レヴェナント 蘇えりし者のレビュー・感想・評価
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そりゃ獲るわなぁ
復讐の先に何があるか
生きるって
アカデミー賞の対象だけが・・
神々の住む世界
本年度のアカデミー監督賞、撮影賞、主演男優賞を獲得した作品だ。
本作でやっとレオナルド・ディカプリオがアカデミー賞を獲得した事でも有名だ。
映画が始まり直ぐにその映像の圧倒的な美しさに魅了された。
まるでタルコフスキーの映画を見ているかのようだ。
そこに人が存在する以前から大気が満ち、水がながれそこには善も悪も存在しない。
ただあるがまま、存在している。
映像からはそれが伝わってくる。
神とは、神は人が想像したものなのだろうか。
人の生き死にだけでなく、あらゆる命の生命の制裁与奪さえも冷徹に見つめる存在があるように感じる。
怒り、悲しみ、妬み、人が抱える永遠の業と言うものが感じられる。
ディカプリオとトムハーディーが演じる二人はともすれば対極にあるように思えるがそれは誰しもが持ってる人間の本質を表している。
本作は言葉をギリギリまで排除している。上映時間156分と長いのだがほとんどセリフがない。
言葉は記号にしか過ぎないのだ。
その記号さえいらないのではないか。
そんな監督の意図さえ感じる。
坂本龍一の音楽も秀逸だ。
この映画の世界観を見事に表現している。
今回の撮影では自然光のみでの撮影法をしている。
この映像の美しさは今までの映画とは一線を画している様に思える。
時間を置いてまた鑑賞したくなる作品だった。
レベルが違いすぎてため息しかでない
厳しい自然に圧倒
恐ろしいほどの演技力と圧巻の映像
とにかくきれい
デカプリオの生命力恐るべし。
予告を見たところでは全く興味わかなかったんですが、デカプリオがアカデミー賞をとったのなら、それは行かねば!と行ってまいりました。
オデッセイを見て、マットデイモンの生命力恐るべし!と思ったのはついこの前のことですが、これもう完全に上書きされちゃいましたよ。白鯨の闘いも、オデッセイもこの比ではありません。デカプリオの生命力恐るべし(笑)!!
にっくき敵役(名前長すぎ)、こいつ死ねよ!って本気で思ってたけど、後でトムハーディと知ってびっくり!全く気づかなかった~~~(>_<) 損した気分なんで、トムハーディを意識しながら、もう一回見たいところですが、吐きそうになるシーンや目を背けたくなるシーンもあるんで、しばらくお腹いっぱい。間空けないと、無理かな(^^;
でも身体を張った演技は納得の受賞!!やはりレオ様おめでとうと言いたい!!
全部もっていかれる
鑑賞後、こんなに満身創痍になったのは久しぶりです。2時間半近い緊張状態がどっと体におしよせて、ぐったりふらふらになりながら映画館を出ました。
最初の狩りからインディアンとの戦闘シーンの長回しで一気に主人公の世界に引き込まれる。まるで自分も雪山の中にいるような臨場感。
感じるのは、熊にやられた傷の疼く痛みと熱、朦朧とする身体にごうごうと燃える憎しみ、それすら押し消すような冷水や吹雪、かき消されそうになるたびに命を永らえる動物のはらわたや血のあたたかさ。
息子の仇を追って、インディアンから追われて、何より油断すれば一瞬で命を奪う自然に包囲されて、ずっと極限の緊張にある主人公。ディカプリオの心身の中にいてすべての感覚を共有しているようになる。濃密すぎる2時間半。なので、見終わったあと、心の底から疲れを感じました。
もう一度観たいか、とかではなく、もう一度「観れるか」と言ったら、強烈な映画体験すぎて辛くてしばらくは無理です。インタビューでディカプリオがこの役をやって今は放心状態、みたいなことを言っていたけど、本当にその通りだろうなぁと。お疲れ様、そして、アカデミー賞おめでとう!ディカプリオ!
るべつき
自然と人とのサバイバル
言葉が出ない…
まず、言いたいのは映像。ルベツキが撮ったということで、期待はしていたが、それを遥かに上回った出来だった。雄大な自然に引き込まれる。映画館で観てこそのものだと思う。
これを映画化に持って行ったイニャリトゥ、映像とベストマッチする音楽を創った坂本龍一は素晴らしいと思うが、やっぱり、ディカプリオとトム・ハーディの演技があっての”レヴェナント”だと感じた。
レオは非常に過酷な役で台詞も少なかったと思うが、その中で観客を唸らせる見事な演技だった。アカデミーも納得するだけのものだった。
トム・ハーディは裏も表もない問答無用の悪役。観てる方も復讐したくなったほどの文字通りの怪演だった。
ストーリー、映像、音楽、役者全て揃った文句なしの映画だった。
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