スポットライト 世紀のスクープ

ALLTIME BEST

劇場公開日:

スポットライト 世紀のスクープ

解説・あらすじ

新聞記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴いた実話を、「扉をたたく人」のトム・マッカーシー監督が映画化し、第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞した実録ドラマ。2002年、アメリカの新聞「ボストン・グローブ」が、「SPOTLIGHT」と名の付いた新聞一面に、神父による性的虐待と、カトリック教会がその事実を看過していたというスキャンダルを白日の下に晒す記事を掲載した。社会で大きな権力を握る人物たちを失脚へと追い込むことになる、記者生命をかけた戦いに挑む人々の姿を、緊迫感たっぷりに描き出した。第87回アカデミー賞受賞作「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で復活を遂げたマイケル・キートンほか、マーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムスら豪華キャストが共演。

2015年製作/128分/G/アメリカ
原題または英題:Spotlight
配給:ロングライド
劇場公開日:2016年4月15日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第73回 ゴールデングローブ賞(2016年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀監督賞 トム・マッカーシー
最優秀脚本賞 トム・マッカーシー ジョシュ・シンガー
詳細情報を表示

“観る楽しさ”倍増する特集をチェック!

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11

Photo by Kerry Hayes (C) 2015 SPOTLIGHT FILM, LLC

映画レビュー

3.5面白かったけど…

2025年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

面白いと思うけど、キリスト教とか、ローマ教会とかについての知識・理解不足の私には、
ピンとこないというか、大事な部分が理解できてないような、って感じ。
映画としては勿論素晴らしい造りだと思います。
しかし、殆ど終盤まで来てから
「あ、やっぱりこの映画観たことある」という自分には
あきれるやら、恥ずかしいやら。そんな昔の映画でもないのに…。
ボケもあるかも知れないけど、核心が理解できてないと忘れてしまうということかな。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ぜん

3.5えっぐい傑作

2025年2月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

知的

記者たちの地道な取材や会議の描写は、76年の「大統領の陰謀」を彷彿とさせる

段々と事実が明らかになっていくにつれ、その規模の大きさに驚嘆させられるほどの教会組織の大犯罪を公表したボストン・グローブ社の記者たちの勇気は計り知れないし、純粋に凄くかっこいいし尊敬できる

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Alejandro Gillick

3.0公開から10年後、日本人なら観ておくべき作品になった映画

2025年2月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

日本で公開された2016年当時、
この作品を私が仮に観た場合、
アカデミー賞作品賞を獲った割には、淡々と進む地味な展開で、
日本人には、馴染みのない宗教背景がある国の、
イマイチピンと来ない、未成年への性加害事件を扱った、
遠い国の社会派映画の一つ、
というぐらいの感想しか、持てなかったと思う。

私は2025年初頭に、サブスクで観ているのだが、
たった10年で、日本の情勢や雰囲気が、ガラリと変わっている事に気づく。

今の日本人が観たら、面白いかどうかは別として、
決して無視のできない題材の映画として、
どうしても言語化し感想を述べたくなるに違いない。

熱心なカトリック信者が多数いるボストン地区の、
もっとも尊敬を集める職業であろう聖職者の多数が、
子供達を性欲の道具として捕食し続けてきたという、
認めがたく、忌々しくもある歴史を、
ジャーナリストの登場人物らが追っていくストーリー。

日本人ならば、連想せずにはいられない。
日本最大手のアイドル事務所の最高権力者、
ジャニー喜多川の、変態的な性欲の成れの果てであった、虐待の数々を。

聖職者たるボストンの神父たちと、
アイドル業界のドンたるジャニー喜多川の、
児童虐待の共通点。
それらは容易に複数見つけられるだろうが、
当事加害者の類似よりもむしろ、
両者の事件背景の類似のほうが、目をひく。

それは両事件とも、周りの人間が

「薄々気づいていること」だ。

薄々、気づいているのに無視し続けた事。

それ以前にも記事になっていたに、薄々感づいているのに、
大した事ではないと、思い込んでいる事。

両国のマスコミ記者たちも、
アメリカの司法関係者も、
日本の芸能業界人も、
ボストン市民も、
日本国民も、
誰も彼もが、
こんな気持ち悪い事件を、薄々気づいているのに、
気づかないフリをしている事。
あるいは、問題視できなかった事。
あまりに人間的に、醜悪で残酷な事柄や事実には、
人間はそうした軽薄な行動を取ってしまうらしい。
なんと恐ろしいことだろうか。

人間の倫理観なんて、所詮その程度なのかと、
諦観の思いに達する。

こうした類似共通点の一方で、
決定的な差異も見えてくる。
これらの忌々しい事件を、
アメリカ人は、アメリカ人自ら指摘清算できたのに対し、
日本人は、日本人自らの手で告発を促せず、
外圧の力によってしか、清算できなかった点だ。

日本人がアメリカ人よりも、明らかに劣っている、
最たる部分の一例だろう。

これは、性加害云々のみならず、100年単位で見た時に、
国力の差として、この差異は、
致命的な差として、色々な所で顔を覗かせるだろう。

ラスト付近の、局長のセリフを肝に銘じたい。
倍速で観てもいいから、
そこだけでも辿り着くように観ておきたい。
そんな作品だった。

コメントする 1件)
共感した! 1件)
ソビエト蓮舫

3.5日本もアメリカも変わらないな、スーパー権力者と戦うには絶対に折れな...

2025年2月20日
Androidアプリから投稿

日本もアメリカも変わらないな、スーパー権力者と戦うには絶対に折れない曲がらない根性を持ってないと戦えない。
ただ悪と決めた時のアメリカの裁判所の請求賠償額?は素晴らしいね、日本の裁判所も見習え桁が違うんだよ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
おまめ