ヤクザと憲法

劇場公開日:

ヤクザと憲法

解説・あらすじ

ヤクザと人権問題に迫ったドキュメンタリー作品。製作は、戸塚ヨットスクール事件を扱った「平成ジレンマ」、四日市公害問題を扱った「青空どろぼう」など、さまざまな社会問題を取り上げた作品を世に送り出している東海テレビ。暴力団対策法、暴力団排除条例の施行以降、ヤクザや暴力団の構成員数が減少に向かっている。これまで以上の逆風の中で、彼らヤクザはどのような日常を送り、何を考えているのか。大阪の指定暴力団「二代目東組二代目清勇会」にカメラが入り、これまで見えなかったヤクザの現実を記録。「清勇会」会長は、カメラの前で「ヤクザとその家族に人権侵害が起きている」と語りはじめる。2015年3月に放送され、反響を呼んだドキュメンタリー番組の劇場版。

2015年製作/96分/日本
配給:東海テレビ
劇場公開日:2016年1月2日

スタッフ・キャスト

監督
プロデューサー
阿武野勝彦
音楽
村井秀清
音楽プロデューサー
岡田こずえ
撮影
中根芳樹
音声
野瀬貴弘
オーサリング
山口幹生
TK
河合舞
音響効果
久保田吉根
題字
山本史鳳
CG
松井裕哉
編集
山本哲二
法律監修
安田好弘
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(C)東海テレビ放送

映画レビュー

4.0知らない世界

2025年5月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:その他

規律や上下関係など昔の日本はこういったことが大切に家庭や社会にもあったのが今は無くなっちゃった ヤクザは決して良いものではないが必要悪な面もあるんだろうな 半グレやら不法滞在外人、クズな議員に仕事をしないケーサツ・・・・
に乱された日本社会を正すためにもヤクザは必要かもしれない

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koo

3.0ヤクザの実状を映した良作 しかし注意も必要

2025年4月27日
スマートフォンから投稿

知的

難しい

斬新

ヤクザ(暴力団)事務所にとても長い期間、すごい距離感で撮影した良作。

そこで見る姿は、映画の世界でカッコよく脚色された任侠道ではなく、申し訳ないが貧乏臭く、みじめな生活。
立場的に上めの人はそれなりに一般的な学力がありそうだが、下っ端と思える人達は年長者でも中年でも、境界学力付近の方なのかな?と思える話し方。

カッコよく決めた不良がそのままヤクザになって・・・。なんて漫画の世界で、現在ではホントに社会からこぼれ落ちた存在なんだなと思える。

映像に出てくるヤクザは、ひたすら低姿勢で警察はやたらと高飛車。

しかしながら、ちょいちょい、ヤクザ側から撮影を停めるよう指示が出ており、写せない部分は当然、暴力団の姿なんだろうな。

その辺はヤクザだし、上手いこといい部分を見せるテクニックだと冷めた目で見る必要はあると思う。

どんなに映像作品内で、社会から阻害された被害者を演じたとしても、やはり本質は反社会的存在。

誰か被害者が必ずいる。

恐喝で裁かれた弁護士だって、やったことはやったんでしょ。
それが罰金で終わるか、懲役+執行猶予(=弁護士資格剥奪)かは、確かに厳しい処分だけど。

その点は超法規的な力が働いたと解釈するのか?
それとも、また映像では映されていない理由や前科がある事が重い処分に繋がったのか?その点は検察、判事、裁判官のコメントを得て映像に加えるべきだったと思う。

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つ

4.0ヤクザも人の子

2020年7月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ヤクザにもまともな常識を持つ人もいれば正義感が強い人だっているだろう。サラリーマンにだって不届き者はいるし、法を犯す者だっている。実際この映画の中で家宅捜査に入った刑事の態度は横柄で横暴でいかにも権力側に立ち自分たち以外を下に見ている態度だった。

ドスの効いた声で若い衆を恫喝したり小突き回す音など、いかにもヤクザの世界だと思わせるシーンはあったけれど、親子ほど歳の離れた組員同士が酒を酌み交わしているありふれた一般人にもある日常的な光景が印象的だった。

ヤクザの世界とは、とかく任侠物の映画によくあるドンパチな抗争や親分から杯をもらうシーンなどを一般人は想像しがちだが談笑しながらメシを食う時間もどちらも彼らの生活の一部にすぎない。

ヤクザを擁護するつもりは毛頭ないが、いわゆる社会の真っ当なレールから外れた人たちの受け皿になっているのだとしたら、世の中の必要悪なんじゃないか、と思ってしまった。

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shin

4.0ヤクザだって、幸せになりたい。

2020年6月2日
iPhoneアプリから投稿

・「ヤクザだって幸せになりたい」が取材をOKしたの根本ではないか。
・日本はYES/NOが曖昧な国といわれるけれども、「ヤクザに関わる者は全員幸せになるべきではない」とハッキリ意思表示している国。
・絶対悪(と思い込んでる者)に対しては、とても強気になる日本。
・島国という地理上、生き抜くためには、協調が最重要で、それに反すると思うものは徹底的に排除する、掟のような潜在意識があるのではないか。
・警察の描き方に、テレビ側がヤクザへの情の芽生えを感じる。
・ブレてる画が多いが、後半手ブレせず観やすいにする画にする配慮が感じられる
・21歳の若手ヤクザは、口下手すぎるが、今後もしカタギに戻ってきたら、強い存在感を持つ。ヤクザの人権の現状に、唯一異を唱えられる存在になれるかもしれない。彼だからできることがあると思えてならない。
・弁護士さん、どうか救われてほしい。

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DEPO LABO