スノーデンのレビュー・感想・評価
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深く深く考えされられる。
本当に深く考えさせられた。
この話は日本も例外じゃない。
それにこの話は「真実」の物語。
とても本当の話のように思えなかった。
監督の物差しが良かったのだろう。
キャストの演技もしかり。
ジョセフ・ゴードン=レヴィットの演技も良かった。
良い作品です。
主人公の苦悩
本日観てきた。当初公開に時間が掛かったそうだが、あれから4年後の公開となったわけだ。手段と目的のバランス、また大義名分があっても自身の良心や正義と照らし合わせた時、どう行動するのか、と考えさせられた。
途中、同僚?だかが弱点とする情報を横取り→出世の為に利用するとか、下衆なのか処世術なのか、ちょっと腹立たしかったが。
今後の実在するスノーデン氏に注目ですね。
映画のような実話
実にオリバー・ストーンらしい作品だ。まだ決着を見ていない現実の「ス...
実にオリバー・ストーンらしい作品だ。まだ決着を見ていない現実の「スノーデン事件」がベースになっているので,まるでドキュメンタリー作品を観ているかのような錯覚に陥る。派手な演出も大げさな誇張もなく,ある意味淡々と「スノーデンの日常」を描いており,だからこそリアリティとスリルに満ちていると思う。
スノーデン役のジョセフ・ゴードン=レヴィットが素晴らしい。まず見た目の雰囲気がエドワード・スノーデン本人そのものと言っていいくらい似ている。スノーデンのどこか神経質そうでナイーブな空気感と,その色白で影のある表情の内に秘められた熱く強固な意志を見事に表現していると思う。最後にまさかの展開でスノーデン本人が登場するが,役と本人の落差に驚かされることもなかったし,違和感はまったく感じなかった。
考えた。
彼は、英雄か。犯罪者か。
決まっています、犯罪者です。
「高給と地位を捨ててまで誰があえて告発するのか?」的なセリフを言うが、要は機密性の高い職場の重圧に負けたのでしょう?
一企業の粉飾決済の隠蔽とかのレベルではなく、国家レベル、しかもアメリカの、だ。その成果がテロを未然に防ぐことにつながっている。(とはいえ、アメリカの血も涙もない決断には唖然とはするのだが)
様々なSNSで自分の個人情報をダダ漏れしておきながら、監視されているって怒るのもどうかなと思う。テクノロジーはそこまで進歩している。テクノロジーはさらに進化こそすれ後退はない。いやなら、ネット環境もなく、携帯電話も持たず、外にも出歩かず、世間から閉ざされて生きていくしかないのが現実。
技術的にすでに”国民監視”が可能な現状であるならば、それを公正的確に運用することを模索するのが建設的だと思う。
この事件の弊害が、もしかしたら今回のトンデモ大統領の誕生につながっているとも限らないような気がするのだが。どう見ても叩けばスキャンダルまみれの人間が大統領なんてね。ロシアにキンタマを掴まれているとしか思えない。
世の中、正しいかどうかが判断基準のすべてなのだろうか?
嘘も方便という。要はその嘘に、施政者の誠実さがあるかどうか。僕は彼を英雄視する言論に、同調できない。
あなたの価値判断を問われる、”旬”の映画
いままさに起きていること。たとえ"非公開"設定しようとも、ネットワークにアクセスした時点で、すべてのプライベート情報は覗かれている。この現実を受容しなくて、ネットワーク管理社会の何を語れようか。オリバー・ストーン監督は、この深刻な事件を、"興行作品"として非常にバランスよく仕上げている。意外なほど面白い。
昨年のアカデミー作品賞「スポットライト 世紀のスクープ」(2016)も、国際的スクープ事件を取り上げた映画だった。しかし、本作は"歴史的事件"ではなく、"現在進行形"のものだけに、半端ない緊迫感をまとっている。エドワード・ジョセフ・スノーデン氏は、いまなお逃亡状態でロシアに暮らしているのだ。
すでにローラ・ポイトラスによる「シチズンフォー スノーデンの暴露」(2016)という、スノーデン氏本人出演の作品があり、第87回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞している。よって事件の真相確認をするだけなら、新たな作品を作る意味はない。
そこでオリバー・ストーン監督は、スノーデンの半生を映像化し、彼の素顔や、恋人との関係性など、等身大の人間として悩み苦しむ姿を描くことで、観客自身の倫理観に問いかけをしてくる。
ベトナム戦争経験者として「プラトーン」(1987)や「7月4日に生まれて」(1990)を作り、アメリカ政治を批判しつづける監督が、"サイバー戦争"の危機を描くのは当然の流れであり、戦争は最前線からデスクトップへ場所を変えた。「ドローン・オブ・ウォー」(2015)や、「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」(2016)などで描かれた"ドローン戦争"の現実もさりげなく呈示する。
スノーデンを演じる、ジョセフ・ゴードン=レビットは、幅広いタイプの役柄を演じ分ける実力派という意味では、同い年(35歳)のエディ・レッドメインと共通点を感じる。
恋人のリンゼイ・ミルズ役を、「ダイバージェント」(2014/2015)シリーズのヒロイン、シャイリーン・ウッドリーが務める。また最近、大作の主役がめっきり減ってしまった、ニコラス・ケイジが端役で出演しているのが新鮮だ。
オリバー・ストーン監督は脚本も自身で書いているが、「(アメリカ人は、)自由よりも安全を必要としている」というCIA高官のセリフがある。まるで、トランプ新大統領の言葉とシンクロする。
映画には"旬"がある。名作の普遍性もリスペクトする一方で、”いま”を生きている観客が感じなければいけないテーマを持った作品は、賞味期限内に観ておくべきだ。
(2017/2/1 /TOHOシネマズ日本橋/シネスコ/字幕:中沢志乃)
事実をなぞっただけ?
何か変わった?
真実だけにもっと真剣に考えないと
考えさせられる
スノーデンスノーデン
なかなか…考えさせられた。
大事な何かを守る信念
たくさんの人に観てほしいです
シン・リベラリズム
音響や演技はもう一捻り欲しい所だ。
日夜情報に振り回され、自分なりの考えを持って行動する事が困難な時代に、改めてこの事件を世界へ投げかけた事に意義がある。
しかし滅私で公に務めた彼の生活を通して見ると、どうしても情が湧いてしまう為、彼の行動を是とした表現と言えなくも無い。
これは単一的な見方を誘発し問題とも思えるが、偏っている事は映画として減点されるべきポイントでは無いと考える。
彼は愛国者とあるが、多大な国益を損なった事も事実。
国民に選択を委ねているようだが、国家が神の視点を持つべきなのか否かなど、誰かに決められる事では無い。
つまりスノーデンは英雄でも犯罪者でも無い。
福音を与え、厄災を撒き散らすシン・ゴジラである。
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