レヴェナント 蘇えりし者のレビュー・感想・評価
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サバイバル!!
予告を見たときは、家族が敵対組織に殺されて満身創痍の主人公が悪魔と契約してとてつもない力を手にし、敵対組織へ復讐をするという内容だと思ってました。
でも、全然違いますね。
自分がクマに襲われて虫の息になっている時に仲間でるはずの人間に息子が殺される。しかも、殺された理由が主人公のせいでもある。
それから息子の近くで死のうと近づくが死ねず、そこで復讐をすることを決意?する。
そのあとからがすごいサバイバル!!
個人的にはこういった話は大好物なのでとても嬉しいです。
はっきり言えば、途中から主人公が可愛く見えてくるという現象にも陥りました…。
途中で出会ったインディアンとの暮らし?の内容がとても癒しでした。
サバイバル映画が好きな人は好きになれる映画ですね
レオ・ブラボー!
リオ・ブラボー!じゃなくてレオ・ブラボー!となった今回のアカデミー賞。
レオ様悲願のオスカー獲得!!に湧いた。良かったねぇ。蘇えりし受賞だ。
とある批評家の「これでとらせないとあとで何するか分かりませんからねぇ」
には笑ったが、この演技でとらせないわけにもいかないでしょーと思った。
だがそんなレオ様の偉大な匍匐前進(長いぞ!)にも勝る名演がカメラワーク。
見事なまでの自然光への拘りが映える!映える!テレンス・マリックみたい。
ストーリーはシンプルだし、大いなる復讐劇(荒野に生きるのほぼリメイク)
なので西部劇に近い感覚で観られる。熊に襲われ瀕死の重傷、しかも息子を
目の前で惨殺され主人公グラスは復讐の鬼と化す。でもほとんど動けないし
口も利けない状態っていうのが長いから、目立って活動するのは宿敵である
フィッツジェラルドの方。レオ様直々の指名にて演じたのがT・ハーディで
まぁ巧いんでこっちにも感情移入してしまった。そもそも追われている身で
金さえ貰えりゃOKの汚ない輩に最期を任せた隊長にも責任あるってもんだ。
映像演出に拘ったことから人間関係の描き方は結構浅く、グラスの復讐魂が
炸裂するほどの家族に対する深い情念が伝わってこない。夢想幻想に現れる
妻や幼い息子との日常が描かれることもなく説明もないという不親切な展開
ながら観客はレオ様渾身の匍匐前進に頑張れー!と祈らざるを得ないわけだ。
かなりリアルにグロいシーンもあるが、やはり映像はまったくもってスゴイ。
感じろ!超自然!とはさすが自然愛好家で地球温暖化に警鐘を鳴らすレオ様。
(今作で熊を怖いと思った人続出!もうテディ・ベアなんて言って<script id=
レオ様〜
さすがでした。
ザ・サバイバル!
どこまでがCGでどこからがリアルなのか、
本当に引き込まれた。
思ったよりかなりエグいです。
熊に襲われて瀕死になり、
自分の利しか考えない味方に
息子を殺され見殺しにされ、
追ってくる民族からひたすら逃げ、
復讐のために生きる。
逃げてる途中で崖から馬共々落ちて
馬が死んでしまうんだけど、
腹を切り裂き内臓を取り出し、
「あ〜大事な食料だよなぁ」
って思ってたら、その中に入って
暖をとって一晩明かしたのにはたまげた。
髭が凍るほどの極寒の中での
サバイバルだったからね…
サバイバルってそこまで
考えないとダメなんだ…!
自分がサバイバルするような状況なんて
絶対ないと思うけど、
勉強になったな。(笑)
ただ、最後息子を殺した憎き相手と
対峙して一対一で殺り合うんだけど
(これがまた見てるだけで痛い)
このために生きてきたんだから、
最後は神任せにせず、
自分の思うように復讐を遂げて欲しかった。
レオナルド・ディカプリオの
演技ありきの映画。
とにかく痛そう。
命の危機を何度も感じた。
見応えはすごくあります。
エンドロールに、RYUICHI SAKAMOTO
って出たときは、思わず
「お〜」と声が出ました。
生を考える、、、
レオ様初アカデミー賞主演男優賞作ということで観に行きましたが圧巻です!
観る前までは、これ長すぎない?と思ってましたが、なんのその。ずーーーっと緊張感の連続にハラハラドキドキ。
実話に基づいているとのことで、まぁ、多少は脚色しているでしょうけど、あれで生きているのが凄い!!あんなタフな人間いるんですねぇ。普通に考えて、出血多量、感染、栄誉不足、低体温、どれも割と致死枠に入っていたかと。
また、時代背景も残酷ですよね、、、立場違えど、生きるため、家族のためにたくさんの無駄な殺生や暴力、盗難などが行われていた時代。改めて、自分の今の環境を有難いと感じてしまいました。
仕事や人間関係でイライラすることも多いけど、食べること、眠ること、身の安全など再確認しました!
地に足付けて、生きていかなきゃあかんですね。
レオ様受賞はごもっとも!!鬼神のりうつってるかのような、迫真の演技でした!
おめでとうー!
そんなに見たいとは思っていなかったので余計に見た衝撃が凄かった リ...
そんなに見たいとは思っていなかったので余計に見た衝撃が凄かった リアルでいて新感覚な感じに驚いた 映像だけじゃ無くて 人の心というより本能みたいな力を感じた ディカプリオはじめ俳優さんたちもみんな演技も良かった
ディカプリオの地獄巡り
仲間の裏切り、熊、先住民、大自然の猛威…。これでもかと主人公を襲う苦難の連続に見ているこちらも痛くなってくる。とにかくこの役を演じきったディカプリオが見事としか言いようがない。
坂本龍一の音楽も良かった。
なぜかゲームのLAST OF USを想起させた。
ディカプリオ受賞に納得
圧巻!ディカプリオが凄すぎる。あとスケールのデカさ。ずっと惹きつけられる映画。見応え充分。ただ大義名分がない。世界の人々が見るべき必要感は薄い。#レヴェナント 蘇えりし者 eiga.com/l/9wagV
大自然の映像と音、生への執念。
良い作品を観た後の、魂が震える感覚。
壮大で美しすぎる大自然と、そこにある生。動物達のように一瞬の勝ち負けによる生死とともにありながらも、生き抜くことへの執念や魂をもって開拓してきた人間の、残酷かつ、きれい事で善悪を区切ることのできない生を観た。
とにかくディカプリオの壮絶な俳優魂に感服。目や表情で魅せる演技はもちろんのこと、今作は特に全編通して体を張りに張りまくったディカプリオ大先生。アカデミー賞は取るべくして取ったんだね!
他の俳優陣それぞれが良かったし、カメラワークも最高だったな。強調させた息づかいに合わせた映像展開が、緊迫したシーンや命を感じさせるシーンをより引き立ててた。大自然の素晴らしい映像に合った音楽もさすがという感じ。
観るには体力がいるけど、同時に観た後に命の力を感じれる作品。
壮絶な演技
この映画は、ディカプリオを筆頭に 俳優、スタッフの壮絶な挑戦だったことが高い評価に繋がったんじゃないかというのが一番の感想。
ネイティヴアメリカンの抵抗と迎合
開拓者の簒奪、際限のない欲望としたたかさ。
アメリカ人という人種が垣間見えた気がしました。
そして、グラスは、ひたすら寒くて痛くて苦しくて空腹。息子の仇への復讐心だけが支えであり、その狂気スレスレの生き様からは目が離せませんでした。
容赦なく責め立ててくる大自然。それらがCGでないと後で知り驚愕しました。
グロいところも多いし、厳しいシーンの連続は 見るのにも気力がいりますが、見る価値ありです。
タイタニックの時のロマンチック要素は皆無今まで見たことないクレイジ...
タイタニックの時のロマンチック要素は皆無今まで見たことないクレイジーなディカプリオが見れた*\(^o^)/*生命力がゴキブリ並みかそれ以上
重厚。荘厳。圧巻。
こんな長い映画、単なる執念深い復讐鬼の話だったらどうしよう?と思いながら見始めたのだが、あっという間に終わってしまった。
とにかく、映像が素晴らしい。ため息が出っぱなしだった。そこで展開される(されてきた)、自己理論を振りかざし開拓に手を広げる文明人と、ネイティブアメリカンの妥協と衝突。ネイティブアメリカンを野蛮人とさげすむ文明人こそ、自然や動物に対して野蛮な行動をしている矛盾。そのいい例が、バッファローの頭骸骨で作られた塚だ。それを見上げ、沈黙しているグラスは何を思うのか?、そう観ているだけで、メッセージ性の強い映画だと思えた。
そんな、双方の狭間にたつグラスの葛藤が、個人をこえて人種や文化の軋轢を表現しているのが心に響いてきた。歴史好きの僕にしてみれば、まるで、奥州藤原三代の祖・藤原経清の葛藤を見ているような気がしてならなかった。
時たまグラスの妻の幻影が現れるのがまた、心揺すぶられる。「いかに風は吹こうと、木は倒れない」というグラスの妻の言葉に、どれだけグラスは勇気づけられたことだろう。グラスは、強すぎるほどの執着心で復讐を決意し続けるのだが、けして無謀ではなく、冷静で深慮ある判断力、行動力に、観客はみな、ぐいぐいと引っ張られ続けていく。
ラスト、復讐は神に委ねられた。
アリカラ族の酋長の娘を助けたグラスを、彼らは殺すことはなかった。しかし、すれ違い様に礼を言うでもなく、娘も微笑むでもなく。はっとした。酋長の態度に「俺は娘を取り戻したが、お前はどうなんだ?」と問いただしているように思えたからだ。
全体に、重厚な音楽が映像美をさらに高尚なものに盛り立てていた。
特にエンドロールでの、息づかいのようなチェロの旋律、心臓の鼓動のようなピアノの調べ、感情の抑揚のようなバイオリンの奏で。もう、グラスの執念がこっちに乗り移ってきたかのように、息を荒くして真っ暗な画面に見入ってしまった。
人間はここまで生きられるのか。畏怖すら覚える“執念”。
【賛否両論チェック】
賛:主人公が体現していく、人間の持つ生きる執念に、畏怖の念すら感じられる。演者さん達の迫真の演技にも感動させられる。
否:かなりグロいシーンが多いので、苦手な人には絶対不向き。上映時間も長め。
普通の人間であれば、さすがに諦めて命を落としてしまうような極限状態にあってもなお、息子を殺された復讐心を胸に、厳しい大自然の猛威をくぐり抜けて行く主人公の姿が、人間の持つ“生への執念”を感じさせます。レオナルド・ディカプリオの渾身の演技に、思わず脱帽です。
弓矢で体を貫かれたり、クマに受けた傷痕が化膿したりと、描写はかなりグロくて、人によっては目を覆いたくなるかも知れません。終わり方も、やや物足りないかも知れませんね。
とはいえ、人間の限界を越えた壮絶な復讐劇を、是非劇場でご覧下さい。
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