スター・ウォーズ 最後のジェダイのレビュー・感想・評価
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予想付かない展開
これは最後のエピソード9への「橋渡し」となる作品。
前作エピソード7は個人的にはつまらなかった。
カイロ・レンの役割があまりに中途半端だったし、いきなり登場したレイが何故フォース(ライト・セイバー)を扱えるのかもよくわからなかった。
何故、曲がりなりにも修行したカイロ・レンと渡り合えるのか?・・なんて説明はすべて省いて、最後互角に戦ってみせた。そんなことが出来るなら、ルークは何でヨーダの元で修行したんだ??
(まぁ、カイロ・レンがそれだけ未熟だった、とも言えるけど)
とりあえずその疑問は横に置く。。。
で、エピソード7をカイロ・レンとレイの成長物語として観たとき、意外と面白いなー、と感じた。
ルークがカイロにした仕打ちは、いわば「悪性遺伝子があるからこいつは将来悪いことをする。だから今罰する」という映画「マイノリティ・レポート」の世界そのもの。罰せられる身からすると納得できるわけない。カイロ・レンが反抗期をうまく処理できずグレてしまっても仕方ない(笑)ルークの方がよっぽど「悪」だ。
この作品は「善」と「悪」をわかりやすく分けてない。
ルークも結構ダメダメに描かれてるし。
今作品の最後では、カイロ・レンが「悪」に落ちきるか、「善」に戻るのかもよくわからない。どちらにも行く可能性がある。
それがわからないから面白い。
次作最後の作品で、どう決着をつけるのかを楽しみに待てる。
それだけでもこの作品には高い評価を付けたい。
善をとるか悪へ落ちるか
ひょっとしたら天才かもしれない特徴というものがあります。頭の回転が速いとか、学校時代のスーパースターとか、耳朶が長いとか、左利きとか、薬指が人差し指より短いとか、面長であるとか、そんな旧友がいたものですし、自分に見いだして、束の間、いい気分になったりもします。
ですが、かつてのヒーローやヒロインも普通に年をとり、自分も今や「ぢっと手を見る」とか「なきぬれて蟹とたはむる」の啄木的心境です。
多くの同時代人にとって「自分にも特別な才能があるかもしれない」の原体験が、逆さに吊られたルークスカイウォーカーが、落ちているライトセーバーを念によってつかみ、窮地を脱するシーンだと思います。
が、1976年の日本ではフォースもジェダイも、世界じゅうが熱狂することになる壮大な物語も認知されていませんでした。
スターウォーズの人気は、自分にもあるかもしれない特殊能力に期待すること──への共感だと思います。むろん、妄想ですが、そこに原点があるような気がします。すなわち、すぐれたジュブナイルの側面を持っています。
ハンガーゲームもダイバージェントも、強大な敵とたたかう力を秘めた普通人の話が、いつの時代も人気を博します。
それは、若年層に向けて、劣等感を克服し向日性をやしなう効果をもたらすはずです。案外スターウォーズを見せたほうが三者面談より効果的かもしれません。
ただ、最後のジェダイでは今までになくヒロインやヒーローの内的葛藤が描かれています。帝国の野望とたたかうのか、ダークサイドへおちてしまうのかが表裏一体で、そのあやうい立地にいることにジュブナイルを超えた大人びたドラマ性があったような気がします。
善悪について紙一重と言うことがありますが、人はおうおうにして、善も悪もあわせて宿しています。その心のなかの戦いにおいて、良心にめざめ悪に打ち勝って、スターウォーズの物語が形成されていきます。
つまり覚醒とはフォースにめざめることであること以上に、善または悪を選びとることだと思うのです。
公開されていた2017年わたしは年老いた母を連れて映画館へ見に行きました。
帰りに母が感想を話しました。
感想とはいえアダムドライバーの胸板が厚いとか、フクロウみたいなのの置き時計がほしいとか、天童よしみがでてきたねとか、そんな話ばかりでしたが、レイだって悪い子になってしまうかもしれなかったと、ひとつ慧眼な感想を述べました。
私はレイが自分のなかにもダークサイドを見るのがあの映画のひとつのテーマだと思うと持論を展開し「親が善でも子が善になるとは限らない」と言いました。母は「おまえは何に目覚めたの?」と聞き返してきました。わたしは「俺を目覚めさせるのは尿意だけだ」と応えました。笑いをとるつもりだったのですが、コーヒー飲み過ぎとかノコギリヤシがどうのとか、スペースオペラの話から一気に現実に引き戻されてしまいました。
ごく最近になって、ローズ役ケリーマリートランのバッシングのことを知りました。個人的にスターウォーズに特別な思い入れはなく、映画にも思い当たるところはありません。母の天童よしみのたとえに「へえなるほど」と思ったていどです。
しかし、もともと、普通の人が、力を発揮するというドラマです。劣等感を克服し博愛を説くジュブナイルです。スターウォーズを愛する人が差別主義者なのは矛盾です。が、わたしとてレビューごときで博愛精神を説くつもりはありません。
ゆえに、この一件から解るのは思い入れほど鑑賞眼をブレさせるものはないということです。
が、しかし、私見としても、レイやカイロの描き方に、大人びた複雑な心象を感じていました。SWってもっと単純な話じゃなかったっけと思って見ていました。そこにローズはまったく絡みません。
つまり公平な客観評価を見たいと思って様々なサイトをあたっても、この映画が、ローズで落としているのか、それとも、ほかの欠損があったのかが、今もって解らないのです。
サムライ
赤い甲冑と黒い背景、この取合せは美しい。黒澤映画を思い出す、色彩と殺陣の美しさ。
レイア姫はこれが最後。すっかり老けたけど、第一作の厳かな美しさは忘れられないだろう。
この映画、一人一人の登場人物、亡くなってしまう人も含め、それぞれ丹念に魅力たっぷりに表現していて、新鮮で好感が持てて良かったなあ。
告知に惹かれて、のこのこと
映画の告知がかっこよすぎて、、、
この映画とブラックパンサーとキングスマンの映画館での告知が毎回エキスポで映画を観に来た時、楽しみにしていたのでいざ挑戦。
がしかし、スターウォーズ話全然わからない!!
だからおもしろくなかった!というのはあまりにファンの方に失礼なのでやめておきます。。
わかったのはダースベイダーがアダムドライバーだった件について。。。
金ロー吹替版鑑賞。エピソード8、冒頭テロップの謎単語もちょっとずつ...
金ロー吹替版鑑賞。エピソード8、冒頭テロップの謎単語もちょっとずつ分かるようになってきた。やっぱ、このオープニング音楽が最高ですね。
痛いレイアにもようやく慣れた。慣れてみるといい指揮官だ。ルークはまだ痛いままだ。本作、そのルークがメインをさらってしまったのがやや不満。ここはやっぱりレイでいかないと。と、エヴァの綾波レイファンの私は思ってしまう(笑)
それにしても戦う度にほぼ全滅ってどうよ。
しかし、この新生スターウォーズ、初心者の私にもなかなかに面白い。なんかハリーポッターが入ってないか(笑)
完結編も楽しみだ。早く放送してくれないかな。SFとファンタジーは消極的鑑賞法でいくことにしている。
受け継がれたフォースのバトン。
「スカイウォーカーの夜明け」観賞後に本作品を観賞。
本作品では、主人公レイが、ルーク・スカイウォーカーから受けた修行と研鑽を通し、「最後のジェダイ」への成長を描く物語。
修行を通して、レイが自身に眠る「内なるフォース」に気づく様はなかなか見物。
そして、カイロ・レンとの関係性も見ごたえがあり、とても深い物語だと想いました。
これは本当にスターウォーズか?
こんな糞映画がスターウォーズのメインストリームとして正史に残るなんて何かの悪い冗談に思える。
スピンオフのローグワンのほうがよっぽど素晴らしいじゃないか。
ルークやアクバー提督の扱い、過去作無視の設定、自己中でまったく感情移入できない登場人物たち、チープな映像表現とストーリー、どこをとっても三流未満。
誇張抜きで良いところなんて一つも見つからない。
特にローズというキャラの壮絶なウザさには辟易した。
これならジャージャーが3匹くらい出てきた方がまだマシだ。
これがSWだと言うのですか…そうですか…へえぇ…
EP9の前に復EP習。リアタイ時劇場視聴。
まず、スタッフ、キャストの努力に心から敬意を払いたい。
端的に言って、筆舌に尽くしがたいとはこの作品の事である。
愛のない二次創作を見せられている感じ…しかし、オフィシャルだ。(絶望)
まず、SW EP8としての感想だが、本作の監督、脚本はSWが嫌いか、見たことがないが、理解していないか、あるいは、敢えて壊しにきているか、そのいずれかであろう。
そうとしか思えない。
次に、SWを離れて(まぁ、それもどうかと思うが)単体の映画として観た場合だが…頭の悪すぎる作戦、支離滅裂な物語展開、とってつけたようなエピソード、回収されない伏線、多すぎる説明台詞、とまあそんな所か。
スペースオペラとしての最低限の「お約束」も守れず、SWの設定への無理解に関しては何をかいわんや。 そして何よりキャラクターの扱いが雑。どうしろと言うのか、ほんと。
正史から除外しよう、という署名活動もあるそうだが、無理もない事である。
…と、いうか、普通にSWじゃないよな、コレ(笑)
魔法使い
やっぱり観なきゃよかった~(T‐T)
壮大な宇宙の、ダースベイダーの叙情詩が、安っぽいものになった・・・。
フォース=魔法使い
みたいになって、ハリーポッターの三流リメイクみたい・・・。
スターウォーズが好きで、未鑑賞の方は「6」で終わりと思った方がよいです。
味気ない戦い
続・三部作では、各キャラクターに「信念」を感じられず、愛着が持てない。ゆえに、壮大な戦いのはずが、味気なく、冷めた印象になってしまう。過去のキャラクターを引っ張り出してきた必然性もよく分からない。
ep9を観て評価がひっくり返りました!
ep8を観た当初は、スターウォーズ終わったな、と思ったクチです。
ライアン・ジョンソンが今後も関わっていくなんて悪夢だと思っていました。
おかげでep9も全く期待せずに観ました。
案の定面白くなかったです。
しかしep9鑑賞後、よ~く考察することでep1からの全てが繋がり、ep7~9がとんでもない作品だったと気づきました。この興奮はep1~3の公開でep4~6の謎が解かれていく感覚と同じです。
おそらくep9までを観た後にもういちどep1から観れば、今までと違う視点で見ることができ、また新しい感動と発見があると思います。
まだ世の中はep8がクソだという評価のままですが、今後ep8の評価がひっくり返り、ep7~9がep1~6に新たな生命を吹き込んだと再評価されることになるでしょう。
ep7~9は間違いなく私たちが愛したスターウォーズでした。
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