追憶のレビュー・感想・評価
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昔風の作品
昭和の時代なら傑作だと言いたいのだが!3人の物語がメインで事件の展開がテレビのサスペンス劇場と見比べても省略気味もっとひねりや突っ込みがほしかった二時間ドラマの方が中身が濃く豪華人を揃えたのに物足りなさも!
2017-18
日本海。
綺麗だけど、淡く儚くて、悲しい。
この映画に出てくる人はみんな過去に何かを抱えていて、その灰色な感じが風景とマッチしてる。
俳優さんの顔がアップで映されることが多くて、表情に心奪われる。
特に病院のシーンで、小栗旬が、それまでは岡田君との男と男の会話から、生まれたと聞いて涙して一気に父親の顔になるところ。
安藤サクラさんも、ラストで虚ろな目線の中に、何か強いものを見ている感じがすごくいい。
ストーリーを削ぎすぎと言われてるけど、ちょうどいいとおもいました。
派手な作品ではないけれど、見て損はない作品。
サスペンスを期待してはだめ。
生い立ちの闇については、早い段階で大体想像ついてしまったので、そこだけマイナス1。
ジワジワと染み渡る映画
ヒューマンミステリー。観終わった後に、心に沁み込んでくる大人向けの映画かなと思います。幾つかツッコミたくなるような箇所もありましたが、ノスタルジーを感じさせる作品。岡田くんの苦悩する表情、佇まいに高倉健さんの姿を思い浮かべました。富山の美しい風景もよかった。
挿絵のような「画」が美しい
この映画は、キャストが映らない挿絵のような「画」が印象に残る映画です。その一つ一つが本当に美しくて、そして、この一つ一つの「画」に深い意味がこめられていて、北陸の、重苦しい低い灰色の空が、主人公篤の苦悩を的確に表していました。
そして、この映画・・・安藤サクラさんの演技無しでは語れないと思います。序盤と人生が変わった後で、それぞれうつろな目をされるのですが、本当に素晴らしい演技でした。
心の中にある苦悩を、表に出して演技するのはとても難しい事だと思いますが、主人公篤役の岡田准一君は、切ない複数の苦悩を演技し続けていました。はっきりいって「昭和的で地味」ですが、「画」と「演技」で勝負した映画だと思います。この「昭和的で地味」に対して魅了されます。この良さは、本当に大人の方にお薦めできます。是非劇場で魅了されて頂きたいです。
最後に 主演の岡田准一君ですが・・・ポスト高倉健と言われる事には戸惑いを感じている感が伝わります。おごり高ぶらないのが彼の良さだと思います。
年を重ね、努力を重ね一歩一歩近づかれ、いつかは・・・と、期待しております。
うるっとした
物語が進むにつれて明らかになっていく真実に、驚かされたり、心が痛んだり、感動したりした。非常にいいストーリー。
だけど、始めから終わりまでずっと重い雰囲気なところ、イマイチ何があったのか分からず説明不十分なところなどが残念。
推理映画ではないので仕方ないけど、犯人があっさり出てきてしまった点も...。
しかし、うるっとすること間違いなしのラストでホントに深い内容の映画でした。
良かった。
まとまっていて良かった。緊張感を保ったまま最後まで観られた。尺がちょうど良かったと思う。
気になったこと。
「言わなかった理由」が弱かった。
幼馴染それも「特別な」3人の1人が殺されたのに、そこに悲しいという感情が出てないのが、疑問だった。
エンドロールの最後に、撮影 の中に、岡田准一があった!見間違いかな?
登場人物それぞれに共感する
初めはサスペンスかな?って感じでありがちな展開なのかな、と思ってましたが、話が進むにつれ登場人物それぞれの心情に胸が痛くなりました。
もう少し時間を長くして、内容を濃くしてもいいかな?とは思いましたが、オリジナルの脚本で俳優さんたちもそれぞれの味が出ていて、見てよかった映画でした。
心に染みる昭和の臭いのする映画
スマートフォンとPCが出てこなければ、昭和かと思う映画。日本の四季と富山の美しさ描かれていて、それだけでも見入ってしまうのに、また役者が良い!岡田准一は西島秀俊にも劣らず、陰のある男が似合う!小栗旬も違った雰囲気でいい!でもなんたって安藤サクラがピカイチでいい!!重厚で落ち着いた日本の映画です。今年観た中で断トツ1位!
愛
とにかく愛に満ち溢れた作品です。
サスペンス系かと思って観てましたが、完全に見当違いでした。
私は映画館で初めて岡田准一さん主演の作品を鑑賞しました。岡田准一さんは表情の演技に魅力を感じました。ただこの作品においては、岡田准一さんはあまり目立ってはいませんでした。事件に関係する登場人物全員が主役のように思えました。
みなさん言ってますが、安藤サクラさん。なんて言えば伝わるのか分からないくらいです。とにかくとにかく素晴らしい。
後半は特に気をつけてください。涙が溢れます笑
日本人好み
短い上映時間の中にも、日本映画らしい情や泣き、過去、友情が見事に描かれていました。
だからと言って、決して入り組み過ぎた複雑さは無く、無駄の無いストーリー展開で、今年一番のお気に入り作品です。
岡田君は今や日本映画を代表する役者になりました。今回は小栗君や柄本君、安藤さん、長澤さんと、それぞれの役柄にふさわしい配役であったと思います。
リリーさんはこの後亡くなったんですね。
一つだけ、いただけなかったのは、冴えなアパート暮らしの刑事がハリアーみたいな高級車はチョット合わなかったかな…(笑)
とにかく、最後のエンドロールまで見逃せない素敵な作品でした。
終盤が凄い
中盤までは普通のサスペンスドラマに近い内容。しかし終盤一気のたたみ掛けが凄い。まさに「あなたの予測をすべてブチ壊す驚愕のラスト」。最後の展開だけで一気に胸が熱くなり思わず涙がこぼれました。エンドロール時は半ば放心状態でした。予想以上に良い作品です。
2017-49
伝わる、間違いなく。
お話に無理があろうが、時代設定が古かろうが、大事なことは伝わるものは伝わる。
『追憶』は大切なことだけは忘れないこと。辛いことも苦しいことも恥ずかしいこともきっとセットで思い出してしまう。
でも大切な大切にされたことは忘れない。
素晴らしいメッセージが届きました。
泣きな感じ。
良く出来た映画です。
最後に色々な伏線が収束していって、そうか・・と思うところも
あります。
でも、どうなったの??と残るものもあって、若干消化不良です。
岡田准一、小栗旬、江本佑と役者揃いなので、見ごたえはあります。
回りで、泣かれている方々もいましたが、私は泣かせよう・・みたいなものを感じて泣けませんでした。
エンディングロールが見どころとみた
なるほど、のメロドラマ。
悪くはない。が、なんともメロドラマ。
これが、10時間のテレビドラマだったら、話は別だったかも?
盛りだくさんすぎて、そう思うのかも。
とは言え、ところどころの素晴らしい演技と素晴らしい言葉。
あと、エンディングロールの東宝映画感の景色や鳥の飛ぶ絵は、良かったです。
長澤まさみ、少ない出番ですが、素敵です。
悪くない、が、詰め込み感で、メロドラマ感。
面白かったです(^-^)好き嫌いが別れそう
99分という割と短い時間ですが、人によっては「あっさりしすぎ」「重い」など意見が別れそうだと感じました。
犯人を推理していく感じではなかったですが、テンポ良く進むところや 昭和の映画のような雰囲気がとても楽しかったです(^-^)
地味な映画
原作なしのオリジナルだと思うが、犯人はなんの工夫もなく判明、推理小説ではないので仕方ないだろうが、最近の刺激の多い映画の中では地味な映画であった、脚本に推理小説作家も入れても良かったのでは。映像も俳優の演技も良かったのだが、今風の映画ではないわな。
ゆきわりそう
原作未読
25年前に秘密を共有した旧友の一人が殺害され、もう一人の旧友に対し疑念を抱いた刑事の話。
良くここまで詰め込んだというぐらいストーリーがたっぷりで弛みもなくテンポも良いけれど、テンポが良過ぎてあっさり気味。
そのせいで深く刺さるものはなかったけど、飽きずに最後までみられたし、ご都合主義満載も許容できる。
ヒューマンミステリーと謳われ、その様相はもちろん濃くあるけれど、ネタばらしは呆気なく突拍子もなく、これを期待してみる作品ではなくて、喫茶店「ゆきわりそう」に纏わる人々の再開と想いをみるヒューマンドラマという印象。
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