劇場公開日 2015年12月19日

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「ハンガリーの感性×日本の民話」リザとキツネと恋する死者たち スクラさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ハンガリーの感性×日本の民話

2022年12月27日
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笑える

楽しい

ハンガリーの映画だけど、主人公には日本の昭和歌謡スターの幽霊が見え、さらに彼女はキツネに呪われている。
こんな説明されたらもう観るしかない!

このストーリーは監督が日本に旅行した際に那須で聞いた狐の民話にインスピレーションを受けて作られた。
那須の狐の民話と言えば、あの九尾の狐のことであろう。そこに西洋的なおとぎ話の要素が加わって、日本に慣れている人が観るとなんだか、違和感はあるのにどことなく懐かしさを感じる不思議なテイストの映画に仕上がっている。

作中、日本の昭和歌謡スターの歌がなんども流れる。知らない歌のはずなのに、めっちゃ懐かしくて、中毒性がある。
(YouTubeにプレイリストがあるみたい)
簡単にポンポン人が死んでいって一歩間違えるとストーリー性が無くなるのに、
日本の民話をどうアレンジして結末に持っていくのかが気になって最後まで楽しく観れちゃう。

スクラ