ナラタージュのレビュー・感想・評価
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邦画の良さがたくさん詰まった映画
会話の間や言葉がないシーンに 気持ちと言えない言葉があふれていた。 観る人それぞれがそこで思うこと、 それが作品に乗って、それぞれの余韻となる。 雨のシーンがとても美しかった。 過去の恋愛を思い出して、色々あったけど どれも真剣で、大好きだったんだと 思い返したり、素直に好きだったことを 受け入れられる気持ちをもたらしてくれた ような気がした。 観るか迷うなら観た方が良い作品。
いいんだけど…
内容自体は良かったしあまり文句を言うつもりはないんですが、『ちょっとドロドロしすぎかな…』という印象は感じました。 もちろんこのような作品が好きな方もいらっしゃると思うので一概には言えませんが、少なくとも自分はそういう印象を受けた作品でした。
余韻から抜け出せない
決してハッピーエンドでは無いし、もどかしくて理不尽で見ていて辛い場面もあるのだけれど不思議と観終わった後に心が温かくなる映画でした。松本潤さんと有村架純さんの演技に引き込まれました。ずっと出ている訳では無いのですが泉を通して葉山先生がずっと香っていて、葉山先生の泉への想いも言葉では表現することはないのですが、声色、目に十分すぎるほど現れていて。。。 想いを感じ取ることの難しさが絶妙に表現されていたとても綺麗で真っ直ぐな心に刺さる作品でした。
色んな視点から見たくなる
少しずるかったり、無意識に人を傷つけたりしながらも、人を愛する登場人物それぞれの思いに、少しずつ自分に覚えのある気持ちを見つけて苦しくなる。登場人物が綺麗ごとだけで生きていないリアルな様が、愛しく、そしてラストには全員が幸せであれば、と願わずにはいられない。そう感じさせてくれた演者の演技が素晴らしかった。
結構あとを引く映画
人を好きになることは、理屈じゃない。相手の立場や自分の事情とかには関係なく、誰のせいでも無い でも考えてしまうから悩む 生々しく悩ましい作品でした 見るかどうか悩みましたが、見て良かった映画でした
観終わった後、 胸を締め付けられるような気持ちになった。 劇場を後...
観終わった後、 胸を締め付けられるような気持ちになった。 劇場を後にした時から 込み上げてくるものがあって 涙を流しそうになった。 最後に流れる主題歌 adieuさんの「ナラタージュ」。 この曲がより一層 この物語の切なさを深めている。 泉(有村架純)と葉山(松本潤)。 ふたりが親密になっていく時は、 いつも雨が降っているのが象徴的だった。 雨から連想するのは、 湿り気 艶やか 冷静 激しさ 切なさ 深さ 寂しさ etc... 受け入れてもらえない恋。 泉を見ていて切なかった。 小野(坂口健太郎)は泉を想うけれど、 泉は同じようには愛せない。 好きになろうと努力している姿も切なかった。 葉山は泉を気遣う。 自分より相手のことを優先する。 それとは逆に 小野は気持ちを抑えられなくて 泉より自分の気持ちを優先してしまう。 対照的な男性だ。 所々に垣間見れる対照的なふたりの愛情表現。 葉山を好きになってしまった泉の気持ちが分かるような気がした。 最後のシーン。 朝日を浴びて電車の中で涙を流す泉。 雨ではなく最後は晴れ。 これは、泉がこの長い恋をやっと終わりにできたという象徴だったのかもしれない。 3年前に原作を読んで感動したが、 映画も良かった。 綺麗に忠実に再現していると思う。
表情と行間に注目
余韻が残る作品でした。 DVDでは無く映画館で見て良かったです。 有村架純ちゃんの表情や仕草の演技がとても上手で引き込まれました。 葉山先生への気持ちが痛いほど伝わり、これほど人を好きになれるのが素敵だなと思いました。 恋愛映画はハッピーエンド派ですが、たまにはこういう作品もいいなと思いました。
心模様
人の心をわかることは本当に難しい。 そんな言葉が見終わった後に頭に浮かんできました。 泉(有村架純ちゃん)と葉山先生(松本潤さん)との間のそれぞれの思い、 小野くん(坂口健太郎さん)と泉との間の思い、 そして泉と現在の職場の後輩(瀬戸康史さん)との思い… 「好き」「気になる」「好意」など、 言葉にしてしまうと単純ですけど、 その裏の心模様はそれぞれ違うんですよね。。。 何が正解とかっていうものではないんだと思いますが、 心模様というのは難しいなと改めて感じました。 柚子ちゃんのシーンはちょっと唐突でわからなかったなぁ… その他ひっかかるところが多かったのです、 時間の都合なのかなぁ… 原作を読んで復習してみたいなと思いました^ ^
後味を残す映画でした
恋愛映画が久しぶりだったこともあり、見ている最中もあまり集中できなかったので、一緒に行った友人とあんまり共感できなかったね〜なんて感想を話してました。 でも後味を残す映画でした。 余韻とかそういうのではないく、この2人の恋愛についてずっと考えてしまいました。 私が思うわかりやすい恋愛映画ではなかったのですが、複雑で色々な感情が混ざり合っている映画で、興味深かったです。 人は完璧ではなく不完全で歪なもの。 だからこその、映画だったような気がします。 泉も葉山先生も小野くんも私の中にいるのでしょうね。
松潤が松潤でない!
松潤オーラを頑張って消しているのが苦しいくらい、伝わってきました... 恋って、こんな感じだったかな~と思い出させてもらえてやっぱり切なさと苦しさが先に立って。独特な映像で、足で伝えることが多かったような...
余韻どっぷり
人の気持ちって、簡単に線引きできなかったり、白か黒かでは決められない。そんな感覚をまざまざと感じさせられた映画でした。 なんでもかんでも言葉にできることばかりじゃなくて。その言葉にできない行間が感情が、とてもうまく表現されていたと思います。 観終わってしばらく、抜け出せないような、深い余韻のある映画でした。
連ドラでやればヒットしただろうに…
ど~んより。 見終わって、ただただ ど~んより。 それぞれの人間模様のうわべだけすくいとったから、心に刺さらなかった。 案外、映画じゃなくて、連ドラにして、葉山先生の奥さんの狂気・小野くんの変貌・自殺した女の子の闇・そして松潤の心の葛藤。 丁寧に深く掘りこめばイイ味出るのになぁ~
よかった
マディソングンの橋のように、 その人の経験や歳月などによって、 感想は違うかもしれない。 あり得ないようであり得るシチュエーション。 有村さんは色っぽくないのがよかった。 松潤もよかったけど、 もうちょっと違うひとでもよかったかも。 いい恋愛映画だったと思います。 大人の視点でした。
人間の心の弱さまで見れる作品
原作を1度読んでから見ました。 見ているのでおおよそのあらすじはわかったうえで見たうえでの感想です。 とにかくメイン3人の心がとてもリアルで重かったです。 同じ経験をしたことはなくても、彼ら彼女が抱く気持ちは、自分の中にもある弱さや醜さにも通じ、見ていて苦しくなる部分もありました。 1度見た時には、それでも原作を知っていたこともあり、さらっと見れました。 映像の美しさ、多すぎない台詞、間合い、静かな世界。 美しい映画だった、と帰り道に少し思うぐらいでした。 しかし、翌日からテレビで流れるCMの有村架純さんの泣いてる画を見ると、 同時にそのシーンが一気に甦り、苦しくなりました。 どうしてももう一度見たくなり、再度映画館へ行きました。 2度目の方が役者の目線、仕草、台詞とその裏にある気持ちなど、あらすじをわかってるからこそ、見えてくるものがたくさんあり、1度目よりも映画の世界に陶酔しました。 終わってからも引きずって、その余韻から抜け出せませんでした。 松本潤さん、有村架純さん、坂口健太郎さん、御三方とも本当に素晴らしく、映画の世界に存在していました。 好みは分かれると思いますが、 ぜひ、選り好みせず、1度は見てみていただきたい作品です。 見終わったあとに、おもしろい、面白くないといった感想も含め、それぞれのキャラクターの行動や台詞に対して、色々周りの人と話したくなる作品です。 ひとつだけ残念なのは、 宣伝で誇張されていた純愛といったキーワードや ベッドシーンの過剰な煽りが非常にもったいないと思います。 この作品の本質にもっと触れた宣伝だと良かったのではないでしょうか。
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