リザとキツネと恋する死者たち

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リザとキツネと恋する死者たち

解説

監督が来日時に知ったという栃木県・那須に伝わる「九尾の狐伝説」をモチーフに、主人公の奥手な女性が奇妙な事件に巻き込まれるハンガリー産のファンタジックコメディ。1970年代のブダペスト。リザは日本大使未亡人の看護人として住み込みで働いていた。リザを癒してくれるのは、リザにだけ見ることができる幽霊の日本人歌手・トミー谷による軽妙な歌声だけだった。そんなある日、リザの留守中に未亡人が殺され、さらに周囲で殺人事件が相次ぐ。不審に思った刑事ゾルタンは下宿人を装って屋敷を訪れるが……。監督は本作が長編デビューとなるCMディレクターのウッイ・メーサーロシュ・カーロイ。世界3大ファンタスティック映画祭のうちの2つである、第35回ポルト国際映画祭でグランプリ、第33回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で審査員&観客賞を受賞。日本では大阪アジアン映画祭などで「牝狐リザ」のタイトルで正式上映された。

2014年製作/98分/ハンガリー
原題または英題:Liza, a rokatunder
配給:33 BLOCKS
劇場公開日:2015年12月19日

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映画レビュー

4.0ハンガリーの感性×日本の民話

2022年12月27日
Androidアプリから投稿

笑える

楽しい

ハンガリーの映画だけど、主人公には日本の昭和歌謡スターの幽霊が見え、さらに彼女はキツネに呪われている。 こんな説明されたらもう観るしかない! このストーリーは監督が日本に旅行した際に那須で聞いた狐の民話にインスピレーションを受けて作られた。 那須の狐の民話と言えば、あの九尾の狐のことであろう。そこに西洋的なおとぎ話の要素が加わって、日本に慣れている人が観るとなんだか、違和感はあるのにどことなく懐かしさを感じる不思議なテイストの映画に仕上がっている。 作中、日本の昭和歌謡スターの歌がなんども流れる。知らない歌のはずなのに、めっちゃ懐かしくて、中毒性がある。 (YouTubeにプレイリストがあるみたい) 簡単にポンポン人が死んでいって一歩間違えるとストーリー性が無くなるのに、 日本の民話をどうアレンジして結末に持っていくのかが気になって最後まで楽しく観れちゃう。

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スクラ

3.0クレイジーケンバンドみたいな音楽

2022年12月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 とにかくユニークすぎる設定。監督は日本が好きなんだろうね~しかも幽霊はトミー谷。あなたのお名前何て~の?ってな感じです。

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kossy

1.5日本人には普通過ぎて気づいてない程の事

2022年12月11日
iPhoneアプリから投稿

監督が来日して日本について思った事を含めて描いてるのだなあと思ったが 当の日本人が気付かないほどの日本人の慣習が含まれている。 まず 元日本大使の妻がベッドでスープをすする。 スプーンからスープを飲む時 日本人以外でズルっと音を立てると言うのはない。 私たち日本人は 熱いお茶をふうふう言わせながら表面のいくぶん冷めたであろう部分をずるっと飲む。 亡き夫はスプーンですくったカレーさえもズルっと飲むように食べていたのを 頼むからカレーを飲まないで食べてと言ったが生涯無理だった。 あれはヨーロッパやアメリカでは相当あり得ないマナーならしい。 パスタを啜るのがマナー違反と言われて久しいが麺類をすすらないのは日本人特に若くない我々には難易度が高い。 ラーメンや蕎麦は今では もはや ズルズルっと言わせるのが美味しい食べ方であると周知されつつあるが、 スプーンにすくったスープをズルっとやるのはいただけないと言うのは理解出来る。 そして 料理が甘い事。 日本の料理はお砂糖をよく使う。 欧米の料理でデザート以外にお砂糖を入れるのはかなり稀だ。 チーズや生クリーム バター そして香辛料で味を整える。 とは言え 昨今の冷凍食品を見ると含まれる場合もあるが。 (イギリスのスーパーには大量の出来上がり食材があって温めるだけで食べられるものが山のようにあった。彼らはあまり料理をしないのだそうだ) 特に豆が甘いのが苦手らしく、あんこが好きじゃないという欧米人は多い。 というわけで監督は 日本っぽさを求めて(たぶん) “魚をジャムで煮て”とか やってるのだ。 なんだけれども 日本人役者は出て来なくて、発音からすると韓国系か中国系。 そして ハンガリーは元は東側諸国に含まれていたよなあと実感する建物内部(特に廊下や階段)を見るにつけても 共産思想の危うさを思う。 話の内容というのは 特に言うべきものは差程なく まあ もともと 日本の作品においてのコメディもこう言うドタバタを面白いとは思えないタチなので、この映画における外国人監督の目線などを興味を持って見た次第。

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asica

4.5自分好み

2022年12月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ヘンテコな日本語だったり、エグいシーンだったりが、好き嫌いを分けそう。コメディで、ロマンスで、サスペンスで、ホラーで、お色気、なんじゃこりゃ、と思いながら楽しんだ。

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sand cat

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