レヴェナント 蘇えりし者のレビュー・感想・評価
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そりゃ獲るわなぁ
ディカプリオ凄かったですね! ストーリーは予告でほぼネタバレしてたとおりの裏切りなし復讐劇でした。 熊に襲われて始まりラストはディカプリオが熊になってましたね! イニャリトゥ監督は「バードマン」と今作と撮り方がキレイで斬新で楽しい! トムハーディーの役者っぷりは現行最高級でしょう! 何はともあれ、ディカプリオの凄さは、 何年も前からわかっていましたが、 恐ろしいほどに大スターで偉人です。
復讐の先に何があるか
息子しかいなかった、息子が全てだった彼からすると息子を殺された時点で何もなかっただろう。あるとしたら復讐心だけ。つまり、復讐の先には何もない… しばし、復讐というのは何も得られない負を生むだけのものであると思っていたが、この場合は、彼にとっては生への活力を与えてくれる存在だった。生きていく上で復讐というのは必要であるとは言わないが、それが不必要なものであるとは言い難い部分もあると考えさせられた。
生きるって
生きるって、どういうことなんだろうと、考えさせられました。 愛するもののために、だからこそあれだけ生に執着できるんだろうと。 ノンフィクションの物語をノンフィクションとして観せてくれました、レオさまとイニャリトゥ監督! ディカプリオは目で演技がてきると監督は言っていましたが、大怪我で話せないシーンや英語でないシーン、そして自分はラストシーンでその言葉を強く感じました。 チャらく見られることもあるブルーアイが寡黙で、そして雄弁です。 人口光を一切使わず、自然光だけの撮影ということですが、柔らかで想像以上に明るい。 厳しいが故に美しい自然に、会いに行きたくなりました。
アカデミー賞の対象だけが・・
ディカプリオが主演男優賞を イニャリトゥ監督監督賞を ルベツキが撮影賞を第87回アカデミー賞で受賞したということで、その部門だけを注目して観たが全くその通り。それ以外には何もない。 自然の光や音、人の息遣いを感じさせ、また、それぞれの登場人物の「瞳」に語らせる。グロテスクなまでに描かれた生と死。血なまぐさい数々のシーンは、それを語らせるには十分だろう。 ただ、やはり、これがいただけない。 なぜ、最後に「レオ様」の映画になってしまうのか。汚れるのなら徹底的に穢れて欲しかった。さもないと、単なる冒険活劇に終わってしまう。
神々の住む世界
本年度のアカデミー監督賞、撮影賞、主演男優賞を獲得した作品だ。 本作でやっとレオナルド・ディカプリオがアカデミー賞を獲得した事でも有名だ。 映画が始まり直ぐにその映像の圧倒的な美しさに魅了された。 まるでタルコフスキーの映画を見ているかのようだ。 そこに人が存在する以前から大気が満ち、水がながれそこには善も悪も存在しない。 ただあるがまま、存在している。 映像からはそれが伝わってくる。 神とは、神は人が想像したものなのだろうか。 人の生き死にだけでなく、あらゆる命の生命の制裁与奪さえも冷徹に見つめる存在があるように感じる。 怒り、悲しみ、妬み、人が抱える永遠の業と言うものが感じられる。 ディカプリオとトムハーディーが演じる二人はともすれば対極にあるように思えるがそれは誰しもが持ってる人間の本質を表している。 本作は言葉をギリギリまで排除している。上映時間156分と長いのだがほとんどセリフがない。 言葉は記号にしか過ぎないのだ。 その記号さえいらないのではないか。 そんな監督の意図さえ感じる。 坂本龍一の音楽も秀逸だ。 この映画の世界観を見事に表現している。 今回の撮影では自然光のみでの撮影法をしている。 この映像の美しさは今までの映画とは一線を画している様に思える。 時間を置いてまた鑑賞したくなる作品だった。
レベルが違いすぎてため息しかでない
レベルが違いすぎる。オール自然光で撮影された美しい宗教画のようなワンカット目からエンディングまでずっとため息ばかりでした。話の筋はわかりやすい人間の精神力の話、肉体を超越する精神力をディカプリオが匂い、温度まで立ちこめる熱量たっぷりの芝居で伝えてくる。イニャリトゥはどこまで行くのか?現在、最注目にして世界一の映画監督になった彼の動向は注目して然るべきだ。
厳しい自然に圧倒
いつの時代なのかは不明。 ただただ厳しい自然に圧倒される。 復讐は傷付き腐りかけた身体をも突き動かす。 長尺は感じられない。 エンドロールで思うのは、ディカプリオの壮絶な表情と、身を凍らす雪山の厳しさの演出の凄み。
恐ろしいほどの演技力と圧巻の映像
普段は役者の演技力には大根でない限り注目していません。ほぼストーリーだけみたいな感じです。しかし、これは注目するなという方がむり。レオ様、あんたほんとにすごいよ。 あと、坂本龍一はやはり天才だ。156分でも緊迫感がずっと続くあの音楽が頭から離れん。映画館もぐったりして出ました。 それと、バードマンを見ずに行ったにわか者の私ですが、あの長回しには驚かされた!ストーリーに注目してたつもりが、「あれ、これずっと回ってね」感が何度もでてくる。シーンのつぎはぎじゃない見応えのある映画でした。
とにかくきれい
ストーリーよりもとにかく映像と音がきれいだった。様々な角度からのカメラと、自然のきれいさが際立っていた。ディカプリオもよかったし、自然の中で生きていくことの厳しさや、生に対する強さや儚さを感じることができる。
デカプリオの生命力恐るべし。
予告を見たところでは全く興味わかなかったんですが、デカプリオがアカデミー賞をとったのなら、それは行かねば!と行ってまいりました。 オデッセイを見て、マットデイモンの生命力恐るべし!と思ったのはついこの前のことですが、これもう完全に上書きされちゃいましたよ。白鯨の闘いも、オデッセイもこの比ではありません。デカプリオの生命力恐るべし(笑)!! にっくき敵役(名前長すぎ)、こいつ死ねよ!って本気で思ってたけど、後でトムハーディと知ってびっくり!全く気づかなかった~~~(>_<) 損した気分なんで、トムハーディを意識しながら、もう一回見たいところですが、吐きそうになるシーンや目を背けたくなるシーンもあるんで、しばらくお腹いっぱい。間空けないと、無理かな(^^; でも身体を張った演技は納得の受賞!!やはりレオ様おめでとうと言いたい!!
全部もっていかれる
鑑賞後、こんなに満身創痍になったのは久しぶりです。2時間半近い緊張状態がどっと体におしよせて、ぐったりふらふらになりながら映画館を出ました。 最初の狩りからインディアンとの戦闘シーンの長回しで一気に主人公の世界に引き込まれる。まるで自分も雪山の中にいるような臨場感。 感じるのは、熊にやられた傷の疼く痛みと熱、朦朧とする身体にごうごうと燃える憎しみ、それすら押し消すような冷水や吹雪、かき消されそうになるたびに命を永らえる動物のはらわたや血のあたたかさ。 息子の仇を追って、インディアンから追われて、何より油断すれば一瞬で命を奪う自然に包囲されて、ずっと極限の緊張にある主人公。ディカプリオの心身の中にいてすべての感覚を共有しているようになる。濃密すぎる2時間半。なので、見終わったあと、心の底から疲れを感じました。 もう一度観たいか、とかではなく、もう一度「観れるか」と言ったら、強烈な映画体験すぎて辛くてしばらくは無理です。インタビューでディカプリオがこの役をやって今は放心状態、みたいなことを言っていたけど、本当にその通りだろうなぁと。お疲れ様、そして、アカデミー賞おめでとう!ディカプリオ!
不死身だったという映画
映像がすごいな〜とは思った。たまに音楽に違和感感じてなんだかな〜と思うとこもあった。わかっちゃいたけど地味な映画でつまらなくはないけど長かった。でも無駄なところも無い映画だった。
るべつき
実はプリオを映画館で見るのはタイタニック以来。 うむ、納得のオスカー。 大まかなストーリーなんかは、60~70年代くらいのハリウッドが最もお得意だったジャンルで、先住民や自然と戦う姿は旧き良きハリウッドを思い出させてくれる。 そしてそれを現代最高峰のスタッフと演者が作ったもんだから、もうとんでもない傑作になってしまってる。 今年鑑賞作品ではトップかも、オールタイムでも上位に来るレベル。 絶対にやりたくないけど、馬の即席寝袋はめちゃくちゃ暖かそう。 43
自然と人とのサバイバル
かなりリアルな描写のサバイバルものなので、痛々しい映像が苦手な人には辛いかも。 だけど、ディカプリオの演技はやはり迫力あり! 劇場で観るべき映画。 映画の中に身を置くと、神経が研ぎ澄まされる体験が味わえる…痛いことが多いけど…
言葉が出ない…
まず、言いたいのは映像。ルベツキが撮ったということで、期待はしていたが、それを遥かに上回った出来だった。雄大な自然に引き込まれる。映画館で観てこそのものだと思う。 これを映画化に持って行ったイニャリトゥ、映像とベストマッチする音楽を創った坂本龍一は素晴らしいと思うが、やっぱり、ディカプリオとトム・ハーディの演技があっての”レヴェナント”だと感じた。 レオは非常に過酷な役で台詞も少なかったと思うが、その中で観客を唸らせる見事な演技だった。アカデミーも納得するだけのものだった。 トム・ハーディは裏も表もない問答無用の悪役。観てる方も復讐したくなったほどの文字通りの怪演だった。 ストーリー、映像、音楽、役者全て揃った文句なしの映画だった。
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