縁 The Bride of Izumo

劇場公開日:

縁 The Bride of Izumo

解説

佐々木希の主演で、神々が宿る山陰の地・出雲を舞台に、人々を結ぶ不思議な「縁」を描いたヒューマンドラマ。東京の出版社で働く29歳の真紀は、エリート会社員・和典との結婚式を目前に控えていた。そんな折、同居していた祖母が他界し、遺品の中から白無垢と婚姻届の束が見つかる。納骨のため故郷・出雲を訪れた真紀は、婚姻届の夫の欄に書かれていた人物・秋国宗一のもとを訪ねるが、彼はすでに引っ越した後だった。真紀はしじみ漁師・充の協力を得て、秋国の行方を探しはじめる。共演に「パッチギ! LOVE&PEACE」の井坂俊哉、「キッズ・リターン 再会の時」の平岡祐太。「恋する惑星」などの世界的カメラマン、クリストファー・ドイルが撮影監督を務め、出雲の神秘的な風景を情感たっぷりに切り取った。2015年9月に出雲地方で先行公開。

2015年製作/110分/G/日本
配給:OSMANDエンターテインメント、トリプルアップ
劇場公開日:2016年1月16日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
堀内博志
川原田サキ
樋口隆則
佐藤智恵
エグゼクティブプロデューサー
高山リオ
出雲・八雲プロデューサー
小松昭夫
プロデューサー
古川良也
和田紳助
ラインプロデューサー
寺家由晃
アソシエイトプロデューサー
清上綾子
アシスタントプロデューサー
長谷川麻衣
協力プロデューサー
湯之上龍子
原口巧
岡本仁宏
小山仁
撮影監督
クリストファー・ドイル
Bカメラ
福田陽平
照明
中村晋平
録音
高島良太
整音
飯森雅允
音響統括
松丸利行
音響効果
佐々木良平
大島亮
美術
畠山和久
カラリスト
黒部尊仁
CGプロデューサー
飯尾明良
CGディレクター
久保田将司
佐竹淳
アジサイ画
園山幹生
キルト指導
八幡垣睦子
衣装
Momoko
スタイリスト
Momoko
スタイリストディレクター
矢内原充志
ヘアメイク
小出みさ
中村兼也
編集
堀内博志
清水友江
音楽
金子隆博
主題歌
朝崎郁恵
助監督
杉田満
制作担当
赤間俊秀
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(C)映画「縁(えにし)」製作委員会

映画レビュー

3.5最後にアジサイは枯れたのかな?

2024年7月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

2016年の作品
タイトルがテーマ
縁という言葉が持つ神の視点を表現した作品
最大の謎である父の行方
婚姻届けの束とそこから拾い出した最新の住所宛てに祖母が手紙を出したこと。そしてその手紙が宛先不明となって戻ってきたこと。
この最新の命日がいつだったのかが明確にされていない。また、マキが6歳の時に母が急逝しているが、それから命日に必ず届いていた婚約届。その枚数もわからない。
結局父は登場しない。
このことは何を物語っているのだろう?
マキの心境はミツルとの会話の中で明らかになっている。その状況から鑑み、マキはかなり鬱状態だったのではないかと想像できる。
両親を知らないことは夫婦関係を知らないことになる。それが不安なマキ。
マキは当初、祖母の遺品から出てきた大量の婚姻届けの束に絶句する。
祖母が誰かからそれほどまでに愛されていたんだと想像した。
それではぜひその方に祖母の死を伝えなければならない。そう思った。
しかしその男の住所を訪ね歩いていると、それは父だということが判明した。
そうして全て調べたが、結局父は見つからなかった。
祖母が何を思っていたのかも、キルト作品に描かれていたアジサイと婚約者が持ってきてくれた宛先不明で帰ってきた手紙でわかった。
マキにとって、父の想いと祖母の想いがわかっただけで十分だったのだろう。
婚姻届けには日付が描かれていないので順番は不明だ。だから全部回る必要があったのだろう。祖母だけが知る最新の住所もすでに古かった。マキの年齢設定が29歳 母が死んだのが6歳 つまり婚姻届けは23枚あるはず。あったから探したのだろう。
また、
どんでん返しは婚姻届けの主が父だった。だけだ。
この作品はすべてが微妙にミスリードされている。
結局物語的な変化はない。
マキの家族の想いがマキに伝わっただけでマキの結婚も問題はない。
ミツルの問題は山積しているが、居酒屋店主に「一歩踏み出すとは、今いる場所からいなくなることだ」と言われ、幼い時の夢を思い出し、再び神楽を始めた。
つまり、
問題は問題ではなかったのだろうか?
それとも、縁が問題を解決したのだろうか?
何も変わってないのがこの物語。
私自身の見方が穿ってしまっているのか、バイアスに引っ張られているのか?
それともマキのマリッジブルーに付き合わされたのかな?
この肩透かし感を補うために父を登場させなかったのだろうか?
アジサイ繋がりが成立する場合、父の登場は必須ではなかったのかなと思った。

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R41

2.5島根の広報映画

2024年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

佐々木希扮する飯塚真紀は婚礼前に祖母を亡くした。遺品の整理をした事から真紀は婚姻届の夫の欄にあった名前の主を探し始めた。

展開が遅いし、話があっちこっちで分かりにくかったね。神楽の話とか出雲大社とか島根の広報映画の体裁だね。道案内人の言葉が乱暴だし、結婚相手との相談なんかしてビンタするかな。不可解な事が多いね。評価高かったから観たけど残念だ。いしだ壱成、久しぶりに見たよ。

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重

3.0出雲大社

2024年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

幸せ

主人公(佐々木希)は同居していた祖母が亡くなり、故郷の出雲に納骨のため帰る。
遺品の中から婚姻届が出てきて、夫欄に書かれていた男に興味が湧き、探し始める。
映像は美しく、特に出雲大社は幽玄的で息を呑む。

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いやよセブン

3.5【八百万の神集う出雲大社をメイン舞台に、様々な人の”縁”を描いた作品。クリストファー・ドイルによる出雲大社や出雲の自然は美しく、哀しき“縁”を乗り越え、幸せな”縁”を掴む主人公が魅力的である。】

2023年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

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NOBU