探検隊の栄光

劇場公開日:

解説

藤原竜也が主演を務め、「ちょんまげぷりん」で知られる荒木源の同名小説を映画化。落ち目の俳優・杉崎は、新境地を開拓するため、「ヤーガ」と呼ばれる未確認生物(UMA)を求めて秘境を探検するテレビ番組で隊長を務めることになる。しかし、番組が面白ければ何でもありというプロデューサーを筆頭に、進行が大ざっぱなディレクター、バラエティ番組をバカにしているAD、適当な現地通訳ら、バラバラなチームワークの番組制作スタッフに振り回され、探検は行き当たりばったり。そんな現場で杉崎には隊長としての自覚が芽生えていき、徐々に番組作りに真剣になっていくが……。探検隊メンバーとなる番組スタッフ役には、ユースケ・サンタマリア、小澤征悦、田中要次、川村陽介、佐野ひなこ、岡安章介と個性的な役者がそろっている。

2015年製作/91分/G/日本
配給:東宝映像事業部
劇場公開日:2015年10月16日

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(C)2015「探検隊の栄光」製作委員会 (C)荒木源/小学館

映画レビュー

3.5虚構を楽しむ余裕

2023年11月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「探検隊の栄光」を観た。某番組を彷彿とさせるタイトルの胡散臭い響き、ジャケットの意図的な昭和感、濃すぎる俳優陣。これは全力で笑わせに来てますよね! Google Mapと衛星写真とドローンで、地球上の全てを網羅できるご時世に、誰がど素人探検隊の成功を期待するのか。 この作品は、疑いようもなくノスタルジック・コメディである。これを手にした段階で、覚悟は決まっていたはずだ。見抜けなかったなんてあり得ない。 予想通り、テキトー全開で行き当たりばったりなロケを敢行し、素材にテキトーなナレーションを当て、限りなくユルく番組を作りつつ、どこか楽しそうなクルーの面々。 この映画の最大のポイントは「楽しそう」というところだ。あまりのテキトーさに不安を滲ませていた杉崎隊長でさえ、ロケが進むにつれだんだんと表情が明るくなっていくのである。 何故か? それはテキトープロデューサー・伊坂も、テキトーディレクター・瀬川も、根っこのところで「こういうの面白れぇと思うんだよね!」と思ってやっているからなのだ。 そして一見下らないことを、時に本当に命懸けでやっているから、観ているこっちもクスクス笑いが止まらないのである。 仕上がった番組映像とロケ中の映像が交互に流れるので、その対比も本当に笑うしかない酷さだ。だが、そこが良い。 演じる俳優陣にとっては、「演じている人」を演じる二重構造になっていて、俳優としての技量が試される訳だが、杉崎を演じた藤原竜也はさすがの役者ぶりだ。 特にワニと闘うシーンがイイね!最高だね! バカなことを本気で楽しんでやっているから、バカなことだとわかっていてもこれを楽しんでくれる人がいると信じているから、多分彼らは常識的な評価なんて、どうでも良いのである。 そのあたりがこの映画の何とも不思議な爽やかさの元だと思う。 エンディングの一幕は、それを雄弁に物語っている。

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つとみ

3.0原作との違い

2023年7月31日
PCから投稿

原作小説を読んだので映画版であるこちらも視聴。 …まず原作小説とこちらは大筋のストーリーは同じなのですが、原作小説の内容を大幅にカットしています。 この映画で面白いなと思った部分は全て原作小説にあり、この映画でつまらないなと思ったり寒いなと思った部分は全て映画オリジナルだったりします。 原作小説では隊員たちの過去を一人一人丁寧に描き、ゲリラ側の過去も丁寧に一人一人描き、それが重なっていき「探検隊」という作品を作る動機になります。 しかし映画版ではそれらをばっさりカットしているため、最後にゲリラ達との別れのシーンも全然感動しません。

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みる

5.0ばかばかしい

Mさん
2022年10月2日
Androidアプリから投稿

と言う人もいるかもしれないが、私はかなり気に入りました! この映画をきっかけに藤原さんが好きになりました。

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M

4.0もはや映画として観てはいけないw

2019年7月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

興奮

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唐揚げ