ドクター・ストレンジのレビュー・感想・評価
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仰天映像の出血大サービス!
今回はスーパーヒーローの誕生エピソードということもあって、ストーリー的な目新しさは特にない。それでもキャストみんなに愛嬌があることと、正直バカげて見えるドクター・ストレンジのコスチュームすらも魅力的なキャラに仕立てるアイデアの勝利でとても楽しい映画に仕上がっていた。
特筆すべきは、誰もが驚愕するであろうビジュアルの凄さ。クリストファー・ノーランの『インセプション』ではパリの街が折りたたまれていく仰天映像が登場したが、本作では『インセプション』クラスのトンデモ映像がのべつ幕なしに投入されるのだ。しかも三つも四つも同時進行で。
「映像革命」みたいな惹句が安売りされている昨今だが、これはもはや「映像革命フェスティバル」だ。なによりも素晴らしいのは、このビジュアルの面白さが「魔術を操るヒーロー」という本作の特異な世界観にぴったりハマっていること。まるで万華鏡のように美しいヒーロー映画である。
カンバーバッチが意外とお茶目
西洋医学のスゴ腕外科医が、高級車を運転中にスマホを操作していたせいで事故って両手に回復不能のダメージを受ける(依存しすぎた物質世界からの反逆と解釈できる)。医学に見放されたドクターが、藁にもすがる思いで東洋の秘術に頼り、精神世界に開眼するという展開が面白い。なるほどストレンジ。
アメコミヒーロー映画のお楽しみといえばVFXだけれど、市街地が魔術でグワーンと折れ曲がって縦になったり上下逆さまになったり……ってこのビジュアル、まるっきりノーラン監督の「インセプション」じゃない?まあ、着想自体は原作コミックが先の可能性もあるとはいえ。
カンバーバッチが一生懸命逃げようとしているのに、敵の魔術で空間が歪められて一向に前に進まないシーン、走り方が妙にキュートでお茶目。クールなヒーローが垣間見せる隙が、これまた魅力なのかも。
ちょっとオカルトチックで肉体から離れた戦い
途中ちょっと寝てしまった…なんでだろ。いつものMCUよりSF色が強...
3Dで観たような記憶があるけど、間違ってるかもしれない。 金持ちの...
ミスタードクター?
世界に散らばるアベンジャーズメンバーシリーズの中で、ベスト3に入る作品でしょう。まさか、普通の外科医が魔術師になるとは驚きでした。でもこの映画、演技もストーリーも良いが、この辺の作品以降からマルチバース関連が多くなり正直ゲップですわ。ガン見してると酔ってきちゃうしね笑
ストーリーについてなんだけど、普通に魔術師へと成長して、インフィニティストーンの力を借りながらドルマムゥ倒すで良かったんじゃない?だって、時間を超越した敵に時間で挑む時点で矛盾してるでしょ、ストーリー的にさ。それにしても、カンバーバッチやミケルセンのような2枚目俳優さんが、よく恥ずかしげもなく魔術を使うフリしながらあそこまで熱演したわ笑
そこが一番の驚きでした。
映像がいい
しつこさは武器になる
え、面白い!!!笑
ヒーロー映画っぽさはなく、重厚感があって見応えのある少し暗めなファンタジードラマ。ベネディクト・カンバーバッチの演技が上手すぎて衝撃。全MCU俳優の中でトップクラスの演技力。最高にハマっていたし、超いいキャラだった。
ストーリー展開が早くて見やすいのが好印象。
若干摩訶不思議な設定があるけれど、映像でどんな物語が伝わるし、それくらい絵に拘って作っている気がした。ドクターストレンジ自体すごくシンプルであり、ベネディクト・カンバーバッチの表現力もあって、思わず感情移入してしまうキャラクターだった。今までで1番ヒーロー感が無いんだけど、でも何故だかMCUキャラの五本の指に入るくらい好き。マジですごい、この俳優。
でも、マッツ・ミケルセンも負けてない。
というかそもそも、この人が悪役の映画にハズレは無い。笑いが出るくらい、最高の悪を演じている。本当に癖になるわ、この人の悪は。声色もメイクもたまらない。このキャラ自体の掘り下げは薄いように思えたが、見た目が濃ゆすぎるが為に見ている間は全く気にならなかった笑 やはり、愛しのマッツ。作風にピッタリでした。
少々粗削りではあるけれど、この単純明快な面白い!が大ハマりだった。もうちょっと丁寧にしっかりと描けていたら、なお良かったが。でも、序章に相応しい上質でボリュームのある作品だったと思う。シリアスさと笑いのバランスが絶妙。上手く言えないけど、とにかくアベンジャーズとどう関わり、どのように活躍するのかが気になって仕方なくなった。
アクションはカッコイイわ、セリフもグッとくるわ、役者までも最高だわ。前半と後半の対比もお見事だったと思う。単純に1本の映画としてよく出来た作品でした。ちょ、早くMoM見たいんだけど。まだ先だなぁ...。
ミラー次元での戦闘は圧巻
どうしても、派手な戦闘シーンに引っ張られて、主人公のオリジンとか周囲の人物描写がかすみがち。それなりに丁寧に描いてあるのだけれど、ストレンジが敵と対立するようになる決定的な動機が、もうひとつ弱いというか、あれだけ自分本位だったドクター・ストレンジが、突然人類の行く末なんかを案じて敵と戦うような人間に代わるだろうか。
IMAX3Dで鑑賞しましたが、ミラー次元での戦闘シーンはいままで見たことのない「異次元」での戦い。引き込まれました。
浮遊マントとストレンジのセリフなしのやり取りとか、恋人のクリスティーンのリアクションとか、ところどころ笑えるシーンもあって、最後まで楽しめます。
「魔術」を扱った映画では最高に面白いんじゃないかと思います。
魔術師のヒーロー、面白い設だね!
今回は「時間」がテーマ。時間を過去に戻したい、不老不死になりない、と思うのは普遍的なテーマだね。
ドクター・ストレンジのヒーローへの成り立ちを描く。不治の怪我を医療ではなくスピリチュアルで治すという話は、やや宗教的だが、カトマンズでの修行は、神秘的だった。
また、黄金の光の盾やサークルなどは美しく、床や壁がルービックキューブのように、くるくると切り替わったり…と映像としても見応えがある。
いつも傲慢なストレンジが「俺は人を救うために医者になったんだ、人を殺すためではない!」と言った一言が一番心に響いた。両手を失ったが、人を救うために自分ができることを見つけてヒーローとなっていく、良いストーリーだと思う。
一方で、いろんな映画が想起された。カトマンズでの修行は「バットマン・ビギンズ」、衣装や光の剣は「スター・ウォーズ」、床や壁が動く様は「インセプション」など…
普段は、マーベルをあまり見ないが、今回は人間くさい感情の部分と神秘的な映像で引き込まれたな。
CGたっぷりでついて行くのが大変。
日本のコミック的な話で映像もアニメ的な感じ。かなり面白かったです。
いい意味で、非常に日本のマンガ、アニメに近いストーリー展開だったと思います。エンターテイメント性はもちろんですが、永遠の命、ダークサイド、東洋思想などの要素をうまく扱っていました。
これらの要素は必ずしもテーマ性にまで昇華できているかといえば、まだまだな面はあります。キリスト教の文化圏の人に東洋思想、特に仏教思想、禅的な思想はかなり難解なんでしょうね。目的や合理性の呪縛から逃れられていないと思います。因果応報は上手く扱っていました。
タイムループは禁断の力としての意味と、最後の解決に上手く結びつけていましたが、パズル的な扱い方までには達していませんでした。ただ、日本でよく見るご都合主義のタイムループと違い、そこにダークサイドのマイナス面を見ていたのは秀逸な視点だと思います。
原作が1960年代ということで、その当時からこのストーリーだったとしたら、昔のアメコミってレベルが高かったんだなあ、と思います。
そうでなく、かなり元の話からの変更があったのなら、日本のアニメ、コミックスの影響を感じますがどっちなんでしょう?
映像は、すごいの一言ですね。日本ならアニメでやりそうな映像でした。これが実写というかCGでできるんだからやっぱりハリウッドの金と人材、リソースはすごいですね。
これがオスカーの視覚効果賞ではないのが信じられませんが、CGの使いかたがしつこすぎて下品なのかもしれません。それに実写だときついですね。映画館だと画面酔いしていたでしょう。
主演男優の人。ヒーローものだと思って舐めていたら演技がすごいですね。声も渋くていい演技でした。
最近のハリウッドはどんどん勧善懲悪から脱してアンチヒーローになっていってますが、本作は良いバランスでした。少し人物描写が主人公以外弱い気もしますが、エンタメとしてはいいチューニングでした。かなり面白かったです。
意外に好みだった件
良かった
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