劇場公開日 2016年4月22日

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「抽象度が高い」レヴェナント 蘇えりし者 saikimujinさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5抽象度が高い

2016年5月2日
iPhoneアプリから投稿

抽象度が高いなぁという印象。

とにかく物語はシンプルで、自然描写シーンも多いので、いわゆる娯楽映画に慣れきってる人には退屈だと思う。
おれの友達はつまんないって言ってたし、
隣のババアはイビキかいて寝てた。
ケータイいじってメール打ってる馬鹿野郎もいたしね。

ただ自分は、大画面で見る壮大な美しい自然風景を、すげぇ…て感じで楽しめたし、シンプルな物語も良かった。確かに退屈だと感じた所はあったけど、物語をこねくり回した最近の映画は見飽きたしね。

どうやらイニャリトゥ監督はベルイマン監督とタルコフスキー監督に多大な影響を受けているらしく、それを聞いてとても腑に落ちた。それを聞いて、この映画の受け取り方が自分なりにわかった。

死んだ奥さんが空中に浮いてる所や、落ちてくる隕石やなど、タルコフスキーの引用が散りばめられてる。

ディカプリオの大ファンの自分は、そこは不満かな。彼のいい所はあまり出ていない…
ウルフオブウォールストリートは、彼の良い所が全部出てた。
それは監督の色の違いだね。。

saikimujin