夫婦の危機
劇場公開日:2015年6月29日
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解説
カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「息子の部屋」(2001)のナンニ・モレッティ監督が、同作以来5年ぶりに手がけた長編監督作。イタリアで総選挙が行われた06年に、当時首相だったシルビオ・ベルルスコーニを題材に撮り上げたコメディドラマ。落ち目の映画プロデューサー、ブルーノのもとに、映画監督を志す新人テレザが脚本を持ちこんでくる。その脚本はイタリア首相のベルルスコーニを批判したものだったが、ブルーノは内容を勘違いしたまま映画の製作を始めてしまう。すると案の定、問題が続出。さらに妻のパオラとの関係も最悪になってしまう。カンヌ映画祭コンペティション部門に出品されたほか、イタリアのアカデミー賞にあたるダビッド・ディ・ドナテッロ賞で作品賞、監督賞ほか6部門を受賞した。日本では「イタリア映画祭2007」で上映され(映画祭上映時タイトル「カイマーノ」)、15年、同映画祭の人気作品を集めた特集上映「Viva!イタリアvol.2」にて劇場公開。
2006年製作/112分/フランス・イタリア合作
原題または英題:Il caimano
配給:パンドラ
劇場公開日:2015年6月29日
スタッフ・キャスト
- 監督
- ナンニ・モレッティ
- 製作
- アンジェロ・バルバガッロ
- ナンニ・モレッティ
- 原案
- ナンニ・モレッティ
- ハイドラン・シュリーフ
- 脚本
- ナンニ・モレッティ
- フランチェスコ・ピッコロ
- フェデリカ・ポントレモーリ
- 撮影
- アルナルド・カティナーリ
- 美術
- ジャンカルロ・バージリ
- 衣装
- リーナ・ネルリ・タビアーニ
- 編集
- エズメラルダ・カラブリア
- 音楽
- フランコ・ピエルサンティ
受賞歴
第59回 カンヌ国際映画祭(2006年)
出品
コンペティション部門 | |
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出品作品 | ナンニ・モレッティ |