スポットライト 世紀のスクープ

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劇場公開日:

スポットライト 世紀のスクープ

解説

新聞記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴いた実話を、「扉をたたく人」のトム・マッカーシー監督が映画化し、第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞した実録ドラマ。2002年、アメリカの新聞「ボストン・グローブ」が、「SPOTLIGHT」と名の付いた新聞一面に、神父による性的虐待と、カトリック教会がその事実を看過していたというスキャンダルを白日の下に晒す記事を掲載した。社会で大きな権力を握る人物たちを失脚へと追い込むことになる、記者生命をかけた戦いに挑む人々の姿を、緊迫感たっぷりに描き出した。第87回アカデミー賞受賞作「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で復活を遂げたマイケル・キートンほか、マーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムスら豪華キャストが共演。

2015年製作/128分/G/アメリカ
原題または英題:Spotlight
配給:ロングライド
劇場公開日:2016年4月15日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第73回 ゴールデングローブ賞(2016年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀監督賞 トム・マッカーシー
最優秀脚本賞 トム・マッカーシー ジョシュ・シンガー
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Photo by Kerry Hayes (C) 2015 SPOTLIGHT FILM, LLC

映画レビュー

4.0なんだろうこの高級感。

2024年11月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

アカデミー賞受賞作というのは当たり外れがあるが、この作品は当たり。レビュー初の星5つをつけようか迷ったが、スクープというよりは勇気ある告発という内容と思ったので評価を下げた。
しかし俳優陣の演技が何より素晴らしく、大スターであるにも関わらず普通のおっさん感を出すのが上手い。特にマーク・ラファロがチラチラ周りを気にするのは役作りなのか本人の癖なのかは分からないが何かそこにも普通のおっさん感が出ていて良かった。
スタンリー・トゥッチの変人だけど被害者思いの弁護士役も良かったし、リーブ・シュライバーがこんなに渋かったとは!
おっさんばかり褒めてるが、やはりレイチェル・マクアダムスのような綺麗で演技も上手い俳優さんがいることが、この映画の魅力を引き立たせていることも忘れてはならない。
衝撃的な場面や派手なシーンなど一つもないのにここまで引き込ませるのはすごい。

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ねこ

3.0題材は申し分なし

2024年9月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ただ展開が少し冗長、ラストもうーん。

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ねも

3.5ジャーナリストの矜持

2024年7月17日
iPhoneアプリから投稿

知的

何となく気にはなっていたものの、あまり惹かれず観ないままになってた本作。時間ができたので、迷いながら見始め、徐々に引き込まれてしまいました。
教会の世紀の犯罪を暴くということで、勝手に宗教色が強いのかなと決めつけてましたがそんなことは無く、描かれるのはひたすらに真実を追い求める地道で直向きなジャーナリスト達の姿勢。見て見ぬふりをしてきた醜悪な事実を白日の下に晒すことの勇気、使命。
ジャーナリズムの真髄を描いた映画でお気に入りなのは大統領の陰謀やインサイダーくらいですが、またひとつ本作が加わりました。
何でもできる教会の執拗な妨害工作など描かれるかなと想像していたのですが、描けなかったのか実際無かったのかそのようなシーンは無く、映画的な盛り上がりはあまりありません。地味にしかし着実にシーンを積み上げて行きながら、比較的静かな語り口で物語は進みます。このような作品によくある手ブレによるドキュメンタリータッチの演出も少なく、ストーリーと役者の演技で走り抜けるその底力に感動しました。渋いマイケル・キートンと物静かなリーヴ・シュレイバーが良かったですね。

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吠えない狼

4.0信仰への裏切りは許せない

2024年7月16日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

カトリック教会の闇の部分は数々の作品になっている。フィクション作品でもさもありなんと思ってしまうけど、事実となると悲しすぎる。配偶者も認めない厳しい戒律にはやっぱり無理が多く、軍隊的な組織が闇を深める。信仰という純粋な気持ちへの裏切りは本件に限らない印象。ほんの一握りと思えない数が不気味さを助長する。
地道すぎる取材と粘り強い活動とか、真面目に考えれば考えるほど無謀に見える挑戦だったが、まさにプロジェクトⅹ的な根性で乗り切った記者たちに敬意しかない。紅一点のレイチェル・マクアダムスの記者の温かさが光る。厳しい現実の取材に温もりが。
ほぼ無宗教、お墓はあるけどゆるーい仏教の家系で良かった。亡き父に感謝かな。

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Bluetom2020