あやつり糸の世界

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あやつり糸の世界
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解説

ニュージャーマンシネマの鬼才ライナー・ベルナー・ファスビンダー監督が1973年に発表したSF映画。仮想世界を作り出し、未来社会を予測可能にする「シミュラクロン」の開発を進める未来研究所。謎の死を遂げたフォルマー教授の後任として研究主任の座に就いたシュティラー博士は、ある日、保安課長のラウゼが忽然と姿を消し、エーデルケルンという別の人物が保安課長になっていることに気付く。実験のため自らシミュラクロンの仮想世界に入ったシュティラーは、そこで消えたはずのラウゼの姿を見かけるが……。バーチャルリアリティによる多層世界を、鏡を多用した画面や電子音で紡ぎだした。原作はダニエル・F・ガロイの小説「模造世界」。日本では特集上映で限定的に上映される以外、長らく未公開だったが、2016年3月に初の劇場公開が実現。

1973年製作/212分/西ドイツ
原題:Welt am Draht
配給:アイ・ヴィー・シー

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(C)1973 WDR (C)2010 Rainer Werner Fassbinder Foundation der restaurierten Fassung

映画レビュー

3.0眠かった

2018年3月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

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古泉智浩

3.5あやつる世界の繰り返し

2016年6月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

知的

全くSFな描写が皆無だが映像全体の雰囲気にSFを感じられるし不思議な実験的な映像に電子音や奇想天外な場面など興味の持続は保たれるし謎解き感覚で楽しめる。

第2部から逃走劇になりSF的な魅了された不思議な感じが薄まるがラストのカメラの引いて行く映像が素晴らしい。

模範世界の発想も面白く最後に辿り着いた世界は果たして本物か?

ハリウッドがリメイクしても良さそうな感じだが70年代の古き良き世界観がまた堪らなく超大作にされたら駄目なんだろう。

これをお茶の間で放送してたのか?

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万年 東一

5.0欲望のノワール

小二郎さん
2016年3月25日
PCから投稿
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小二郎

3.5時代を先取りした実存主義的SF映画

2016年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

本作は、『秋のドイツ 』や『シナのルーレット』『マリア・ブラウンの結婚』『リリー・マルレーン』に先立つ1973年の作品で、元はテレビ作品らしい。
(なるほど、だから長尺3時間30分なのね)
それを2部作にして劇場用映画にしたのは、彼の死後設立されたRWF財団の手によるものだろう。
(そこいらあたりは、エンドクレジットからの想像だけれど)
原本は1時間×4回でテレビ放映したことも察しがつく。
(第1部、第2部とも、ちょうど中間あたりで、フェイドアウト(溶暗)するカットがあるからね)
と、前置きが長くなったが、

近未来の1980年代。
ドイツでは国家事業として、コンピュータを使った未来予測に力を入れていた。
スーパーコンピュータに疑似空間をつくり、その中で個人個人がどのように活動し、ひいてはどのような経済状況・社会状況になるかを予想しようというものだった。

ある日、監督省庁の次官がその未来予測研究所の視察に訪れた際、研究責任者であるフォルマー教授が途方もないことを言いだし、数日後、不慮の死を遂げる。
研究補佐シュティラー博士(クラウス・レーヴィッチェ)が後任に就くが、まもなく保安主任ギュンター・ラウゼという男が、所長開催のパーティの席で突如として姿を消してしまう。
シュティラー博士はラウゼの行く末を気にするが、周囲のひとびとは端からそんな男はいないという・・・というハナシは、この後、シュティラー博士がフォルマー教授とともに作り出したコンピュータ内の疑似空間と交信をし、コンピュータ内の個別識別(いわゆる、ひと)からシュティラー博士が暮らす世界もまたコンピュータ内の疑似空間であると告げられることで、人間の「実在」をつきつめるSF映画と化していく。

映画の内容は、現代の視点でみると、なんとも先鋭的で素晴らしいのだけれど、映画が面白いのか面白くないのかと問われると、あまり面白くない。
特に第1部、ハナシの展開がもたもたしており、驚愕の事実が知らされるまでに100分以上も費やされてしまっている。
この前半は、通常だったら、フォルマー教授の死、保安主任ラウゼの消失といった謎を、シュティラー博士が探っていくということで、ハードボイルド的な面白さがでてよさそうなんだけれど、なんだかもたもたしていてつまらない。

これに対して第2部は、世界の秘密を知ってしまったシュティラー博士が(この時点では彼の考えが正しいかどうかはわからないのだが)、フォルマー教授殺害の犯人に仕立てられるとともに、彼が属する疑似空間と実空間の橋渡し役を探し出そうとするサスペンスが盛り上がってくる。
このあたりからファスビンダー監督の演出は冴え、前半でも使われていたガラスを通しての人物配置や鏡の虚像を用いた構図など、「実存」の揺らぎを、これでもかこれでもかと感じさせてくれる。
これは、撮影監督のミヒャエル・バルハウスの功績大である。
とくに、四方八方を鏡で取り囲まれたコンピュータルームや、実像から鏡の虚像、さらにはガラス越しの実像といったものを一連のワンショットで撮るあたりは、念が入っていて恐れ入る。

世界の秘密を知ったシュティラー博士の結末は・・・
意外とハッピーエンドなので、ここいらあたりに1970年代を感じることができる。

1部、2部を通じて、この評価としておきます。
(はじめから劇場用として2時間にまとめていたら、かなりの傑作になったかもしれないけれども)

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りゃんひさ
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