レヴェナント 蘇えりし者のレビュー・感想・評価
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計算ずくな不協和音?
何だか色んな意味で疲れました(笑)悪い意味ではないのですが、たぶん狙ったのであろう画面と音楽の違和感とか、とにかくサバイバルな主人公とか…。
かいま見えるあの時代のアメリカとか生活なんかを含めて良作でした。
ウーン良かったかな? 思ってたより重い 深刻 難しい サバイバルき...
“静”と“動”、“愛”と“憎”
“静”と“動”がここまで明確に使い分けられている作品も珍しい。息子を殺された父親の復讐劇というシンプルな物語であるが、映像の力によってかくも見事な作品へと昇華させる。
テレンス・マリック作品で培った自然の映像美と『バードマン』で見出した長回し技法を武器にしたエマニュエル・ルベツキのカメラワークが冴え渡り、観客に主人公の飢えと寒さ、そして孤独ささえも体感させる。かと思えば、突如先住民族に襲われれば、スクリーンは瞬く間に戦場と化し、これまでの無言と極寒の世界を激しく揺さぶってくる。
悲願のアカデミー賞を獲得したディカプリオの演技は確かに鬼気迫るものがある。フラフラになりながら歩く、生肉を貪り食うなど、彼の無言の一人芝居が物語の大半を占める。しかしながら、主人公が一人でいることが多いためか、はたまた瀕死の状態でさまようためか、彼の怒りの感情が感じ取りづらかった。故に復讐劇としてのカタルシスはあまりない。
無論、この作品の肝は復讐という一点ではない。そこにカタルシスを求めるのは的外れかもしれない。けれども、過酷すぎるほどの彼の命の旅において、息子への愛と仇への憎みという相反する双方の感情が彼の生きる原動力となって然るべきだったのではないだろうか?
見るべき価値のある作品ではあるが、映像が素晴らし過ぎる故、ついつい多くを求めてしまう。“生きるためには悪をも辞さない”、主人公を含め、人間の邪悪な一面がもっと強調できれば、あのラストの決断が見事に昇華できたのではないかと欲張ってしまうのだ。
映像美
たった一人で厳しい大自然と、敵対するインディアンの集団から逃げ、生き抜いて復讐を果たすというシンプルかつ生命力もりもりのストーリーも素晴らしいけど、
圧倒的な映像美が凄い。
元気なくしたときに何度でも見たい。
作品の時代背景を調べるのも面白いんだけど、
この映画を見るときにはそんな難しいことどうでもいいんだよね。
生々しい迫力あるサバイバルと主人公の執念がメイン。
でもインディアンと開拓者たちの取引や、人間狩り、すれ違う場面を見ると、
開拓時代、実際どういうふうに人々は暮らしていたのかとても興味が出てくる。
DVD特典に付いてるインタビューと故郷を偲ぶ映像は、現実に今ある問題を映画とは別に考えさせてくれるからとても面白い。
個人的に何度も見たくなる作品。
レオナルドディカプリオのもごもごしゃべる様も、寒く厳しい自然で生き抜く狩人が
そこに甦ったかのようでとても素晴らしい。
熊のシーンは怖かった!最高!
もう一回映画館でみたい。
映画の中には神秘的なシーンやキリスト教の神を思わせる話が出てくるけど、
実際のキリスト教徒にとってはどうなんだろう。
私はキリスト教徒じゃないからなのか
あんまり深い感銘は受けない。不思議な感じで映画に色を添えてくれるように感じる。
復讐の話も、教会のシーンも、これを通してこの映画にどんな感銘を受けるのか気になる。
一度死んだ男の生きる力
アカデミー賞とかあんまり興味なくって、
トム・ハーディが好きという理由だけで観たけど、
レオナルド・ディカプリオの息を飲む迫真の演技に圧倒されっぱなしだった。
セリフの少ない役で表情のアップが多かったけど、
それだけで十分に興奮した。
話の半分以上はサバイバル中のサバイバル。。。
クマに襲われたり、馬の内臓引きずり出したり、
グロがわりと多くて思わず目を背けたくなるようなシーンも多々あったけど、
復讐を誓って生き返った人間のすさまじさがすごくリアルだった。
しかーし、トムもめっちゃよかったよね?
あんなに甘いマスクなのに悪いオッサン役もドハマリ。
ドーナル・グリーソンも最後は残念だったけど、
イケメン隊長っぷりがかっこよかった。
観終わった後、食欲が無くなって夕飯食べれなかったな 笑
動物は食料であり、衣服であり寝具である。
レオナルドディカプリオが、
クマに襲われ、
全治5年くらいの重傷を負い、
仲間に置き去りにされ、
さらには息子を目の前で殺され、
復讐を誓い、
口から白い泡を出しながら、
地を這いつくばり、
魚やバイソンを生で食いながら生き延び、
馬と銃を強奪し、
死んだ馬の内蔵を引きずり出し、
体内で寝て寒さをしのぎ、
最後はお互い血みどろになりながらトムハをぶっ殺す映画 。
うん、こりゃアカデミーあげないとね笑。
とてつもない緊迫感。プリオの鬼気迫る演技は迫りすぎてもはや鬼。2時間半超の長尺の中でおそらく半分以上は喋らずに唸っていた笑。
おかげでグラスのまさに言葉にならない悔しさや憎しみが表現されている。
そして最初に長々と書いたようにプリオがとても体を張っている。
なんと生肉食いや死体内睡眠をホントにやったらしい。これだけキャリアを重ねた上でこれだけ体張った演技をしてるってのがとてもすごいことだと思うホントにこの人素晴らしい俳優。
あとはやはり舞台の素晴らしさかな。THE 大自然。とてつもなく過酷な環境とそれに似つかわしくない壮大でとても綺麗な風景が目を引いた。冒頭の森の中をゆっくりとカメラが動くシーンでの水の流れる音がすごく心地よかった寝る時に聞いてたいやつ笑。
どシンプルなストーリーを演技力と結果までのプロセスを極限にまで高めて、最高のクオリティに仕上げてきた印象の作品。アレハンドロナントカカントカ監督絶好調だね。多分一生名前覚えられない気がするけど次の作品も楽しみにしてます!
何を訴えかけたいのか…
殺し合いが多くて疲れました。
熊との闘いはどやって撮影したんやろー?凄いです。そして怖いです。
もう、バイキン一杯入ってそうでよく回復したな…
助けてくれた恩人の人がフランス人に殺されたのはショックでした。
最後はなんで2人で探しに行ったのか謎。
数十人で行けばええのに。
そして、助けてあげた原住民の女の人は何故お礼を言わなかったんや??
まぁ、見て損はないかな。
怒りは…
圧倒的な大自然と、壮絶な生き様に引き込まれました。見応え充分でした。
不意に訪れる静寂の幻想的な場面が印象深かったです。
怒りは、生き抜くために必要だった。その後生きていくには。そんなことを考えました。
自然の美しさに見入りました。
特に水辺の美しさは、目に見えない無数の生物の命まで映り込んでるようでした。
明るさに反応して自然に変化する瞳孔は、人間も動物であることを印象付けています。
森の生き物を想起させる表現もあって、主人公ヒュー・グラスがミミズクのように見える所が場違いに安らかで、なんだか涙が出ました。
レオナルド・ディカプリオが渾身の演技。トム・ハーディとドーナル・グリーソンも出過ぎず引かずで見事だと思いました。
音楽も良かったです。たぶん日本人の琴線だけに触れると思われる音達がフワッと浮きあがってすうっと消えていく、そんな感じは日本の方が世界で活躍されている醍醐味だと思いました。
意外と、、、
サバイバル!!
予告を見たときは、家族が敵対組織に殺されて満身創痍の主人公が悪魔と契約してとてつもない力を手にし、敵対組織へ復讐をするという内容だと思ってました。
でも、全然違いますね。
自分がクマに襲われて虫の息になっている時に仲間でるはずの人間に息子が殺される。しかも、殺された理由が主人公のせいでもある。
それから息子の近くで死のうと近づくが死ねず、そこで復讐をすることを決意?する。
そのあとからがすごいサバイバル!!
個人的にはこういった話は大好物なのでとても嬉しいです。
はっきり言えば、途中から主人公が可愛く見えてくるという現象にも陥りました…。
途中で出会ったインディアンとの暮らし?の内容がとても癒しでした。
サバイバル映画が好きな人は好きになれる映画ですね
レオ・ブラボー!
リオ・ブラボー!じゃなくてレオ・ブラボー!となった今回のアカデミー賞。
レオ様悲願のオスカー獲得!!に湧いた。良かったねぇ。蘇えりし受賞だ。
とある批評家の「これでとらせないとあとで何するか分かりませんからねぇ」
には笑ったが、この演技でとらせないわけにもいかないでしょーと思った。
だがそんなレオ様の偉大な匍匐前進(長いぞ!)にも勝る名演がカメラワーク。
見事なまでの自然光への拘りが映える!映える!テレンス・マリックみたい。
ストーリーはシンプルだし、大いなる復讐劇(荒野に生きるのほぼリメイク)
なので西部劇に近い感覚で観られる。熊に襲われ瀕死の重傷、しかも息子を
目の前で惨殺され主人公グラスは復讐の鬼と化す。でもほとんど動けないし
口も利けない状態っていうのが長いから、目立って活動するのは宿敵である
フィッツジェラルドの方。レオ様直々の指名にて演じたのがT・ハーディで
まぁ巧いんでこっちにも感情移入してしまった。そもそも追われている身で
金さえ貰えりゃOKの汚ない輩に最期を任せた隊長にも責任あるってもんだ。
映像演出に拘ったことから人間関係の描き方は結構浅く、グラスの復讐魂が
炸裂するほどの家族に対する深い情念が伝わってこない。夢想幻想に現れる
妻や幼い息子との日常が描かれることもなく説明もないという不親切な展開
ながら観客はレオ様渾身の匍匐前進に頑張れー!と祈らざるを得ないわけだ。
かなりリアルにグロいシーンもあるが、やはり映像はまったくもってスゴイ。
感じろ!超自然!とはさすが自然愛好家で地球温暖化に警鐘を鳴らすレオ様。
(今作で熊を怖いと思った人続出!もうテディ・ベアなんて言って<script id=
レオ様〜
さすがでした。
ザ・サバイバル!
どこまでがCGでどこからがリアルなのか、
本当に引き込まれた。
思ったよりかなりエグいです。
熊に襲われて瀕死になり、
自分の利しか考えない味方に
息子を殺され見殺しにされ、
追ってくる民族からひたすら逃げ、
復讐のために生きる。
逃げてる途中で崖から馬共々落ちて
馬が死んでしまうんだけど、
腹を切り裂き内臓を取り出し、
「あ〜大事な食料だよなぁ」
って思ってたら、その中に入って
暖をとって一晩明かしたのにはたまげた。
髭が凍るほどの極寒の中での
サバイバルだったからね…
サバイバルってそこまで
考えないとダメなんだ…!
自分がサバイバルするような状況なんて
絶対ないと思うけど、
勉強になったな。(笑)
ただ、最後息子を殺した憎き相手と
対峙して一対一で殺り合うんだけど
(これがまた見てるだけで痛い)
このために生きてきたんだから、
最後は神任せにせず、
自分の思うように復讐を遂げて欲しかった。
レオナルド・ディカプリオの
演技ありきの映画。
とにかく痛そう。
命の危機を何度も感じた。
見応えはすごくあります。
エンドロールに、RYUICHI SAKAMOTO
って出たときは、思わず
「お〜」と声が出ました。
生を考える、、、
レオ様初アカデミー賞主演男優賞作ということで観に行きましたが圧巻です!
観る前までは、これ長すぎない?と思ってましたが、なんのその。ずーーーっと緊張感の連続にハラハラドキドキ。
実話に基づいているとのことで、まぁ、多少は脚色しているでしょうけど、あれで生きているのが凄い!!あんなタフな人間いるんですねぇ。普通に考えて、出血多量、感染、栄誉不足、低体温、どれも割と致死枠に入っていたかと。
また、時代背景も残酷ですよね、、、立場違えど、生きるため、家族のためにたくさんの無駄な殺生や暴力、盗難などが行われていた時代。改めて、自分の今の環境を有難いと感じてしまいました。
仕事や人間関係でイライラすることも多いけど、食べること、眠ること、身の安全など再確認しました!
地に足付けて、生きていかなきゃあかんですね。
レオ様受賞はごもっとも!!鬼神のりうつってるかのような、迫真の演技でした!
おめでとうー!
そんなに見たいとは思っていなかったので余計に見た衝撃が凄かった リ...
ディカプリオの地獄巡り
ディカプリオ受賞に納得
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