サム・ペキンパー 情熱と美学

劇場公開日:

サム・ペキンパー 情熱と美学

解説

「ワイルドバンチ」や「ゲッタウェイ」「戦争のはらわた」など、数々のバイオレンス映画の名作を遺した名匠サム・ペキンパーの生涯を追ったドキュメンタリー。厳格な家で少年期を過ごし、「荒野のガンマン」で監督デビュー後は、商業主義との対立や薬物に苦しみながらも、59歳で亡くなるまで14本の作品を監督したペキンパー。アクションシーンにスローモーションを多用した斬新な演出や過激な暴力描写などで、映画界に革新をもたらせたペキンパーの59年の生涯を当時の貴重な映像や本人のインタビューフィルム、アーネスト・ボーグナイン、ジェームス・コバーンらペキンパー作品の出演者らによる証言などで紐解いていく。監督はペキンパーの伝記本の著者でもある映画史家で映画製作者のマイク・シーゲル。

2005年製作/120分/ドイツ
原題:Passion & Poetry: The Ballad of Sam Peckinpah
配給:太秦
劇場公開日:2015年9月26日

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(C)2005-2015 El Dorado Productions. All rights reserved.

映画レビュー

3.0貴重な証言とともに紐解くバイオレンスの神様の素顔

2017年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

「最後の西部劇監督」、「バイオレンス映画の巨匠」などと呼ばれたサム・ペキンパーが亡くなって30年以上の月日が経過した。本作はそんな巨匠の生涯と、彼が手がけた珠玉の作品群の裏側を掘り下げていくドキュメンタリー。彼の研究書として「サム・ペキンパー」(ガーナー・シモンズ著)という書籍があるが、ちょうどこれをなぞったかのように広く浅く、その作品群が綴られていく。

とはいえ、書籍とは違い、生の映像や貴重な写真、それに実際の出演者たちの証言などが映し出されるので、撮影現場で何かとトラブル続きだった巨匠の素顔やその真意を紐解く上では有効な一本と言える。

欲を言えば、それ以上の、例えば「スローモーションに見出した美学」だとか「彼がバイオレンスに魅せられた原因は何なのか」といった、ファンの知的好奇心を満たしてくれるようなアクティブな要素があれば、もう少し彼の映画みたく手に汗を握りながら没入できたのだが。

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牛津厚信

3.0彼こそ最後のカウボーイかな!

2021年4月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

サムペキンパー
アクション、スローモーションを真っ先に思い受けべるが、繊細な詩人だ。
ワイルドパンチも、アクションだけでなく
彼の内面も今なら感じる。
こだわりが強く、プロデューサーと揉め、干されるだろうな。酒と薬を飲んで身を滅ぼしてしまうんだな。

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大阪ぶたまん

3.0酒とクスリ

2017年1月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

バイオレンス描写が特徴のサム・ペキンパー監督のフィルモグラフィー。
ハリウッドのスタジオシステムと戦うが、これは今も同じ。
「ワイルド・バンチ」というヒット作を作ってしまったため、大きなプレッシャーがかかり、結局、酒とクスリで寿命を縮めることに。
面白い作品が多い巨匠であることは間違いない。

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いやよセブン

2.0DVD特典映像レベル

2016年8月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

年代順に監督作を並べて周りの証言に当時の映像と何の捻りもなくドキュメントとして驚きや知識を得られる何かが皆無で残念。

映画館で映画として鑑賞するにはお粗末に感じてしまう!?

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万年 東一
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