◇今作の鑑賞動機
・先日、別の映画でムン・チェウォンさんを観て、ヤラレタから。分かり易いが、仕方がない。だって、素敵な女優さんだからである。
■それぞれの目的で釜山行きの韓国新幹線で偶然隣の席に座ることになったペ・スジョン(ムン・チェウォン)とジェヒョン(ユ・ヨンソク)。
ジェヒョンは、容姿端麗なスジョンを早速”今夜、僕は君と寝る。”などとふざけた事を抜かし、スジョンはムッチャ警戒する。
が、一日何だかんだと付き合う事になった二人は、徐々に相手の魅力に嵌って行くのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・ペ・スジョンには10年付き合っている彼氏がいるが、発展せずに、モテていたのにいつの間にか、お一人様みたいになってしまって、恋愛に臆病になっているのだが、ムン・チェウォンがそんな悩める女性を、少しコミカルに演じている。
・韓国新幹線で偶然隣の席になったペ・スジョンとジェヒョンの、最初の出会いとムッチャジェヒョンを警戒するペ・スジョンが凄く可愛いのである。
・そして、二人は何だかんだと一日一緒に行動する事になるのだが、ジェヒョンは自分の親戚の葬儀に一緒に行ったペ・スジョンが、全然関係ない人の葬儀なのに、涙を浮かべる姿や、逆にペ・スジョンは、ジェヒョンが大事なプレゼン資料を届けて助けてくれる姿を見て、徐々に惹かれ合って行く姿が良いのだな。
・そして、二人は”その日の雰囲気”で、ベッドインしそうになるのだが、ジェヒョンは直前で”散歩に行かないか?”と言ってペ・スジョンを怒らせちゃうのだが、それは彼にとってペ・スジョンが大事な人になったからだと、男だったら直ぐに気づくよね。
そして、二人は体育館でバスケットをして遊んで・・。
・その後も、ナカナカメンドクサイ二人なんだけど、ジェヒョンがペ・スジョンがいない時に、オフィスを訪ねて渡した書類に書いた付箋のメモの言葉。”あの日が毎日になる事を願って。”が良いのだなあ。
最初は、ペ・スジョンはそのメモに気が付かないのだが・・。
<ラスト、全てを吹っ切って、そして誤解も解けたペ・スジョンがジェヒョンに、ニッコリ笑って言った言葉が、又、脚本のセンスを感じさせるんだよね。
”今夜、私は貴方と寝る。”
今作は、偶然列車の隣同士の席になった男女の一日の恋からの永遠の恋を描いたムン・チェウォンさんの魅力溢れるラヴ・コメディ作品なのである。>