忍びの国のレビュー・感想・評価
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己の欲望のみに生き、他人の心など歯牙にもかけぬ
映画「忍びの国」(中村義洋監督)から。
原作は「のぼうの城」「村上海賊の娘」の著者・和田竜さん。
彼が伝えたかったことは、作品ラストに凝縮されていた。
「最強VS弱小」の戦いが終わり、2年後の会話。
「滅びたな、忍びの国も・・」勝った織田信長軍が呟く。
「いや違う。斯様(かよう)なことで、この者どもの息の根は止められぬ。
虎狼の族(ころうのやから)は、天下に散ったのだ」
「天下に散った?」「虎狼の族の血は、いずれ天下を覆い尽くす。
我らが子、そして孫、さらにその孫のどこかで、
その血は必ず忍び入ってくる。
己の欲望のみに生き、他人の心など歯牙にもかけぬ、
その人でなしの血はいずれこの天下の・・・隅々にまで行きわたる」
それが現代の日本人だと、現代の映像とダブらせて警鐘を鳴らしている。
他人の気持ちなど考えず、自分中心の行き方をする人たちが増え、
日本人の大切な、思いやりや和の心がなくなる時、
日本という国は滅びてしまう、と言いたげだった。
それを防ぐのは、私達大人の役割かもしれないなぁ。
エンディング曲が台無し。
素晴らしかった!
監督が中村義洋監督なら良いかもしれないぞ!と思って借りたけど間違いなかった。
アクションシーンも格好良かったし、
飄々とした無門のキャラクターも大野君に合ってた。
鈴木亮平さんとのタイマンも見応えあったし、忍者がブァッと林から出てくるシーンは迫力もあるし、笑えるし、ダンスで忍者の動きを表現する演出も良かった。
音楽もテンションが上がった。
石原さとみは自信満々に見えて苦手なんだけど、それもキャラクターに合ってた。
帰ったら妻が怖くて金のために働く構図も現代社会と同じで忍者が身近に感じれて面白かった。
ただ金のために動く忍者を獣の唸りに例えるのも良い演出だと思ったし、コメディと真面目のバランスも好みだった。
無門をやっている大野君カッコよ💕 それに動き面白いw でも、無門は...
無門をやっている大野君カッコよ💕
それに動き面白いw
でも、無門は嫁に弱い
だから,嫁が言った事は全部(?)言うことを聞いている。
最後,無門の嫁さんが死んじゃうのが「えっ!」って思うくらい衝撃でした。
じゃにーず映画でしょ?って舐めてました。 無門を演じるのは彼を置い...
じゃにーず映画でしょ?って舐めてました。
無門を演じるのは彼を置いて他にはいないでしょ。
アクションシーンもキングスマンを彷彿させる切れ味で。ハリウッドでも良い勝負するんじゃね、と思いました。
これぞアクション映画
アクションシーンが素晴らしい作品だと思いました。
鈴木亮平さんと大野智さんがスタントマンなしでやるアクションシーンは見応えありました。
冒頭の満島真之介さんと大野智さんのアクションも良かったです。
映画館で見たかった
子供からお年寄りまで楽しめる今までにない戦国エンターテイメント。
和田竜原作で脚本も担当しているので世界観がそのまま映像化されている。
主演の大野智が伊賀一の忍者を前半では飄々とサイコパス的に、後半では鈴木亮平と圧感の殺陣を魅せる。
伊勢谷友介、國村隼の重厚な演技と石原さとみの凛とした美しさ。 俳優陣キャスティングが適材適所。 映画館のスクリーンで観たかったと悔やみます。 BRを購入予定です。
暇つぶし程度なら…
日本映画にありがちな、誰が敵で誰が味方かの設定が曖昧で、なぜ忍者同士が無意味に殺し合うかの理由づけか不十分!
設定が甘いから、ストーリーがすべてガタガタで、、もうどうでも良いや!って感じになる!
素晴らしい傑作
ジャニーズアイドルの映画は基本的に見ない派だが、どうにも周りの評判が良い事と原作が好きだったので、あまり期待せずレンタルしてみたが、どうにもこうにも傑作過ぎて感動を超え胸がふるえる。
あまりの衝撃にアマゾンで特典映像もりだくさんのブルーレイを購入。特典映では監督の様々な意図が語られ本当に素晴らしい映画だと再認識。
中村監督は小説の映画化の名手でお気に入りの監督だが今作ではその力量を120%発揮されている。原作に負ける映画作品が多い中、伊坂幸太郎の『ゴールデンスランパー』など原作に負けない映画化の名手が8年の時をかけ映画化した作品が失敗するはずなかったのだ。
少し暗く残酷な原作を子供から大人まで楽しめるポップなコメディタッチでテンポよいエンターテイメント作品に仕上げつつも、原作の持つメッセージを観客にきっちり届ける中村監督の力量に感服する。
特典映像を観てやはりと思ったが、セリフやシーンの無駄をかなり抑えて仕上げている。
演者の表情だけで充分伝わるシーンでのセリフは少ない。
ゆえに残念ながらセリフでしか物語を理解出来ない人(私の妹)も多い現代社会、そういった人達には理解出来ないシーンがある。
川の決闘の後に唐突に無門が人でなしじゃなくなった意味がわからないと妹は言うが、妹の様な、所謂その場に流れている空気を読めない人種には、あの川の決闘での無門の心理の変化が理解出来ないのはしょうがないのか。
決闘でへいべいが死ぬ前の心情を説明する台詞もあったようだが二人の戦闘シーンでの表情の変化で充分観客に伝わるとカットされたようだ。
ゆえに『人として死ねる』と言う短いセリフが非常に心に響き突き刺さるのだろう
死ぬ直前のお国の『かわいそうに、、』のたった一言のセリフに込められた様々な感情やそのシーンの持つ意味が妹のような人種には、あまり理解できずにいたように思われる
やはり演者の余計なセリフのない、演技での表現を重視した場面運びのテンポの良さと作品の持つ雰囲気を考えると監督の素晴らしいバランス感覚を感じる
子供にも楽しめるエンターテイメント作品を狙って撮られている為、時代劇らしからぬ斬新な映像やセリフまわしの場面がたくさん楽しめる。あえての狙いで作られた色々な斬新な演出が理解出来る特典映像が見れる初回限定盤の特典映像は本当に見応えがあった
古典的時代劇で長編の原作を二時間にまとめる事を失敗し、セリフやストーリーを詰め込み過ぎ、演者の感情表現や観客の気持ちを掴むところをほったらかしの観客置いてけぼりの○○原とは色々な面で180度違う。
原作からかなり引き算をして斬新な演出をもって、あの原作をここまでのポップなエンターテイメント作品として世に送り出した監督に脱帽。
そして主役の大野智のアイドルを超えた怪演とも言える名演もこの作品を見応えある傑作に昇華させている
それまでは死んでいた目をしていた人でなしの無門が川の決闘後に目に光を取り戻し、人間として感情を爆発させるあたりは見事だ。
あそこまで目や表情だけで感情を表現できる俳優はなかなかいない。セリフがあっても感情が乗っていない役者も多くいる中ただのアイドルとは思えない演技に震えた。
その他演者も大変素晴らしいり
映画館で見なかった事を激しく後悔した作品は久しぶりだ。
期待した割に・・・
映画館に行くほどの意欲が湧かなかったのですが、レビューを見るとそこそこ高い評価だったので、少し期待してDVDを借りて観ました。
アクションが凄く、出演している俳優陣の演技も悪くなかったのですが、何となく冷めた感じ観てしまいました。
主役であるはずの無門(大野 智)に正直魅力を感じませんでした。生きるため(石原さとみ演じる奥さんのため)にお金を稼ぎ、お金のためには平気で人を殺したりしているはずなのに、そこに対する執着心が感じられなかった。
また、終始淡々としていた無門が、最後の方で感情をあらわにするシーンでは、(大野くん自体の演技は悪くなかったのですが)唐突感がハンパなくて、置いて行かれるような感情になりました。
映画という短い時間とは言え、登場人物はもっと丁寧に描いて欲しかったです。
何より、大野くんの普段の空気感が映画に出てしまっていて、生きることが難しかった時代のこの話しには合わないと思いました。
脚本が魅力的
人を人として扱わない忍びの里、伊賀の体制に不満を覚えた平兵衛によって織田の侵略が始まろうとしていた…。
同名歴史小説の実写化作品。敵陣の方が魅力を感じる作りが終盤に活きる脚本とカリを使った終盤のアクションは魅力的だがややコミカル感が余計に感じてしまった。
面白いというよりオモロイ映画
基本的にスーパー忍者アクションものなのだが、ハリウッドのようにそこにリアリティを持たせようとせず、完全にCG丸わかりのトンデモアクションが、作品全体に漂うコントのような雰囲気とマッチしていて違和感なかった。日本のアクション映画は、チャンバラ以外はシリアス系は諦めて、こっちに進むべきだろう。根っこのストーリーは重いので、原作はもっとシリアスなのかも。ただの時間つぶしのつもりで見始めたが以外に良かった。
アクションがすごい
クライマックスの大野智と鈴木亮平の一騎打ちのアクションがとにかくすごすぎる。終始俳優の顔が映っているので,ほぼスタントなしではないだろうか。日本の役者でここまでのアクションができる人がいるなんて…
ストーリーも面白く,大野智演じる無門の表情の変化にもゾクッとした
忍びの国
忍びの国、何度も何度も見ても感動しました。魂が宿った主演の演技に涙が止まらず、殺陣には手に汗握り、もう他の作品の殺陣では物足りなくなりました。
テーマが奥深く余韻で生き方をも問われ、観る度に掘り下げて見つめることができる映画。
最後の激しいアクションと夫婦愛に感動
当初アイドル映画ということと、CMの内容からどうかなと思ってましたが、内容は痛快アクションだけでなく、大野さんと鈴木さんの激しい決闘シーン、そして夫婦愛に感動しました。老若男女、国籍問わず楽しめる内容では。内容とても良かったです。
そしてびっくりなのが7月からまだ劇場でやっていること!凄いですね。
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