ナラタージュのレビュー・感想・評価
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邦画の良さがたくさん詰まった映画
いいんだけど…
余韻から抜け出せない
決してハッピーエンドでは無いし、もどかしくて理不尽で見ていて辛い場面もあるのだけれど不思議と観終わった後に心が温かくなる映画でした。松本潤さんと有村架純さんの演技に引き込まれました。ずっと出ている訳では無いのですが泉を通して葉山先生がずっと香っていて、葉山先生の泉への想いも言葉では表現することはないのですが、声色、目に十分すぎるほど現れていて。。。
想いを感じ取ることの難しさが絶妙に表現されていたとても綺麗で真っ直ぐな心に刺さる作品でした。
色んな視点から見たくなる
少しずるかったり、無意識に人を傷つけたりしながらも、人を愛する登場人物それぞれの思いに、少しずつ自分に覚えのある気持ちを見つけて苦しくなる。登場人物が綺麗ごとだけで生きていないリアルな様が、愛しく、そしてラストには全員が幸せであれば、と願わずにはいられない。そう感じさせてくれた演者の演技が素晴らしかった。
観終わった後、 胸を締め付けられるような気持ちになった。 劇場を後...
観終わった後、
胸を締め付けられるような気持ちになった。
劇場を後にした時から
込み上げてくるものがあって
涙を流しそうになった。
最後に流れる主題歌
adieuさんの「ナラタージュ」。
この曲がより一層
この物語の切なさを深めている。
泉(有村架純)と葉山(松本潤)。
ふたりが親密になっていく時は、
いつも雨が降っているのが象徴的だった。
雨から連想するのは、
湿り気 艶やか 冷静 激しさ 切なさ 深さ 寂しさ etc...
受け入れてもらえない恋。
泉を見ていて切なかった。
小野(坂口健太郎)は泉を想うけれど、
泉は同じようには愛せない。
好きになろうと努力している姿も切なかった。
葉山は泉を気遣う。
自分より相手のことを優先する。
それとは逆に
小野は気持ちを抑えられなくて
泉より自分の気持ちを優先してしまう。
対照的な男性だ。
所々に垣間見れる対照的なふたりの愛情表現。
葉山を好きになってしまった泉の気持ちが分かるような気がした。
最後のシーン。
朝日を浴びて電車の中で涙を流す泉。
雨ではなく最後は晴れ。
これは、泉がこの長い恋をやっと終わりにできたという象徴だったのかもしれない。
3年前に原作を読んで感動したが、
映画も良かった。
綺麗に忠実に再現していると思う。
表情と行間に注目
心模様
人の心をわかることは本当に難しい。
そんな言葉が見終わった後に頭に浮かんできました。
泉(有村架純ちゃん)と葉山先生(松本潤さん)との間のそれぞれの思い、
小野くん(坂口健太郎さん)と泉との間の思い、
そして泉と現在の職場の後輩(瀬戸康史さん)との思い…
「好き」「気になる」「好意」など、
言葉にしてしまうと単純ですけど、
その裏の心模様はそれぞれ違うんですよね。。。
何が正解とかっていうものではないんだと思いますが、
心模様というのは難しいなと改めて感じました。
柚子ちゃんのシーンはちょっと唐突でわからなかったなぁ…
その他ひっかかるところが多かったのです、
時間の都合なのかなぁ…
原作を読んで復習してみたいなと思いました^ ^
後味を残す映画でした
松潤が松潤でない!
余韻どっぷり
連ドラでやればヒットしただろうに…
よかった
人間の心の弱さまで見れる作品
原作を1度読んでから見ました。
見ているのでおおよそのあらすじはわかったうえで見たうえでの感想です。
とにかくメイン3人の心がとてもリアルで重かったです。
同じ経験をしたことはなくても、彼ら彼女が抱く気持ちは、自分の中にもある弱さや醜さにも通じ、見ていて苦しくなる部分もありました。
1度見た時には、それでも原作を知っていたこともあり、さらっと見れました。
映像の美しさ、多すぎない台詞、間合い、静かな世界。
美しい映画だった、と帰り道に少し思うぐらいでした。
しかし、翌日からテレビで流れるCMの有村架純さんの泣いてる画を見ると、
同時にそのシーンが一気に甦り、苦しくなりました。
どうしてももう一度見たくなり、再度映画館へ行きました。
2度目の方が役者の目線、仕草、台詞とその裏にある気持ちなど、あらすじをわかってるからこそ、見えてくるものがたくさんあり、1度目よりも映画の世界に陶酔しました。
終わってからも引きずって、その余韻から抜け出せませんでした。
松本潤さん、有村架純さん、坂口健太郎さん、御三方とも本当に素晴らしく、映画の世界に存在していました。
好みは分かれると思いますが、
ぜひ、選り好みせず、1度は見てみていただきたい作品です。
見終わったあとに、おもしろい、面白くないといった感想も含め、それぞれのキャラクターの行動や台詞に対して、色々周りの人と話したくなる作品です。
ひとつだけ残念なのは、
宣伝で誇張されていた純愛といったキーワードや
ベッドシーンの過剰な煽りが非常にもったいないと思います。
この作品の本質にもっと触れた宣伝だと良かったのではないでしょうか。
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