セトウツミ

劇場公開日:

セトウツミ

解説

池松壮亮と菅田将暉のダブル主演で、此元和津也の人気漫画「セトウツミ」を実写映画化。原作は、関西弁の男子高校生2人が放課後にまったりとしゃべるだけというシンプルな内容で、2人の繰り広げるシニカルな会話劇の面白さで人気のコミック。「まほろ駅前多田便利軒」「さよなら渓谷」の大森立嗣監督がメガホンをとり、塾通いの日々を送るクールな内海を池松が、天然で元サッカー部員の瀬戸を菅田が演じる。その他、ヒロインの女子高生・樫村役に「ライチ☆光クラブ」などに出演するモデルの中条あやみが扮している。

2016年製作/75分/G/日本
配給:ブロードメディア・スタジオ
劇場公開日:2016年7月2日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8

(C)此元和津也(別冊少年チャンピオン)2013 (C)2016 映画「セトウツミ」製作委員会

映画レビュー

3.5少なくとも支持してくれている人はいる

2024年6月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

場面はほぼ一つだけ。動きもほとんどない。高校生2人が会話するだけ。そして明白な物語もない。という映画としてはどうなの?と言っていいレベルの斬新さ。いや、斬新というより勇気があると言ったほうがいいだろう。 大森立嗣監督は自身の監督作「日日是好日」の出演オファーを樹木希林さんに持っていった時、脚本を読んだ希林さんに、映画として成り立つのかという意味で「本気か?」と言われたという。 「日日是好日」も本作と同じように、明白な物語を有しない動きの少ない作品だ。 「セトウツミ」のほうが「日日是好日」よりも前なので、「セトウツミ」の影響なのか大森監督のチャレンジ精神なのか分からないけれど、やはり勇気があるなと思うし、そんなチャレンジ作品を撮らせてくれる、つまり、支持してお金を出してくれる人がいるということに感心する。 言い換えるならば、多くはなくとも支持して観てくれる人もいるということだ。 私はどちらかといえばドラマチックな作品を好むので、この作品を「好きだ」とは言い難い。 それでも、キャストさえしっかりしていれば面白く観ることはできるのだと証明された気がした。 男子高校生2人の漫才のような掛け合いも楽しかった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
つとみ

5.0いくらでも見れる

2024年4月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
盲田里亭

3.5良くこれを映像化した

2024年3月7日
PCから投稿

採点3.6 瀬戸と内海による放課後のゆるい時間を描いたの会話劇。 原作を読んでいたので、まぁ良くこれを映像化したなと思いました。 しかも思いの外良いんですよ。 主演の二人が実にハマっていて、当時まだ若手だった二人の芝居だけで回っているのがすごい。 特に池松壮亮は完璧でしたね。 これといったストーリーラインもなく、皆が学生時代に過ごしたどうでも良い時間がそこに映されています。 が、それもまた楽しかったことを思い出させてくれる作品ですよ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
白波

4.0瀬戸と内海でセトウツミ

2024年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

喋りだけでも間が持つ2人。 喋りが絶妙、しかも哀感があり切ない。 2016年。監督大森立嗣。 原作漫画は此元和津也。 内海=池松壮亮 瀬戸=菅田将暉 樫本さん=中条あやみ 狂おしいタンゴの調べが全編を貫く。 池松壮亮と菅田将暉の会話の間が絶妙で漫才師のように 可笑しくそして心悲しい。 特に菅田将暉演じる内海には将来に展望も夢もない。 母ちゃがカレーライスを作る。 一回作ると3〜4回は食べ続けるらしく、 「今日はカレーの初日だよ」と、ご馳走感をこめる。 猫の治療代が家庭を圧迫してるらしい。 池松壮亮は25歳位、 菅田将暉は22歳位、 まだ2人とも若手で2人ともこの後実力派として ブレイクして行く。 17歳の高校2年の瀬戸と内海が河原の石の階段に腰掛けて ただただ、だべっている。 割と貧しくて猫の病気を原因に両親が離婚しそうな内海。 内海の両親・祖父・飼い猫のみーにゃん・・・と全員出演するが、 瀬戸の家は金持ちで教育熱心としか語られない。 学校一の美人の樫本さんに内海は思いを寄せている。 樫本さんは瀬戸が好きでバレンタインのチョコも プレゼントしているらしい。 でも瀬戸は一向に頓着せず樫本さんに冷たい。 気の合う男友達とのダベリング・・・ クールに見える瀬戸の思いが内海の誕生日に形なって現れる。 同性の方がラクで分かり合える部分が多かったり、 無駄に思える時間が貴重だった事に、 大人になって気がつく。 そんなセトウツミの空気感が好きだ。

コメントする 1件)
共感した! 16件)
琥珀糖