすく誇張してあり、主人公は策略によってハメられて、本来の能力を発揮することなく体調を崩し、自殺を考えるほど疲れています。 そこに、映画的「作劇」の手法がとられているのだから、観客が期待するのは「作劇」上のオチ。つまり、この会社が分かりやすく転落するさまを描き出すことです。 そこは、ダメ上司の吉田鋼太郎が腹いせに蹴飛ばしたデスクで脚をケガする程度の、、、主人公をハメた黒木華が自らの行為を悔いて心から謝罪する程度の落とし前では済まされるものではありません。 例えば、青年青山が一念発起して起業した事業で成功を収め、このブラック企業に手痛いしっぺ返しを喰らわすとか、直属の上司のさらに上の人事から、救済の手が差し伸べられ、このダメ上司が社会的に抹殺されるとか、いくらでも考えられるでしょうに、この作品では、「避難」という手段で事態が収まってしまいます。 そして、その「避難」という救済の描き方が、非常に問題をはらむ、ある意味では今後の日本という国を暗示するようなリスクを抱えているのです。 ブラック企業に命までからめ取られるなんて、もちろんあってはいけないことです。この青山青年の決断は誰にでも起こり得ることでしょう。よく考えられていると思います。でも、真の意味で、救いが必要なのは、青山青年と机を並べて仕事をしている同僚や、先輩たちです。彼らは日々、きついノルマに追い立てられ、それこそ自殺すら考えるほどにみな追い詰められています。 主人公の退職に絡めて、張り詰めた緊張状態の崩壊を描き出すことで、彼らも救済されるラストにつながったはずです。 残念ながら、この映画では、その結末はとても幻想的で美しい「逃避」で終わっています。共感できる人はそれほどいないのではないでしょうか。 もし、誰もがこの主人公に共感し、「自分探し」の旅に出かけてしまったら、この国は滅びてしまうでしょう。 そんなことまで考えさせられる、私にとって特別な一本になりました。 2017.6.18
世にもブラックな物語
途中まで世にも奇妙な物語系かと思ったら、そういうことだったんですね。
こんなブラックな上司が許されている会社なんて、辞めて正解です。
ラストシーン、素敵でした。
会社に縛られる若者の苦悩と解放
私は、辞めたいと言う若手社員の慰留に努めてきた立場なので、刺激的な題名に惹かれて鑑賞した。本作は、企業の離職率の増加、若年自殺者の増加、ブラック企業が取り沙汰されている現代日本の実態をタイムリーに反映した作品である。 内定が貰えた企業になんとなく就職した主人公・隆(工藤阿須加)は、営業職の厳しいノルマ、パワハラ上司(吉田綱太郎)に辟易とし、次第にやる気をなくし、ついには生きることへの絶望と過労で駅のプラットフォームに落ちそうになるが、小学校時代の旧友・山本と名乗る若者(福士蒼汰)に救われる。山本との旧交を深め、その助言を聞くうちに、仕事で大失態をしながらも、主人公は次第に自分自身を取り戻していく。そして、生きることの本当の意味に気付き、再生していく。 工藤阿須加が、生きることに不器用で一生懸命に頑張るが空回りしてしまう主人公を好演している。社会生活に不慣れだった昔の自分を思い出した。謎の旧友・山本役の福士蒼汰も良い味を出している。主人公の人生の道案内的な役割だが、その大阪弁の説経臭く無い助言には、素直に耳を傾けたくなる。彼の謎が明かされた後のシリアスな演技にも安定感がある。 何といっても出色だったのは上司役の吉田綱太郎だろう。誇張はしているが、舌打ちしたくなるような陰険なパワハラの数々。こんな上司には絶対仕えたくないと誰もが納得する怪演。主人公が働く企業はブラック企業の典型であり、上司によるパワハラは誇張されているがフィクションではない。強弱の差はあるものの、部下を威圧する上司は存在する。しかし、実際の職場には、優しい上司、同僚、先輩、後輩が大勢いるので、これから就職する人は安心して欲しい。 本作は、生きることについて色々な人たちに語らせることで、生きることの選択肢の広さを示している。最初に就職した企業で一生働くことだけが最良の人生ではないことを切々と訴えている。辞めることは、悪、負け、逃げではないことを主張しているが、職場シーンの迫力が凄過ぎて、希薄な印象になったのは残念。また、明確な答えを提示しないので、スッキリ感不足ではあるが、重いテーマにしては、そういう答えでもいいんだと気持ちを楽にしてくれる作品である。生きること、働くことを固定観念で考え、迷っている人には、お勧めの作品だろう。 あまり決め打ちせずに、運命をあるがままに受け入れて、自分を活かせる道を試行錯誤しながら探し求め、探し出した道を懸命に進んでいく。主人公は、ラストで、そんな人生を歩み始める。本作は、人間は一人ではない、支えてくれる人々に想いを馳せること、他者を想うこと、そして、生き方の選択肢は沢山あることを静かに教えてくれる作品である。
見てよかった
何となく見てみるかぁ〜という気持ちで見たら惹き込まれてしまった。
本当に辛い時って視野が急激に狭くなって自分では異変に気づかないし、まだまだ頑張らねばという気持ちにさえなる。
それが真面目で優しい人なら尚更だと思う。
帰路に着く青山が駅のホームでふらふらと吸い込まれるように自殺を考える瞬間なんて正にだと思う。
辛いなら仕事なんてやめても良いのに、あれこれ考え過ぎて変な価値観や不安がそれを制止して逃れたい一心から自殺を考えてしまうのだと思った。
五十嵐さんにエレベーターで罵倒されて、顔を上げた時に目から涙が落ちる瞬間の工藤阿須加の演技には鳥肌が立ったし、何度も巻き戻して見てしまった、、凄い
青山が辞表を出した時に上司や五十嵐さんに掛ける言葉は嫌味とかじゃなくて、青山自身が辛い状況から見えた心の本質だと思う。
人は自分が辛い時こそ人に厳しく酷い言動をとってしまう。
青山は心底人を信じてしまう、素直で優しすぎる人だった。
自分と向き合うのは自分だけではできなくて、人を通して自分を見つめる事が自分と向き合うという事だと思った。
双子の兄の異変に気付くことができず、助けることができなかった優。
助けることができなかった純への後悔が青山を助けることで、青山を救うはずが山本が救われていたと。
木の上から青山の部屋を見つめる山本と、山本のマネをしながら部屋の掃除をして嬉しそうに眠りにつく青山が可愛くて少し笑えた。
結構リアルな描写が多く、私にはかなり刺さる内容でした。
工藤阿須加と福士蒼汰、そして黒木華の演技がとても良い。皆ハマり役。
福士蒼汰はクヨクヨした役が多い気がするけど、この役はピッタリだと思う。
寧ろこう言うカラッとしてちょっと真面目さもある役の方が好きだし、今回の役で好きになった。
重さに爽やかのある演出。
ビルに立つ青山には太陽が当たり、語りかける山本には建物の影が伸びている演出に胸を打たれた。
山本には青山が光の中にいる一筋の光にさえ見えていたのかもしれない。
ブラック企業に勤める新人が人間として生きることを取り戻していく話。...
ブラック企業に勤める新人が人間として生きることを取り戻していく話。 主演2人が頑張っていい話になっていた。吉田鋼太郎のパワハラ演技と社訓に失笑。 黒木華の行い等、思いっきり先が読める展開だが、それも良し。束の間の帰郷シーンはじめ、会社辞めるまではけっこう感動できる。 ところが、問題はそこから。あまりに冗長。そして小池栄子の名演が全てを持って行ってしまった。本当、終盤20分程がなかったら…
清々しくなりました
大変な時は本当に目の前しか見えなくなる それがいいとか悪いとか、そんな判断ができなくなる 世界は広く、世の中にはたくさんの人がいるのに 自分が、自分の大切に思う人が 幸せであるように生きたい そう改めて思う映画でした ありがとうございました
ちょっと異質の問題作
工藤阿須加扮する青山隆は仕事で疲れ果てたところ福士蒼汰扮するヤマモトなる友人に助けられた。ヤマモトは、やたら青山にかまってきた。しかしヤマモトはニューヨークにいると友人から電話が入った。じゃあこのヤマモトって誰だ? ヤマモトは同級生ではなかったが友達になれた。でもヤマモトにはやっぱり秘密があった。 これはちょっと異質の問題作だね。部長役に吉田鋼太郎、先輩役に黒木華。仕事が出来ない者に対するイジメの内容だったね。如何にして精神的に追い詰められるのか分かった様な気がする。
トラウマをえぐられる
高評価の人たちには申し訳ないです。
パッケージとタイトルから軽い感じで、スカッとものかと思い、また、好きな役者さんだったので視聴して見るも、終始リアルなパワハラの繰返しと人を貶め入れる女先輩の手の平返しの態度。
申し訳ないですが、同じ様なパワハラ受けてきた自分には辛いの一言。
いつになったらスカッとするのか我慢するも、救いは無し。
救いは主人公が自殺しなかったくらいかな。
色々とブラック企業でメンタルやられた人は絶対に見ないでほしい。
途中、トラウマをえぐられて吐気を模様しトイレへ駆け込みました…
生きていればどうにかなる
タイトルの軽い感じより、けっこう重い内容。 部長! 怖いよ! 部長の恫喝が始まると、社員は目を背け、聞こえないふりをする。みんな自分を守ることで精一杯。きっと部長も、画面に出てこない人から圧力をかけられているのかな。なんか、みんなかわいそう。みんな会社辞めてやれば、会社つぶれるんじゃ? 辞めてしまえー。 何を言われても毅然としていた青山くん。素晴らしい。今まで辛かった分、これからは楽しく働いて欲しい。ヤマモトもね。 バヌアツの海の美しさと、コブクロの歌がとても良かった。 NHK BSプレミアムの放送にて。
キミの笑顔が見たいから 〜 目頭が熱くなる
福士蒼汰さん、工藤阿須加さん、主演お二人の熱演に冒頭から引き込まれた。
黒木華さんの仕草が色っぽく、上司役の吉田鋼太郎さんの気迫のこもった演技がリアルで、誰かに声を荒げている方にこそ観て自身の行動を省みて貰いたいと強く感じました。
心が折れそうな若者達の前に、「 ヤマモト 」がとびきりの笑顔で現れるといいのに…。
心に寄り添う事の大切さを改めて深く感じさせてくれる作品。
エンドロールでバヌアツの美しい映像と共に流れるコブクロの歌もいい。
NHK-BSを録画にて鑑賞
この感じか、が、タイトルでの想像との違い。
最初の、営業会社(実は会社の営業部)の真っ黒な仕事ぶりから始まり、部長と女子社員の先輩、主人公の3人だけで社内の出来事を進めていく手法に、ちょっと戸惑う。
そして、福士蒼汰が登場する訳だけれども、もう少し、現実とは別のアレンジというか、現象がまとわりついて、湿った演出がいいのかな?と思いつつも、引き込まれる感じは、心地いいのかなと繋がる。
あとは、先輩が、やっぱり、とか、部長の本意とか、その辺りはこだわる事なく進めてもらって構わないなと感じる。黒木華さんも、も少しワルであって欲しいかなとも思える。吉田鋼太郎さんは、なりきりキャラだなと。
結局、工藤阿須加と福士蒼汰は、奇妙な形から入った親友になるのだけれど、小池栄子さんの語り一本で、福士の過去を紹介するのも、ひねってほしかったかなと、思える。余りにシリアスな演技で、持って行きたい世界が、数秒でわかる展開。
結局、主演でいいのか、2人のキャラが、この2人の俳優さんの持つものにピッタリだったので、すんなりと最後まで飽きずに観れたのかなというのが、ここでの感想。
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